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6月 2020

現地スタッフ紹介 Part8【ベトナム事業所:トゥイさん】

メコン5ヵ国にある、EDF*(Education Development Foundation)の各国事業所。
そこで働く私たちの大切な仲間であり、皆様からいただいた支援を、心をこめて子どもたちに届けてくれる現地スタッフを紹介しています。
今回は、ベトナムの事業所に勤務する社会貢献活動が大好きなトゥイ
さんを紹介します︕


私の名前はパム ティ トゥイ (Pham Thi Thuy)です。日焼けで肌が黒いのでニックネームは”ミス・ブラック”です。現在、EDF-Vietnam(ベトナム事業所)で働いております。趣味は料理、害獣の駆除、そして社会貢献活動です。EDFとの出会いを書こうと思えば、一日あっても書ききれませんが、この10年を振りかえってみたいと思います。

2009年にタイビン省でバンさん(現EDFベトナム事業所の責任者)に初めて会いました。彼女はその当時NGO “Mai nha Viet Nam – Vietnam’s roof”を運営し、ベトナムの障害者の方々が作ったハンドメイドのおもちゃを日本で販売するチャリティープロジェクトを行っており、収益の一部は、貧しさのため、中途退学してしまう子どもたちを助ける奨学金となっていました。社会貢献が大好きな私は、自分の故郷でとても意味のあるプロジェクトを見つけることができたことが嬉しく、バンさんにボランティアでいいので活動に加わりたいと願い出ました。驚くことに短い面接の後、 NGO “Mai nha Vietnam”の正職員、コーディネーターとして雇っていただけることになりました。これまで学んできた専門分野(ダラット大学で社会奉仕活動とコミュニティーの発展について学び卒業)が活かせる仕事に就くことができるということで、その時の幸福感は言葉では言い表せないほどでした。

バンさんのNGOのプロジェクトは2012年に終了し、バンさんから今度はEDFのダルニー奨学金のプロジェクトに誘っていただきました。楽しみであると同時にプレッシャーを感じました。なぜならこれまでのバンさん個人のNGOとはまた違い、EDFはよりプロフェッショナルで、その当時から名の知れた国際的なNGOだったからです。つまり、EDFのコーディネーターは、より能力が問われますし、まず現地の協力者との関係を築いていく必要があると感じました。

                 

EDFでの最初の仕事は、国際NGOの知識があり、教育プロジェクトの経験があり、経営マネジメント能力のある協力者をタイビン省で探すことでした。バンさんから最も重要と言われた選考基準は” 公正であること。EDFからの寄付金の用途・管理に透明性があること。”この小さな町でバンさんが求めるような協力者が見つかるかどうか、私は心配しましたが、貧しい故に10代なのに学校を中退し、お金を稼ぐために働かねばならない子どもたちがいることを思うと、”安心してください。私が協力者を見つけます。”と約束していました。

バンさんとの約束を守るため、タイビン省でたくさんの調査と審査を行いました。そしてその中で、タイビン省で唯一バンさんの希望に合い、EDFの支援を最大限に活かせるのは、赤十字社ということが分かりました。2012年の末、赤十字社にEDFの活動のサポートをタイビン省でして欲しいこと、そしてEDFのプロジェクトの協力者となって欲しいことを伝えました。赤十字社は、熱心にEDFのプロジェクトに協力するだけでなく、赤十字社の仕事も私に与え、EDFプロジェクトの担当をしつつ、赤十字社と関連したいくつかの他の国際的なプロジェクトにも参加しました。EDFと私の出会いが赤十字社との関わりをも開き、それによって私の喜びは増し加わりました。両方の組織から安定した収入をいただき、両方とも、私が専攻してきたことが活かされる場所だからです。

EDF-Vietnamでは、私は北部地域のタイビン省を担当しています。EDFと赤十字社を結ぶ役割をしつつ、ダルニー奨学金プロジェクトの対象地域の関係者とEDFを結ぶ働きをしています。タイビン省におけるEDFの年間活動計画を立て、学生の生い立ちなどの情報を調査するプロジェクトも行いつつ、奨学金の支援家庭の審査や、プロジェクトの支援物品が学校でしっかり管理され渡されているかなど透明性の検証、またEDF Japanに奨学生情報の更新や写真の送付をしたり、海外からEDF関係者が来訪することになればタイビン省の政府に提出すべき書類を準備します。

EDFで働く中でたくさんの恵まれない子どもたちと接し、感動を覚える教育の現場を見るとともに、学校や政府からの助けもたくさん受けてきました。また日本からのEDF関係者や支援者の方々を迎えた時も、たくさん素晴らしい思い出があります。しかし、ここで2つ最も印象的だった出会いを紹介します。

1つ目は、 2014年2月EDF‐Thai(タイ事業所)からスタッフがベトナムに来られた寒い冬の日のことでした。農村地域にある生徒の家を訪れることになっていましたが、とても道幅が狭い場所で車が通れなくなり、目的地までたどり着けないという状況になりました。私と赤十字社のボランティアの人たちで、その地域の見ず知らずの人々からバイクを借りることになったのですが、その地域の学校に行けない貧しい子どもたちを支援している団体の人々だと知ると、10台のバイクを喜んで貸してくれました。しかしそれからの道はさらに滑りやすく、大雨の中、EDF‐Thaiのスタッフのプロイさんはバイクから投げ出されてしまいました。少し怪我をし、服も汚れてしまったのですが、彼女は気にする様子もなく、笑顔で明るく振る舞い続けていました。私は熱心に働くということ、そしてポジティブな考え方を彼女の姿勢から学びました。


2つ目の出来事は、2014年11月。私たちは初めてタイビン省にEDFの秋尾理事長を迎えました。そこで驚いたのは、彼の働き方でした。創設者であるのに、威張ったところがなく優しい方でした。75歳で健康で活動的で、いつも想像力に溢れていました。たくさんの質問を私たちに投げかけてくださり、チームワークについても学ばせていただきました。昼食の時間を過ぎてもミーティングが白熱し、とてもお腹が減る思いをしたのですが、記憶に残る会議になりました。なぜ日本は発展するか、それは日本には秋尾理事長のような献身的な国民がいるからだと思わされ学びになりました。

貧しいベトナムの子どもたちを支援してくださった支援者の皆様 と、EDFの皆様に感謝申し上げます。暖かい心のこもったご支援により、子どもたちは学校に行くことができ、ご飯を食べることができ、より良い明日を迎えることができています。私にも、プロとしてスキルアップできるような現場で働く機会を与えてくださったEDFグループに心から感謝しています。

*EDF︓「Education Development Foundation、⺠際センターを含む各国事業所の総称名」

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