遺贈(終活)について

遺言による遺産寄付で、最期の想いを、未来の子どもたちに継承しませんか?

ご自身の財産や大切な方の財産を、地球の未来に

公益財団法人 民際センターでは、遺贈(遺産・相続)による寄付を受け付けています。

皆様のご遺産や相続による財産をお預かりし、未来を担う子どもたちへの教育普及支援事業に活かすためです。

昨今、日本の金融資産の6割を60歳以上が所有していると言われています。
一方、相続する若い人は減少しており、今では、年に40~50兆円規模の資産の大きな世代間移転が行われています。(2017年調査)
その折、相続税制が改正され、2015年1月に相続税の基礎控除が引き下げられ、相続税の納税対象者は、それまでの2倍近くに増加しているそうです。
また、生涯未婚率は、今後も上昇が予想されています。既婚であっても、ご高齢者の場合ですと、子供がおらず配偶者とも死別しているなど、法定相続人がいないケースが急増しており、死後に財産が残る場合、遺言がないと、最終的にはその財産は国庫に入ることになります。財務省の裁判所主管歳入決算明細書によると、その額は年々増加しており、2015年度には、449億円(不動産は含まれない)になっているそうです。
つまり、せっかく一生懸命働いてためたお金が、税金と国庫に収められていることになります。
もちろん、それは、良い事ではありますが、それを、社会貢献に活用する事を考えてみるのは如何でしょうか?

高齢者の多くは社会的問題意識があり、社会に対する恩返しなどで次世代への継承概念の高い方など多数おられるのではないでしょうか。 
遺言を残し、遺贈寄付を公益法人等の市民団体に預託して、社会貢献に役立てたいという方々が顕著になりつつあります。

民際センターにおいても過去30年の中で、遺贈による寄付の経験も多数蓄積されています。遺贈寄付は、亡くなった方々が最後に輝くチャンスを提供すると捉えることができます。

民際センターでは、人生の哲学を後世に残す遺贈をお手伝いさせていただきます。

遺言によるご寄付、相続財産のご相談、信託による寄付など、何なりとお問い合わせ下さい。

民際センターと関りのある専門委員を用意してお待ちしております。

 

民際センターにてお手伝いできること

最近、終活という言葉をよく耳にします。

終活とは、「人生の終わりのための活動」の略で、自らの人生の終わりに向けた活動で、自分が亡くなった際の葬儀、お墓、遺言の準備や、財産相続、身の回りの生前整理などを行うことを指します。
民際センターでは、財産相続を、社会に対する恩返しや、次世代への継承など、社会貢献に役立てたいという方々の、終活のお手伝いを致します。

【遺言による寄付】
財産の全部または一部を社会貢献に寄付することを遺言で残すものです。
遺言の書き方を含めご相談下さい。専門委員の弁護士を交えて対応いたします。

【相続財産の寄付】
故人の遺志により、それを受けた遺族が故人から相続した財産を寄付するものです。遺言による寄付は直接継承されるのに対して、相続財産の寄付は法定相続人を経由して公益法人等の市民団体に寄付が行われます。

【遺言信託を活用した寄付】
遺言信託は、遺言書の作成、保管、執行までをトータルで行うサービスであり、社会貢献を目的とした財産の全部または一部の遺贈にも活用されています。遺言信託を活用した遺贈による寄付をご検討される場合は、提携先の三井住友信託銀行をご紹介いたします。

三井住友信託銀行: ←▼遺言信託のページへのLink先▼ 

【不動産による寄付】
自宅や、不動産をそのまま遺贈したい方のご相談をお受けします。専門委員の不動産相談委員や税理士、弁護士と対応いたします。

【遺贈寄付と相続税について】
遺言書による寄付の場合には相続税は課されません。
相続人による寄付の場合には相続税は課されます。ただし公益性の高い法人の場合には非課税になります。
このような、ご相談を専門委員の税理士や弁護士とともに対応します。

 

メールでのお問い合わせ

こちらの専用フォームよりお問い合わせください。

 

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電話番号: 03-6457-5782

※受付時間は10:00 ~ 18:00(土・日・祝日、年末年始は除く)です。

 

遺贈寄付専門委員のご紹介

遺贈寄付に関して、こちらの3名の方々にお力添えいただいております。

 

弁護士 松葉健 様のご挨拶文

税理士 鈴木英子 様のご挨拶文

不動産相談員 藤倉栄人 様のご挨拶文

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民際センターへの遺贈例

「私の遺産役立てて」遺贈寄付は次世代への愛

遺贈内容が記された公正証書遺言を手にする男性=埼玉県内で、筆者撮影

健康に暮らす百年人生を生きる
「私の遺産役立てて」遺贈寄付は次世代への愛
2019年3月12日  毎日新聞WEB「医療プレミア」掲載
星野哲 / ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員

 一生を懸けて築き上げた財産は、生きた証しの一つだ。自身の死後、大切な財産の一部を家族や親族以外のNPO法人や公益団体などに寄付して社会に生かす遺産の使い方が注目されている。遺言によって寄付先を生前に指示したり、相続人が故人を思って寄付したりする。「遺贈寄付」と呼ばれる、まさに人生最後の社会貢献だ。恩返しや生きた証しなど「思い」のこもったお金が次世代につながることで、「寄付者よし、受け手よし、社会よし」の「三方よし」を生み出している。
次世代の生活を豊かに
 遺産相続は、一般的に法律や遺言に従って家族ら相続人に対して行われ、相続人がいない故人の財産は、最終的には国に納められる。これに対して「遺贈寄付」は遺言や、遺族が故人の遺志に沿い、寄付という形で相続人以外にお金を生かしてもらう。故人の思いを尊重し、次世代の生活を豊かにする社会貢献のあり方として注目されている。
 首都圏に住む会社経営者、日高俊雄さん(70)=仮名=はダイビングや釣りが趣味で、日焼けした肌が印象的だ。日高さんは2018年6月、公正証書遺言を作成した。自分の死後、現金と株をほぼすべて、貧困の子どもたちのために使うように指示する内容だ。具体的には、子どもたちが放課後に集まり、食事もできる施設を建て、そこに自身の名前を冠したプレートをつけるように希望している。
病気になり死を意識
 「自分も建物を直接見られるので、本当なら生きているうちに寄付したい。ですが、まだどのくらい生きるか分からないし、株の配当が生活費なので亡くなってから寄付するという遺言にしました。めどがついたら遺言ではなく生きているうちに寄付するかもしれません」と日高さんは朗らかに話す。


 
 日高さんは関東地方の出身。20代で東京に出て工業製品を扱う専門商社を設立し、業績を伸ばしてきた。「そろそろ仕事からは引退しようか」と考えていた13年、大腸がんが見つかった。幸い手術で腫瘍を取り除いたが、自身の「死」を意識するようになった。
何もしないと国庫に
 若いころに結婚はしたが、子どもはいないまま離婚。手術の際の入院保証人は取引先の友人が引き受けてくれた。1人暮らしだと、死後の墓のことや葬儀のことなど、自分で対応しておかないと周囲に迷惑をかけてしまうと、その時意識した。「迷惑をかけず、きれいに逝きたい」と日高さんは考えた。そうした死後事務を請け負うNPO法人と生前契約を結んで、実務面での心配はなくなった。しかし、残る財産をどうするか――。
 「何もしなければ国庫に納められ、何に使われるか分からない。それなら自分で寄付先を選んで社会貢献したい」。ボランティアや寄付にはあまり縁がなかった。だが、何か社会の役に立ちたいと若いころから漠然と考えていた。次世代に生かせる教育関連で基金を作ろうかとも考えたが、基金が底をついたら終わり。どうしようかと悩んでいたところ、新聞で「日本財団遺贈寄付サポートセンター」のことを知った。遺贈寄付のやり方や寄付先について無料相談を受け付けている。相談するうちに、日本財団に遺贈して施設建設まで実行してもらうことにした。プレートをつけるのは、自分が生きた証しとして名を残したいと思ったからだ。
 「遺言を作成してホッとしました。車の運転もするし、何かあった場合、準備しておかなければ周囲にいろいろと面倒をかけてしまう。その心配がなくなったので」と日高さんは話す。
家族が寄付する形も
 遺贈寄付は、本人が生前に遺書によって寄付先を決める方法だけではない。遺贈寄付の普及推進を目指して弁護士や税理士、NPO法人などが16年に設立した「全国レガシーギフト協会」は、財産を相続した家族らが故人の思いを大切にして、相続財産の一部を寄付する方法も遺贈寄付としている。
 
 タイ国境に近いラオス国内に15年11月、中学校が建設された。それまで集落から10Km以上離れた場所にしか中学がなかった地域で150人ほどが学ぶ。この学校は、埼玉県行田市の社会保険労務士、井上文子さん(66)が、父・田島清作さんからの相続財産1200万円を公益財団法人「民際センター」に遺贈寄付したことで完成した。
 校庭には、田島さんの名前と共に「学びで自分が変わる。地域が変わる。国が変わる。教育の場を」とラオス語で刻まれた木の看板が立つ。田島さんの「思い」を、井上さんが文にした。竣工式に参加したときの写真を見ながら、井上さんは「完成して2年後に訪問したら、看板の下が花壇になっていたんです。なんだかうれしくて、とても誇らしくて。たとえ遠くても、この同じ空の下に父の生きた証しがあり、人の役に立っている。『お父さん、やったね』という気分なんです」と声を弾ませる。


父親の思い出などを語る井上文子さん=埼玉県内で、筆者撮影


父の思いを大事に
 田島さんは1927年、7人きょうだいの次男として生まれた。家は貧しく、高等小学校を出て働いた。戦後魚の行商から始めて財を成し、井上さんら3人の子どもを育てた。田島さんは特に子どもたちの教育に熱心で、「たとえ泥棒でも、学力や勉強したことは盗めない。しっかり勉強しなさい」と繰り返し語っていたという。
 田島さんが06年に亡くなり、きょうだい3人で遺産を相続した。その時、井上さんの夫一博さんから「自分たちで働いて得たお金で暮らすのが本当の自分たちの生活だから、遺産には手をつけたくない」と言われ、遺贈寄付に考えが至ったという。
 
 父の思いを考えれば、寄付するなら教育関係にしたい。井上さんはもともと公益財団法人民際センターを通じて、途上国の子どもたち向け奨学金を寄付していた。信頼できる団体かどうかを確かめようと、民際センターでボランティアをしながら様子をみて、最終的に遺産を託すことを決めたという。
幸せが連鎖する
 「遺贈寄付をしたことで、学校に通えるようになった子どもたちとその家族が幸せになり、私自身もとても幸せな気持ちになった」。井上さんは、自身も遺産の半分程度を寄付したいと、遺言を作成することを考えている。「母親のお金が社会の役に立てば、子どもたちにもきっと幸せが連鎖していくと思うから」と井上さんは語る。
 寄付は、他者のためになる「利他」の行為だと思われがちだ。だが、利他であると同時に、自分にも喜びや満足をもたらす「自利」でもある。


現地での開校式典で井上文子さんが撮影した写真。父の遺影を持参した(井上さん提供)


低くない遺贈への関心
 筆者は遺贈寄付の事例などを取材し、著書にまとめた。(注1)寄付先も寄付額もさまざまだったが、共通して感じるのは、遺贈寄付には「思い」がこもっているということだ。自分が大切にしてきた生き方や考え方をお金に託して次世代につなげたり、お世話になった団体や社会に恩返ししたりする。故人の思いを実現することで、故人を誇りに思い、残された側が悲嘆をやわらげる。同時に寄付を受けた側も、自分たちの活動が評価されたことで喜びを感じていた。特別な「思い」を託されたことで活動にいっそう力が入るといった好循環を生む。さらに、その活動によって社会課題が解決される。まさに「三方よし」のお金の流れが生じているのだ。
 では、実際に日本では、どれくらいの金額の遺贈寄付がなされているのだろうか。実はよく分かっていない。そもそも日本国民の相続資産額がどの程度あるかについても、年37兆~63兆円と、推計によって幅がある。
 遺贈に対する関心は低くない。日本財団が17年3月に実施した「遺贈に関する意識調査」で、60歳以上に「社会貢献のために遺贈したいかどうか」を尋ねたところ、「遺贈するつもり」は2%だった。だが、「遺贈という言葉は知らなかったが、社会貢献のために何らかの寄付はしたいと思っていた」が8.6%。「まだ決めていないが興味関心はある」を加えると22.9%が遺贈寄付を意識していた。
 


 次回は、なぜ遺贈寄付が注目されるのか、実際に寄付しようとした時に、必要な注意点について紹介する。
 

注1)「遺贈寄付 最期のお金の活かし方」(幻冬舎)


 

 

 

星野哲
ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員

ほしの・さとし 1962年生まれ。元朝日新聞記者。30年ほど前、墓や葬儀の変化に関心を持って以降、終活関連全般、特にライフエンディングについて取材、研究を続けている。2016年に独立。立教大学大学院、東京墨田看護専門学校で教えるほか、各地で講演活動も続ける。著書に「遺贈寄付 最期のお金の活かし方」(2018年、幻冬舎)「『定年後』はお寺が居場所」(同、集英社新書)「終活難民-あなたは誰に送ってもらえますか」(2014年、平凡社新書)ほか。

 

「希望奨学金」と命名

突然、医者から余命いくばくもないことを宣告された。だが最後まで現金は不可欠。不動産は処分し社会に役立てたいと思った。ダルニー奨学金を思い出し、人を介して問い合わせた。
民際の提案は、基金を取り崩しながら奨学金を毎年提供、そして奨学生たちは同期会、同窓会を結成する。大人になり余裕ができたら、その基金に寄付し、奨学金を次世代に提供する「輪廻奨学金」の概念だった。ベトナムの学校から、「奇蹟が起こり健康の回復を祈願する」と生徒たちの言葉と千羽鶴が、病院に届きました。私の願いで奨学金名は「希望奨学金」と命名。貧困家庭に生まれた育った子供たちが、人生に希望をもって生きてもらいたい願いを込めて。(S様の遺贈・抜粋)

 

生きた証に、次世代を生きる子どものために

若いと思いつつ、とうとう後期高齢者の仲間入り。だが、未だ「あの世は遠い未来形」と思っている。

一方、大学時代の仲間で生きているのは、数人のみとなった。

よって終活に向けて、整理すべしと心では思うが、これやあれやと忙しく一向に進まず。

歳なのか、「日帰りで、あの世へ旅をしてみたい」という川柳は、心にしみる。

芭蕉の辞世の句に「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」は有名だが、芭蕉のように歴史に名を残す人であれば別である。が、人はいずれば、あの世に旅たつ。

しかし、"この世に生きた証として何か社会に残したい"気持ちのある方も多いと思う。

 

歳を重ねると過去が走馬灯のようにいろいろと思い出す。

全ての人は、百人百様の人生を過ごし、凡人などいない。

みな小説になる程の劇的な人生をすごして歳を重ねたと思う。貴重な人生である。

その足跡を何かの形で残したい。

芭蕉のように辞世の句は残せないが、黄泉の世まで持っていけない財産を、生きた証として、奨学金基金を創設し、未来永劫に残すのも悪くない。

 

そんな思いから、遺贈の相談窓口を設けました。

民際センターとかかわりのある、弁護士先生など、専門委員の方々と協力してサポートさせていただきます。

 

理事長の挨拶

公益財団法人 民際センター

理事長 秋尾晃正