カンボジア トイレ建設

            

                                                                BEFORE                                                                                                          AFTER

カンボジアの地方の学校が抱えている、トイレの問題をご存じですか?

カンボジアの地方の学校では、清潔なトイレが設置されている学校はほとんどありません。また、設置されてはいても、水が流れない、不衛生であるなどの問題があり、生徒や先生が、下痢や細菌性呼吸器疾患を患うケースが多くあり、国もこのトイレの深刻な問題を栄養失調と同じように解決すべき重大課題としてとらえ取り組み始めています。生徒たちが安心して学校で過ごし勉強するためには、清潔なトイレの設置が必要不可欠です。これを受けて、民際センターでは、生徒たちのために清潔なトイレを設置し、安心して教育を受けられるように、カンボジアの学校にトイレを建設するプロジェクトを開始しました。

カンボジアの学校の驚くべきトイレ事情

カンボジアでは、ポル・ポト政権が崩壊した1979年に教育環境の復旧が始まりました。1993年頃から、国際機関や⺠間団体からの⽀援を受けて多くの学校の校舎が再建され、学校で使う教材なども整ってきました。しかし、学校のトイレや上下水道施設は不足したままで、衛生的とは言えない環境の中で学ぶ生徒たちは健康を害しやすく、特に不衛生なトイレを使いたがらない女子生徒に関しては清潔なトイレの不足が低い就学率の原因の一つとなっています。

教育青少年スポーツ省が作成した「学校における水道・トイレ・衛生に関するガイドライン」に沿って、公立の学校では、生徒の数に対して適正なトイレの数が決まっており、設置されてきています(小学校には5~10、中学校は10~15)。しかし、トイレが流れない、手洗い場や洗浄設備が十分ではない等の問題を抱えているのが現実です。

また、そもそも下記の
2018年度の教育統計から、水道施設やトイレがない学校の割合は、驚くほど多く、このことがいかに深刻な問題かが浮き彫りになっています。

 

SDGs No.6:安全な水とトイレを世界中に を掲げて

水とトイレに対する国際社会の取り組みは、ミレニアム開発目標 (Millennium Development Goals : MDGs)で安全な飲料水と基本的な衛生施設に持続的にアクセスできない人の割合を1990年から2015年までに半減させるという目標が定められていました。MDGsを継承した持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals : SDGs)では、2030年までに、誰もがトイレを利用でき、屋外で用を足す人がいなくなるように、特に女子や弱い立場にある人がどんなことを必要としているのかについても検討され、その目標は17の目標の6番目「安全な水とトイレを世界中に」となっています。発展途上国の特に地方の学校にはトイレが設置されていないことも多く、この目標は、そこで勉強する生徒や先生方の健康にも目を向けています。

 

【トイレ建設プロジェクト概要】

目的 :衛生環境に配慮したトイレ建設(手洗い場を含む)によって学校の衛生環境を改善する

短期的な目標

・生徒や先生の感染病や腎臓や膀胱の疾患リスクを下げ、健康状態を改善する
・昼休みに一度トイレのために家に帰らなくてもよくなり、遅刻や欠席が減り授業を時間通り受けることができるようにする

・不衛生なトイレを使いたがらない女子生徒も学校に来やすくなる
・学校内における衛生環境を改善する(手洗い場も設置され、使い方の指導もあるため)

長期的な目標

・生徒や先生の健康維持
・学校でのトイレ利用を習慣化し、安心して通学できるようにする➡
欠席・退学が減る
・女子生徒の就学率の上昇(放課後までトイレを我慢して、膀胱炎にかかりやすかった)
・生徒や先生のみならず家族や地域の人にも公衆衛生について考え学ぶ機会の提供
・他の学校、地域のロールモデルとなり、トイレを完備する学校数の増加につなげる

トイレが建設されるまでの流れ

1.お問い合わせ
2.⺠際センターカンボジア事業所にて、その時点で⼀番トイレを必要としている学校を調査・選定(1〜2か⽉程度)
3.見積書と提案書の送付
4.お申し込み確定
5.建設開始(3〜4か⽉程度:天候による)
6.
完成
7.支援者様へ報告書の送付
8.竣工式(ご希望者は竣工式にお越しいただけます。(諸費用はご支援者様負担))

*現地での調査もしっかり行い、カンボジアの国のガイドラインに沿ったかたちで実施しています。

ご寄付額

 フルパッケージ:2,000,000円
  仕様:女子用トイレ3つ、男子用トイレ2つ、タワー型大型浄水槽完備

 ライトパッケージ:1,400,000円
  仕様:女子用トイレ2つ、男子用トイレ2つ、普通サイズ浄水槽完備

*建設する地域や仕入れによって値段が多少変更になる場合があります。

      

・建設資材:コンクリート(全体)、クレイブロック(壁)、タイル(床)、亜鉛(屋根)
・装備品:井戸、ポンプ、タンクタワー、水槽、浄化槽

問い合わせボタン

 

全額ではなく部分的な寄付、クラウドファンディングも受け付け開始しました!

クラウドファンディングクラウドファンディング

是非、皆様のご支援をお願い致します

【カンボジアの水道整備、トイレ、衛生に関する政策】

2025年までにカンボジアの地方に暮らす人々が安心して使うことができる水の供給、トイレ等の衛生環境を整備するために、カンボジア政府は、2003年に地方における水道整備、トイレ、衛生に関する政策を立案しました。また、カンボジアの教育青少年スポーツ省は、生徒や教師たちが水道とトイレ等が整っている環境の下で学校生活が送れるように「学校における水道・トイレ・衛生に関するガイドライン」を作成しました。このガイドラインの目的は、学校における水道・トイレ・衛生環境を強化することで下記のカテゴリーに分かれて推進できるようになっています。

1. 飲料水
2. トイレ(女子用と男子用)
3. 手洗い場
4. 環境と安全

また、星の数で環境の改善度を評価し、一つ星、二つ星、三つ星と条件を設定し、プログラムを実施しています。

★の学校・・・基本的なトイレ施設、少なくとも1つの女子用と男子用トイレがあり、教室には飲み水用の瓶がある。
★★の学校・・・★の学校の条件に加えて、飲み水が完備され、★の学校より多くのトイレがあり生徒たちが使える洗面器が用意されている。
★★★の学校・・・25人の生徒に対して1つのトイレが設置されていて、★★の学校より多くの洗面器やごみの分別システムが設置されている。


学校による就学生徒数の違い

 

【トイレを必要としている学校の現状】

カンボジアのカンポンチュナン県の中心地からさらに20kmを隔てたカンポントララーチ郡にあるチェ シム カンポン トララーチ中・高等学校学校の状況を紹介します。2019年度、全校生徒は1,405人のうち女子生徒は763人、中学部は682人、高等部は723人が在籍しています。

         
                      学校の生徒たち                  デア ロスピセイ副校長

中学部と高等部を兼務するデア ロスピセイ副校長から学校のトイレの状況を伺いました。

「現在、本校は全校生徒数1,405人に対し、6つのトイレしかなく、そのほとんどの状態が悪く、時には水が流れない時もあります。手洗い場や浄化槽もありません。生徒たちは、トイレの順番を長く待たなければなりませんので、何人かは我慢できずに家に帰って用をたします。そして、授業に遅れて勉強について行けなくなり、中には学校を欠席しがちになる生徒もいます。

特に女子生徒や女性の先生方は、学校にいる間はトイレを我慢する者も多く、トイレに行かないでいいように水分の摂取を控えることによる健康被害は大きく、腎臓や膀胱の疾患につながりかねません。生徒や先生たちの健康を守るため、チェ シム カンポン トララーチ中・高等学校を始めとするカンボジアの学校へのトイレ建設の支援をお願いします。

【これまでにトイレ建設が実施された学校】

チェシムカンポン トララーチ中・高等学校
カンポンチュナン県カンポントララーチ郡(①)
2021年1月

アングスレイ中学校
カンポンチュナン県カンポントララーチ郡(①)
2021年2月

フンセントラセコン高校
タケオ県サムラオン郡(③)
2021年5月

【トイレのご寄付を受けた学校からお礼のメッセージ】

 

全額ではなく部分的な寄付、クラウドファンディングも受け付け開始しました!

クラウドファンディングクラウドファンディング

是非、皆様のご支援をお願い致します