ベトナムの希望奨学金（澁谷様からの遺贈寄付）への感謝のメッセージ
参加者の皆様からご感想をお寄せいただき、今後とも定期的な開催をして欲しいなどのご要望もいただきました。今回ご参加の難しかった皆様にも、ぜひ日をあらためて観ていただければと思い、アーカイブでもご覧いただけるように現在準備中です。お楽しみに。
セミナー冒頭では、澁谷様という支援者様からの寄付の事例をビデオで紹介させていただきました。
澁谷様は、約5年前、医師から余命宣告を受け、自身の生きた証として、東南アジアの貧しい子どもたちの教育ために、財産を信頼できるNGOに託したいとのお考えで、かつて12年ほど支援していた民際センターを思い出してご連絡くださった方。その後「希望奨学金」として寄付金を取り崩しながらベトナムの中学生にダルニー奨学金を8年にわたって提供することを決められ、亡くなられた現在も560名へ奨学金を提供しておられます。
この度、「希望奨学金」への御礼のメッセージが、ベトナム赤十字社タイビン市支部・支部長 ブ ドゥック ディエン 氏から届きましたので、ご紹介いたします。
＊ベトナム赤十字社は、ベトナムのタイビン省においてダルニー奨学金事業を実施する上での協力団体。
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＜今は亡き澁谷様への感謝のメッセージ＞
澁谷様からの「希望奨学金」は、民際センターとベトナム事業所を通して、多くの経済的に恵まれない生徒たちに提供され、彼らはその奨学金によって学校に通うことができています。この支援は、彼らが直面している困難を乗り越えるための勇気を与える素晴らしい贈り物であり、勉強に一生懸命取り組むきっかけとなっています。さらに、奨学金を受けた生徒たちの多くが良い成績を修め続け、高校へ進学し、大学にまで進学する姿を多く見ています。
タイビン省の全ての恵まれない子どもたちを代表して、私たちは支援者様、特に澁谷様の心優しいご支援に心から感謝を申し上げます。彼女が残してくださった尊い遺産は、タイビン省の恵まれない生徒たちに新しい世界への扉を開けるチャンスを与え続けています。
澁谷様の希望奨学金のご意志が引き継がれ、より多くの貧困層の生徒に奨学金が提供され続けることを願っています。奨学金は生徒たちに勉強する動機を与え、その人生に自信を与えるものとなります。さらに、奨学金を受けた生徒が、その国の発展に貢献する優しさと才能のある人となり、特に日本とベトナムの友好関係をより良いものにする人として成長することを期待しています。心よりご支援を感謝いたします。
ベトナム赤十字社タイビン市支部・支部長 ブ ドゥック ディエン
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「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。
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