現地スタッフ紹介 Part17【ベトナム事業所所長:バン】

メコン5ヵ国にある、EDF*(Education Development Foundation)の各国事業所。そこで働く私たちの⼤切な仲間であり、皆様からいただいたご⽀援を、⼼をこめて⼦どもたちに届けてくれる現地のスタッフを紹介しています。
今回は、社会貢献活動に心から喜びを感じる、EDF-Vietnam(ベトナム事業所)のマネージングディレクター、バンを紹介します。

私がまだ幼いころ、祖⽗はよく私に「お前は前世でたくさん周りの⼈を助けて徳を積んだから可愛い⼦になったんだよ。だから普段からみんなに優しくすれば、きっと次の⼈⽣も可愛い⼦になる。」と話していました。 私は祖⽗の⾔葉を信じて、来世も素晴らしい⼈⽣が送れるように、周囲に優しくあろうと努⼒し、慈善活動にもたくさん参加してきました。

中学⽣の時、学校の先⽣やクラスメイトと⼭間部の地域へ井⼾掘りの慈善活動に参加した時、先⽣はメディアからインタビューを受け「ここはあなたの故郷だからこのボランティアに参加したのですか︖」と聞かれていました。「もし、⾃⼰啓発や⾃分の望みのためにやっているのであれば、それはもはやボランティアとも慈善活動とも⾔えません」。それが先⽣の答えでした。さらに彼⼥は「特に、それが地域にとって⻑期的に意義があると思えるならば、⾃分がすべきだと思ったことをするべきなのです」と続けました。先⽣のこの回答に、私は⼤きなショックを受けました。もちろん、祖⽗の⾔ったことが間違っているとは思いません。なぜなら当時5歳の⼦どもであった私は、その⾔葉があったから優しくありたいと願うようになったのです。ですが14歳になり、先⽣の⾔葉で私は気持ちを⼀新し、慈善活動から何かを得たいと考えるのではなく、⼀⼈の⼈間として、社会のために貢献したいと思うようになりました。

同時に、「⻑期的な地域発展への意義」という⾔葉がその後私の活動の指針となりました。 ただ何かを与える⽀援ではなく、何かを得るための⽅法を教える⽀援をした⽅がよいと気づいたのです。 この2つの経験から、私は教育⽀援のボランティアに没頭しました。そして私の理念に⼀致した、EDF-Vietnamで働くことになったのです。EDFグループで働けることに、本当に感謝しています。


また、⽀援者の皆様へ多⼤なる感謝を申し上げます。皆様の⽀援は、私にとって誇りと名誉です。

以前、私は⽇本に住み⻑野で⽇本⼈の友⼈とベトナムの伝統⼯芸品を販売するNGOを⽴ち上げていました。⼀番売れ筋の商品は⽵細⼯のトンボで、障がい者が⼀から作ったものでした。これは、竹細工の製作で収入を得て、生活の糧のみならず、車椅子を購入したり、トイレを障がい者用にしたりする 自立支援の事業でした。べトナム戦争中の枯葉剤の影響で、5歳以上の障がい者は670万人、人口の7.8%で、世代を超えて、その影響は未だに続いています。

今では、私はEDF-Vietnamの⼀員としてベトナムの⼦どもたちを⽀える⽀援を続けています。皆様からのご支援を通して、私は「⽀援」という⾔葉は、ときには経済的に恵まれないベトナムの⼦どもだけではなく、⽀援者にとっても幸せを意味する⾔葉なのだと学びました。そしてその両者から、私やEDF-Vietnamも幸せをもらっています。

数えきれない⽀援に、⼼より感謝申し上げます。

ニエン・カム・バン


*EDF︓「Education Development Foundation、⺠際センターを含む各国事業所の総称名」

 

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