学校に通うことができて幸せです タイの奨学生

ドアのない家の前で ファイさん(右)とお母さん

コーンケン県バーンドゥーヤイ中学2年生のファイさんは、現在14歳、ダルニー奨学金を受けて勉強を続けています。お母さんと小学生の弟2人の4人暮らし、近所には、母方の祖父母もいます。お父さんは、随分前にお母さんと離婚して以来、連絡がありません。そのためお母さんは、1人で3人の子どもたちを養育しなければなりません。現在、お母さんは、ファイさんが通う中学校の給食調理員として働きながら、「マットミー」と呼ばれるタイ東北地方の伝統絣(かすり)手織物の職人としても働いています。お母さんは、糸をくくる工程を担当しています。そのくくった糸を染色して織ると独特の織柄が表れ、美しい織物が完成するのです。

タイの伝統織物「マットミー」の最初の工程、糸をくくるところを見せてくれたお母さん

 タイ事業所のスタッフが訪ねたとき、ファイさんとお母さんは笑顔で歓迎してくれ、家を見せてくれました。家は古いトタンと木で作られており玄関にはドアもない粗末なものです。そこには、マットミーの作業場もあります。お母さんが行う紐で糸や絹糸をくくる作業は、根気が必要で、時間もかかります。朝8時から夕方5時まで紐をくくり続けて反物一枚分の糸が仕上がります。その収入は一日150バーツ(日本円で約500円)。ファイさんも学校が休みの日にはこの作業を手伝い、それが終わると祖父母の家に様子を見にいきます。

近くにある母の祖父母の家

 ファイさんは、「奨学金をいただくことができて本当にうれしいです。お金の心配をせずに学校に通うことができ、家族もとても喜んでいます。私は、この支援がなければ学校に通うことができません。今は奨学金で制服や学用品を買って学校に通うことができています。支援者の方には本当に感謝しています。どうもありがとうございます。」と言います。

 

授業中のファイさん

 そして「小学生の頃は、将来、農業をしたいと思っていました。でも、農業をするには土地が必要で、それを買うためには仕事に就いてお金を稼がなくてはなりせん。今は、まず中学を卒業してそのあとは、あまり費用がかからない家の近くの職業訓練学校へ進学したいと思っています。そして将来は、先生になりたいです。先生は公務員ですから、収入も安定して家族の面倒をみることもでき、良い人生を歩むことができると思うのです。」と自らの夢を語ってくれました。

「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。

タイの締切3月20日です。

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