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6月 2021

(特集) ラオスからの手紙ー2

あなたへの支援は、私が生きていることの証です

前回お届けした「ラオスの奨学生からの手紙1」に続き、今回は2回目。奨学生ヌゴールが支援者(高瀬 稔彦様)にお手紙を書き、高瀬様は、昔お世話になったラオスの人々にお心を寄せ、ご自身の人生と重ねながら、ヌゴールを励ますご返事を出しました。2人の心温まる心の交流をご紹介します。

ヌゴールは、17歳、ラオス南部サラワン県ナポカング中学校1年生で両親と6人兄弟と一緒に暮らしています。家が貧しく、小学校に通うことができない期間があったため17歳になってしまいました。両足が生まれつき不自由ですが、トイレやシャワーは自分ででき、他の兄弟と同じように、家の掃除や飼っているアヒルや鶏の餌やりなどを手伝います。両親は農民で、その収入だけでは、家族が生活することがやっとで、彼を中学校に通わせることができませんでした。しかし、ダルニー奨学金の支援をもらい、今は安心して中学校で勉強を続けることができています。毎朝、友だちが自転車で家まで迎えに来て、彼を後ろに乗せて一緒に通学しています。学校での成績は優秀でクラスでは皆をまとめるリーダー的な存在のヌゴール。支援者 高瀬 稔彦様にお手紙を書き、ご返事をいただきました。

家族と

支援された教材を受け取る

 

高瀬 稔彦様 へ

私を支援してくださっている、高瀬 稔彦様、お元気でお過ごしでしょうか。私はご支援いただいたダルニー奨学金のおかげで学校へ通い、教育を受け知識を身に付けることができています。勉強を続けることによって、より良い人生を歩むことができ、未来に希望を持てています。家族は貧しいのですが、私の学費のことは心配しなくても良くなりました。私にこのようなチャンスを与えてくださり、本当にありがとうございます。私の夢は、学校でしっかり学び、将来、安定した仕事に就いて家族を支えていくことです。

ヌゴール ソネサヴァン より

 

ヌゴール ソネサヴァン さんへ

私は25年前にラオスを旅行中に九死に一生を得る事故に遭いました。帰国の際、お世話になった日本大使館の職員さんが「なぜ私が生き還ったのかよく考えて、人生を大切に過ごしてください」とおっしゃいました。事故の時に特にお世話になったラオス人男性が2人いました。3年後に御礼を伝えたくて再訪するとお2人とも病気で亡くなっていました。私はその後結婚し、2人の娘に恵まれました。あの時死んでいたら、なかった人生です。
ヌゴール ソネサヴァンさんから感謝のお手紙をいただいて、とても嬉しいです。あなたの手紙から、あなたが、どんなに一生懸命頑張っているか、家族や友人に恵まれて、みんなから愛されていることが伝わってきます。民際センターを通じて、あなたにめぐり逢い、応援できることを誇りに思います。あなたのチャンスは、わたしが生きた証です。あなたが夢にむかってがんばる姿が、きっとみんなを幸せにすることでしょう。これからも応援しています。お手紙、本当にありがとう!

高瀬 稔彦 より

 

「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。

ラオスの締切7月20日です。

ダルニー奨学金について詳しくはこちらボタン

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