貧困と教育(カンボジアの奨学生 ボ・ソナト)

貧困は、子どもたちが当然受けるべき教育の妨げとなり、教育を受けられない子どもたちが暮らす社会は、経済的にも発展することができません。社会は、人財によって形作られているからです。

カンボジアは、近年広く貧困を減らすべく努力をしてきました。しかし、貧困率はなかなか下がりません。何百万人もの人が貧困ライン(一日の収入が1.9ドル以下)で暮らしています。貧困ラインは超えているのですが一日の収入が2.9ドル以下(貧困と言われる人たちよりも約1ドル多い収入)で暮らしている人も多く、その人たちも、不況や災害などの外的要因が発生した際は真っ先に影響を受け、さらに親族の不幸や病気があった場合には、生活に大きな支障をきたします。その割合は、2011年時点で全人口の41%が1日2$以下で暮らし、72%が3$以下で暮らしていると言われています。

貧困は、子どもたちの教育に大きな影を宿します。カンボジア教育省の報告によると、カンボジアにおける中学校の就学率は56.5%、高等学校は28.1%です。そして、中学校の中退率は15.8%、高等学校は16.9%です。

ボ・ソナトは13歳でカンボジアの地方、サングクムツメイ中学校の1年生です。7人兄弟の末っ子で、父は字が読めず、母も貧しい家庭で育ち小学校4年生までしか学校に通っていません。ソナトの父と母の収入は不安定ですが、子どもたちにはなんとか、教育を受けさせたいと思っています。

 

家の前で

ソナトには姉が2人いて、1人は高校3年生、もう1人は教師養成大学の入学試験に受かりましたが、両親が学費を払うことができずその大学に通うことはできませんでした。

ソナトは勉強熱心で、成績は35人のクラスの中で常に上位5位までに入っています。特に数学が好きで将来は看護師になりたいと考えています。両親は、彼に勉強を教えることはできないので、ソナトは毎晩近くのお寺に行ってお坊さんに勉強を教わります。

                   沼で魚を捕まえるソナト

ソナトは、他の経済的に恵まれない地方の子どもたちと同じように放課後や休みの日は池で魚、カエルを取り、畑仕事をして両親を手伝い、家計を助けます。

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