【ラオス】ダルニー奨学生 病を抱えながらも、母を手伝うカティックさん
7月20日に奨学金の申込締切を迎えるラオス・カンボジア・ベトナムから、支援を待ち望む生徒たちのメッセージや情報が続々と届いています。今回はラオスの中学1年生、カティックさんの近況をご紹介します。
5人家族の厳しい生活
12歳のカティック・チンダさんは、3人姉妹の長女で、両親と5人で暮らしています。下の妹は生後1か月の赤ちゃんです。父親は勤勉な働き者で、小さな土地を借りてキャッサバを栽培しています。しかし、昨年の記録的な猛暑により作物が全滅し、収穫で期待していた収入をすべて失ってしまいました。母親は以前、地元の精米所で日雇いの仕事をしていましたが、生まれたばかりの赤ちゃんの世話をするため、仕事を辞めざるを得ませんでした。
安定した収入がない中でも、家族は生き延びるために精一杯の努力を続けています。親戚から譲ってもらうお米や、裏庭で採れた野菜、そして父親が長い一日の仕事を終えた後に捕まえてくる魚やカエルなどを頼りに暮らしています。十分な食べ物が手に入った日や、臨時の仕事で収入が得られた日には、家族そろって普段とは違う食事を囲み、そのひとときを喜び合っています。
病を乗り越え学び続ける
カティックさん自身も困難を抱えています。彼女は貧血を患っており、体が弱く、疲れやすい体質です。そのため重い肉体労働はできず、家では料理や掃除をしたり、生まれたばかりの赤ちゃんを含めた妹たちの世話をしたりして、母親を手伝っています。
こうした厳しい状況の中、ダルニー奨学金の受給が決まったことは、家族にとって大きな喜びの瞬間でした。郡教育局のコーディネーターが学用品と奨学金の知らせを持って自宅を訪れた日、母親は喜びと安堵のあまり涙を流しました。
カティックさんは内気で物静かな女の子ですが、支援への感謝の気持ちはとても大きなものです。温かい支援者の皆さまのおかげで、両親の経済的な負担は軽くなりました。カティックさんは今、自身の健康の回復に努めながら、毎日学校へ通えることを楽しみにしています。
カティックさんのような子どもたちが教育を受けられるよう、ご支援くださっているすべての支援者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

カティックさん(左)、生後1か月の赤ちゃんを抱える母親と
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際教育里親制度です。皆様からのご支援、お待ちしております。
ラオス・カンボジア・ベトナムの奨学金締切は7月20日です





