08
2月 2022

【終了しました】2022 タイ緊急支援のお願い あと1年の学校に通えない子どもたちのために

御礼

皆様からの暖かいご支援により、Save the Dropout Students (中途退学阻止)キャンペーンに対して、合計121口のご支援を頂きました。生徒たち、その家族、ダルニー奨学金担当教師に成り代わり、また職員一同心より御礼申し上げます。下記の120名の生徒に加え、1名の同じ境遇の生徒たちに対しても、中学校退学阻止キャンペーンとして、奨学金の手続きを実施し、総勢121名が進級できるように手続きを開始いたします。皆様から、このような暖かいご支援を頂き本当にありがとうございました。コロナがなかなか収束せず忍耐が許される日々ですが、皆様どうぞご自愛ください。皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。


 

 

中退した学生を保存する

【卒業まであと1年。中途退学が目前に迫った120人の中学生を助けて下さい!】

安定した経済発展のイメージが強いタイですが、その陰には発展から取り残されている地域があり、特に民際センターの活動地域であるタイ東北部では、中学校へ進学できたとしても、その後経済的な理由・家庭の事情などから、中途退学を迫られる生徒たちが毎年後を絶ちません。

さらに、世界中で約2年間続いてきた新型コロナウイルス感染拡大の波は、タイにもたびたび押し寄せ、失業や働き口の減少による貧困化が悪化の一途をたどっています。それに伴い、経済的な助けを必要とする生徒の数がますます増えているという厳しい現実があります。

こうした家庭環境の変化などに直面した120人の生徒たちが、今まさに進学の道を絶たれようとしています。最終学年の三年生への進級を目前に、親の仕送りが止まったり、両親の離婚により収入が半減したりするなどの様々な理由から、中学卒業が極めて難しい状況に陥っています。この生徒たちがもし、民際センターを通じて奨学金を受け取ることができれば、中学校最後の1年間を継続して学ぶこと、そして卒業を迎えることが可能になります。日本という国で、奨学金を通して支えてくれる人の存在は、学ぶ意欲と、将来を諦めないための大きな原動力となるでしょう。

格差社会のタイでは、中学校を卒業できているかどうかが、その後の人生に大きな差を生むことになります。この120人の生徒たちが中途退学を免れ、残り1年間をなんとか学びきることができれば、将来の就職の幅と、人生の可能性を大きく広げることができるのです。教育こそが、根深く残る貧困の連鎖を断ち切り、次の世代の子どもたちが貧しさから抜け出すことへつながる最善の策であると私たちは考えます。そして、この生徒たちが無事に卒業できることを切に望んでいます。

ぜひ、この120人生徒たちの卒業までのご支援をご検討くだされば幸いです

 


今回はそのうちの3名のお手紙を紹介させていただきます。

 

ジャックリットくん(マハーサーラカーム県)

【手紙の要約】 こんにちは。僕の名前はジャックリット。13歳です。小さい頃に両親が離婚しました。家族は、父方の祖父母と年下のきょうだいが1人、いとこ2人と僕の、計6人です。

 両親が離婚してからはずっと祖父母と暮らしてきました。祖父の収入と年金で生活していますが、仕事がない日は魚を獲って売ります。魚は売れたり売れなかったりで、日々の収入は多くはありません。家族のために日々の米や食料を購入するのが精いっぱいで、生活は苦しいです。祖父母の負担を減らすために、僕は家事や小さい子の子守を引き受けて、いつもできる限り家の手伝いをしています。

 夢は警察官になることです。警察官になれたら、祖父母やほかの家族の面倒を見ることができるし、祖父母にこれ以上大変な思いをさせなくて済むからです。夢を叶えるために、学校では一生懸命勉強して、先生の言うことをよく聞いています。もし奨学金をいただくことができたら、学用品のために最大限に活用したいと思います。

 

アーリーヤーさん(マハーサーラカーム県)

【手紙の要約】 私はアーリーヤー。13歳です。両親は、わが家にあまりお金がないにもかかわらず、小さい頃から私の面倒を見てくれて、今も一緒に暮らしています。両親は年に一度の稲作以外には日雇いの仕事しかなく、収入はいくらもありません。朝ごはんが食べられない日もあります。その日暮らしで、両親はまだ夜が明けないうちから仕事に出て、帰ってくる頃にはもう真っ暗です。父はいま具合が悪いのですが、働かなければならないため、夕方は私が両親にご飯を作ってあげています。

 いくら頑張っても収入は少ししかありませんが、光熱費や食事代などの生活費のほか、私の学費も必要です。もし奨学金をいただけたなら、両親の負担を減らすことができますし、私自身のことに役立てたいと思っています。どうか、ご支援をよろしくお願いします。

 

ウィパーワンさん(ウボンラーチャターニ県)

【手紙の要約】 私の家族は、父、母、弟と私の4人です。新型コロナの影響を受けて、家計をまかなう十分なお金がない状況です。近頃は物価が高く、生活費を切り詰めなければなりません。
私は勉強ができるほうではありませんが、将来のために一生懸命勉強するつもりです。宿題はいつも締切日までに提出し、試験の前には一生懸命勉強しています。外国語にとても興味があり、特に英語を勉強したいと思っています。将来コミュニケーションを取ったり、いろんなことを伝えたりするのに必要だと思っているからです。もし奨学金をいただくことができたら、私を救ってくださった方にお礼をお伝えしたいです。一生懸命先生の言うことを聞いて勉強し、社会に役立つ人になることを約束します。いつか落ち込んだりくじけたりすることがあるかもしれませんが、すぐに諦めたりはしません。少なくとも両親に面倒を見てもらっているうちは、目標を達成するまでは何度でも挑戦するつもりです。大きくなったら、両親を敬い、今度は私たちが両親の面倒をみようと思っています。だから、周りの人を失望させないよう、すべてのことに精一杯、ベストを尽くします。

 

さらに残りの117名全員の写真と名前をこちらからご覧いただけます。

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