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8月 2019

お盆に思う-ある支援者様の紹介-

民際センターの活動は、全国津々浦々にいらっしゃる支援者の方々に支えられています。
今回は、弊団体理事長の秋尾が、支援者のお一人を紹介します。

 

今年91歳の渡邊さんの生き甲斐 

1990年、上司と喧嘩して退職したのが、人生の節目だった。年金として手元に入った一万円をどのように有効利用しようかと考えていた時、ダルニー奨学金の新聞記事が目に入り、支援が始まりました。初めての海外が民際センターの研修旅行。幼き頃の生まれ育った東北の農村を彷彿とさせる現状を見て、ダルニー奨学金の必要性を実感し、メコン河の畔でビールを飲み交わしながら、皆と肝胆相照らし、生涯支援したいと宣言した。

研修旅行に参加し、バーシーの儀式に参加する渡邊さん(1996年5月)


米寿の年、突然、惜別の挨拶お電話を頂く。耳も遠くなり、妻の介護の日々、体力も衰え、支援してきた生徒が卒業し、一段落したので、これで終わりにしたいという事でした。以来、音沙汰がなくなりました。
今年、「まだ生きている」という電話が本人から突然あったのです。再びダルニー奨学金を開始したと明るい声で語られました。支援する生徒が卒業する4年後は95歳になる。「4年間は生きる」からと断言されました。毎日、欠かさず大声で般若心境を唱え、体操をするとのこと。今年から再度1名の生徒を2022年まで支援する。娘さんのメールアドレスを民際に登録した。これから頻繁にメールマガジンなどで民際の情報が入手可能になった。

現在の渡邊様

寄り添って生きる喜び、それが寄付の漢字の由来だという人もいる。人生100歳時代。生きる目標は、介護されずに、与える事に喜びを見出だしたい。自助である。何と素晴らしい渡邊さんの生き甲斐か!こんな方がいる日本は捨てたものでない。果たして90歳過ぎた渡邊さんのような方が世界に何人いるだろうかと考えました。
後期高齢者の仲間入りした方々、免許証の更新に認知機能検査を受ける方々、あと少なからず四半世紀の人生がある。生き甲斐として、自分名義の奨学金を創設して、アジアの次世代の教育支援をする。その子供の成長ぶりを見て、冥途の旅に行くのも一つの人生。

 

「ダルニー奨学金」制度は、経済的貧困で中学教育を受けられない子どもたちを支援する国際教育里親システムです。ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える”1対1の顔の見える教育支援”です。14,400円で1人の子どもが1年間中学校に通うことができます。 

ダルニー奨学金について詳しくはこちらボタン

寄付ボタン

 

 

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