タイ職業訓練高校支援のお礼

ご支援のお礼

8名の生徒に対するご支援をお願いしたところ、16名分の支援をいただくことができました。厚く御礼申し上げます。

今回職業訓練高校への進学を希望する8名を紹介させていただきましたが、タイ事務所(EDF)より他にも希望する生徒がいるとの報告を受けております。今回ご支援いただいた16名分の支援については、紹介させていただいた8名を含め支援を必要な子どもに届けさせていただきます。

また、今回多くの方々からご支援のお申し出があったことから、EDF-タイと協議の上、2019年の試験実施で支援する生徒に数を拡大することになりました。

あらためまして、準備が整い次第、再度ご案内させていただきます。

 

2019年度より、職業訓練校奨学金支援を本格的に開始することとなりました。

ご支援のお申し込みは、こちらをご覧ください。

 

中学校を卒業するタイの⼦どもたちに職業訓練の機会を

今年3月の中学校を迎えるタイの子どもたち。彼らは、就職ではなく、職業訓練の機会を希望しています。彼らの希望を叶えるために、民際センターは、職業訓練高校に進学する子どもへの奨学金を開始します。中学生を対象に支援してきた民際センターにとって、初めての試みです。

ダルニー奨学金を中学生だけでな、職業訓練校にも

1987年より活動を開始したダルニー奨学金は、現在中学生を支援の対象としています。ダルニー奨学金で、多くの子どもたちが中学校卒業を成し遂げることができ、将来の選択肢を拡げることができます。

しかしながら、社会の発展もあり、中学校卒業で就くことができる仕事には限りがあります。就職の選択肢を拡げるには、中学校卒業後に専門的な知識・技術を身に着ける必要があります。2015年までの開発目標だったミレニアム開発目標(MDGs)では、「普遍的初等教育の普及」でした。MDGsの次なる目標である持続可能な開発目標(SDGs)では、「質の高い教育をみんなに」となっています。初等教育だけでなく、上位の教育段階にも目が向けられるようになりました。

民際センターのダルニー奨学金は、中学校(前期中等教育)を対象としてきましたが、今後上位の教育段階への取り組みを開始します。支援を行うのは、職業訓練校です。高等学校(普通科)と違い、職業訓練校は専門知識や技術の習得が見込まれます。職業訓練校を修了することにより、職業選択の可能性が広がります。また、専門的知識・技術の習得が、貧困脱却の助けとなります。

職業訓練校への支援という新しい試みを、タイから開始します。中学校とは状況が大きく違うこともあり、まずは小規模で職業訓練校向けのダルニー奨学金を実施します。今回は、計8名の支援を行います。タイで試行を続け、本格的事業化を目指します。タイで事業化した後に、他の4か国での事業実施を目指します。

また、今回のタイでの支援は、ウドンタニ県を対象地域とします。中学生向けのダルニー奨学金と同様に、教育行政、学校、村人を巻き込んだ奨学金制度を確立するには、1県でテストケースとして実施します。ウドンタニ県は、農業が中心である東北タイでは珍しく、商業の都市です。商業都市であるため、農業以外の仕事に就くことも可能です。

タイでの職業訓練高校について

 

 

 

 

 

 

 

        
             朝礼の様子

経済的格差が広がりつつあるタイでは、自力で中学校に通うことが困難な子どもたちがまだたくさんいます。そのような子どもたちは、ダルニー奨学金のおかげで、中学校に通い、卒業できています。中学校を卒業した後、多くは農業や日雇いの仕事につきます。中学校で得られる知識や技術は限られており、就ける仕事の数が多くありません。

タイでは、普通高校の他に、専門的知識や技術を目的とした職業訓練高校があります。3年間通うことにより、仕事に必要な知識や技術を習得することができます。職業訓練高校を卒業することで、専門知識や技術を用いた仕事に就くことが可能になります。そのことが、貧困から抜け出す第一歩となります。

溶接技術を学ぶ生徒

パソコンの授業

 

 

 

 

 

 

 

 

民際センターでは、職業訓練校生向けのダルニー奨学金の提供を試験的に行います。最初の1回目は、現在(2018年)ダルニー奨学金の支援を受けている中学校3年生で職業訓練高校進学を希望している8人の支援を行います。


タイ職業訓練高校支援の仕組み

・支援対象              職業訓練高校に通学する1年生から3年生

・支援金額              35,000円/1人/1年

・支援方法              卒業までコース(3年間)

                             3年分一括でのご支援か、毎年のご支援かお選びいただけます。

・奨学金の支給方法              生徒名の預金通帳に奨学金が振り込みます。

・報告書の送付       毎年夏(8月末日まで)に、報告書(奨学金証書と子どもの写真)をお送りします。


奨学金を希望する子どもたちの声

職業訓練高校への進学を希望するダルニー奨学生8名を紹介します。

(支援する子ども希望を承ることはできませんので、あらかじめご了承ください。)

 
 

1.Ms PAWEENA INTRACHA (TOEI)

少数民族教師養成プロジェクト

希望分野:コンピュータサイエンス/IT

私の名前はPaweena Intracha(15)です。私は今祖母と叔父、姉と一緒に暮らしています。私たちにはあまりお金がなく、農業で生計を立てています。私は職業訓練高校で、コンピューター/ITについて学びたいと願っています。そうすれば、仕事が得られ、家計の負担を減らせると思うからです。5-10年後の将来、大きな家を手に入れて、有名な大会社で良い安定した仕事を得たいと思っています。

 

 

 

2.Ms KAMOLRAT RUEANGKHAJORN (KING)

Libraryキャンペーン

希望分野:コンピュータサイエンス/IT

こんにちは。私の名前はKamolrat Rueangkhajorn(15)です。今は祖母と2人だけで暮らしています。お金はあまりなく日々なんとかやりくりしています。休みの時には頻繁に家事をして祖母のお手伝いをします。仕事が出来れば家計の負担を減らすことができるので、職業訓練高校でコンピューター/ITについて勉強したいと願っています。5-10年後には大きくて有名な会社で然るべき立場に立った仕事をしている事、一般的にいう全うな仕事をし、全うな生活をしていたいです。

3.Ms KANLAYANEE UPPAKARAT

少数民族教師養成プロジェクト

希望分野:会計学

こんにちは。私の名前はKanlayanee Uppakarat(15)です。母は工場で働いていて、父は日雇労働者です。祖父は稲作農家です。姉Kanittha Uppakaratは、高等職業訓練認定に向け、1年生として勉強しています。私は姉と祖父と一緒に暮らしています。宿題をして、自由な時間にはスポーツをします。卒業したら就職でき家計の負担を減らす事が出来ると思うので、職業訓練高校で勉強したいです。姉から職業訓練高校の学生生活について聞きました。自信が持てるようになるための指導や新しい人に会う機会があるとの事で私も気に入ると思います。ただ、学費や日々必要になる経費を十分に賄えない事が心配です。5-10年後には就職することが目標です。

 

 

 

4.Ms PORNNAPA THONGDEEKIEW

Libraryキャンペーン

希望分野:会計学

こんにちは。私の名前はPornnapa Thongdeekiew(15)です。父は私が小学校2年生の時に亡くなりました。今は母と姉と一緒に暮らしています。私たちは農業で生計を立てています。余暇には母の家事を手伝っています。私は職業専門学校で勉強する事を希望しています。なぜなら卒業後に就職ができ家計の負担を減らせますし、それが職業訓練高校の良いところと思うからです。姉から職業訓練高校で学生生活について聞きました。私がしらない新しい世界で、新しい人たちと出会うので、気にいると思います。心配なのは学費を払う用意が十分にない事です。

5.Ms PANJILA SRIBUALA

少数民族教師養成プロジェクト

希望分野:エンジニアリング

こんにちは。私の名前はPanjila Sribualaです。私は、父母と3人で生活しています。自由な時間には姪/甥のベビーシッターと家事をします。私は職業訓練高校に進学することに決めました。なぜなら、卒業直後は仕事に就くことができ、就職先を懸命に探す必要がないからです。仕事が得られたら家計の負担を減らすことができます。5-10年後には、恐らく仕事を得て自分で生計を立て、両親の借金返済を手伝えるようになっていたいです。

 

 

 

6.Mr KRITSANA PILASAEN

Libraryキャンペーン

希望分野:コンピュータサイエンス/IT

こんにちは。私の名前はKritsana Pilasaen(1X)です。私は最初の子供です。今は祖父母と一緒に暮らしています。稲作と養鶏で生計を立てています。職業訓練高校に通学すれば、卒業後は仕事に着くことができて家計の負担を減らせて、実地経験が得られることが良い点だと思います。職業教育の事を少し調べたらやる気を感じました。ただ、必要経費を十分にカバーできない事が心配です。5-10年後、私は自分の夢の仕事、やりたいこと、能力を十分に使ってできる範囲で安全な仕事をしている事を思い描いています。家族をサポートするのに十分な収入を得ることもできます。

7.Ms PONGPRAPA PROMSRICHA

少数民族教師養成プロジェクト

希望分野:コンピュータサイエンス/IT

こんにちは。私の名前はPongprapa Promsrichaです。現在中学校3年生として勉強しています。祖母、母、そしていとこの3人で一緒に住んでいます。私の両親は別れています。私たちはかなり貧しいです。自由時間には家事をして母を手伝い、電話で遊んでリラックスしたり、収穫時期には母と祖母側の親戚を手伝ったりします。職業訓練高校での勉強を続けることを決めた理由は、新しい事に触れて経験や体験を積み、試行錯誤しながら学んで新しい友人を作る事が出来るからです。職業教育の長所と短所はそれぞれ場合によると思います。私にとっては、一旦何かをすると決めたのであれば、それが順調だろうが大変だろうが、やると決めたのですからただ実行あるのみです。先輩達から職業訓練高校の生活について聞きましたが、沢山の課題があるので楽しいけど大変だと言う人や、別の先輩は、やることが多すぎて余裕が持てないとの事でした。まあ、私が聞いたのは以上です。私が気に入ると思う点は、友達と同じ場所で勉強を続けられる事と好きなことを勉強できる事です。そうですね、履修過程で卒業できないのではないか、何かしらの問題に直面するのではないか、という事を少し心配しています。卒業後はフルタイムの仕事をして家族をサポートするのに十分な貯蓄をし、両親の夢を実現して私の事を誇りに思ってほしいです。勉強を続けることができれば、私の家族と将来のキャリアは確実に変わります。

8.Ms PLAIFA SRIBUNRUEANG

Libraryキャンペーン

希望分野:会計学

こんにちは。私の名前はPlaifa Sribunrueng(15)です。私は祖母と叔母と一緒に暮らしています。魚や鶏を飼育して生計を立てています。職業訓練高校を選んだのは、職を得て家計の負担を減らすことができるからです。それが職業訓練高校で学ぶメリットです。さらに、実地研修ができます。姉から学生生活について聞き、私も気に入るだとうと思ってやる気を感じます。そこでの生活は刺激があり楽しそうです。心配なのは費用を賄う事ができない事だけです。奨学金を受け取ることができれば、夢を実現し、明るい未来を築くことができ、私の家族を支えるための全うな仕事を得て、私が夢に描いた高等教育を受け続けることができるようになります 。

 

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