タイ:中学・高校と奨学金支援を受けた学生からのお手紙

2021年3月に高校・職業訓練校を卒業した奨学生たちからのお手紙を紹介します。どの手紙にも、中学1年生から6年間奨学金を受けたことに対する感謝の気持ちがあふれています。奨学金のお陰で、多くの子どもたちが進学の機会を得ることができ、中途退学も回避でき、立派に卒業することが出来ました。奨学金は彼らを励ます大きな力です。支援者様に感謝しその気持ちに応えようと卒業まで頑張ってきたことが、手紙からも伺えます。皆様のご支援のお陰でこのようにタイの経済的に恵まれない子どもたちがより良い教育機会を得られたことに、心から感謝申し上げます。

*民際センターでは、これまでタイの中学生が高校または職業訓練校の進学希望を示し、支援者様が継続した支援をご希望された場合、高校生または職業訓練校生への奨学金支援も受け付けてきました。現在さらに高校生への支援を望む声が増えてきており、今後はさらにたくさんの高校生を支援できる体制を目指して準備中です。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

*学生たちがお手紙を書いたのは、高校3年生の時です。

ピヤラット・カントーンさん


私の名前は、ピヤラット・カントーンです。現在高校3年生です。この6年間、私のために教育奨学金をご支援いただきましてどうもありがとうございました。お陰様でもうすぐ高校を卒業します。

コロナウイルスの影響でオンラインでの勉強が増え、自分の将来についていろいろ考える時間がありました。私には自分の住んでいる村からは遠く離れた、例えばタイの北部の山岳民族の子どもたちの先生になるという夢と、もう一つ夢があります。それは、自分の村の発展、特に農業開発に貢献することです。いろいろ考えた末、私は農学部で農業開発について学ぶことに決めました。農学部に進学することで村の発展に貢献することができ、私が得た知識を伝えるという意味で村の人たちの教師にもなれるのではと思い、二つの夢を叶えることができると思いました。もし農学部に合格できなかった時のために、第二志望として著しく発展し続けている世界で将来役に立つであろう情報学部(IT専攻)に願書を提出しました。

最後になりましたが、私は無事大学に合格できるように一生懸命勉強します。経済的に恵まれない私のような子どもをこれまでご支援くださった支援者様に心より感謝しています。どうもありがとうございました。

ナタウット・パントーンくん


僕は、ナタウット・パントーンです。現在18歳でウドーンタニー県に住む高校3年生です。家族は母方の祖父母、叔母と僕の4人です。

僕は、中学1年生から現在に至るまで奨学金のご支援をいただいています。奨学金のお陰で家計の負担が大幅に減り、僕と家族の生活の質はとても向上しました。また、僕は将来より高い教育を受けたいと考え、ルーイ教育大学へ願書を提出することもできました。

これまで僕のためにご支援いただきましたご恩に、家族も僕も心より感謝しています。いただいた奨学金は、家族が経済的に苦しまないように、家族や先生方の教えを守り今後社会に貢献できるように、自分の勉学のために最大限に活かし使わせていただきました。最後になりましたが、支援者様とご家族が健康で幸せでありますようお祈りしています。本当にどうもありがとうございました。

ニヤダー・バーンチャックさん


こんにちは。私は、ニヤダー・バーンチャックです。現在、高校3年生です。私は、高校1年生から将来の自分の仕事についていろいろ考えてきましたが、家族や自分が一番願う学科を決める時は迷いました。私の一番の夢は単に大学の卒業証書を得ることではなく、家族がより快適に暮らせるようになることです。父の仕事を手伝う時、いつも父の額に流れる汗や手に残る傷跡を目にします。母も毎日日雇いの仕事をしています。両親がもっと体を休めることができるように、今よりも楽な生活ができるようにしてあげたいです。そして弟妹が大学まで進学できるように教育費の援助もしたいです。

最終的に私は、教育学部タイ語学科に進学することを決めました。私は何か教えたり話したりするのが好きですし、未来の希望である子どもたちがより安定した生活を送れるように力を注ぎたいです。子どもたちを教え導き、立派に社会に貢献する姿を見ることができるというのは何という誇りでしょう。私が教師になりたい理由は他にもあります。それは教師が公務員であり、教育学部を卒業し公務員試験に合格すれば、福利厚生により両親の医療費免除等の優遇が得られ、家族の大きな助けにもなるからです。お陰様で私は、ナコンパノム教育大学教育学部タイ語学科に合格することができました。これからも家族のため、自分の夢を叶えるためにも一生懸命に勉強します。

支援者様が私のためにご支援くださりもう6年になります。奨学金は本当に大金で、奨学金だけでなく様々な学用品もご支援いただきました。今も大切に使わせていただいています。親戚でもなく知り合いでもない私にご支援くださり応援し続けてくださる方がいてくださるとは思いもしませんでした。私はほんとうに幸せだと思います。心より感謝しています。あなたは私にとって恩人です。本当にどうもありがとうございました。                                                                                                            

シリントラー・プロムセーナーさん


私の名前はシリントラー・プロムセーナーです。ムクダハーン県に住む高校3年生です。中学校から高校まで奨学金をご支援いただき、ありがとうございました。ご支援者様のご慈悲がなかったら、資金不足のために高校に進学できなかったかもしれません。いただいた奨学金は勉強のために使い、家族の負担を軽くすることができました。

高校生活では学校の活動やボランティア活動といった様々な活動に参加しました。2018年はポスター絵画コンクールでは全国最優秀賞を受賞して、副賞で日本へ研修旅行に行ってきました。2019年は最優秀高校生選考(成績優秀、品行方正、社会活動でも秀でた生徒をタイ王室が表彰する)の学校代表に選出されました。2020年はノンタブリー県で開催された、王室主催の麻薬問題撲滅運動の1つであるTo Be Number One 全国大会の代表に選出されました。ボランティア活動では幼稚園の教室の壁に絵を描いたり、様々な学校で看板を作成したり、植樹をしました。高校を卒業したらナコンパノム大学の教育学部英語学科に進学したいです。

最後になりますが、ご支援者様に感謝申し上げます。ご支援者様には私の人生を支援していただきました。勉強を頑張り、両親にとって良い子ども、先生方にとって良い生徒となり、国や社会の役に立つ良い人間になることを誓います。学校を卒業後は、国や社会の役に立つことでご支援者様に恩返しができるように頑張ります。ご支援者様のますますのご多幸、ご健勝をお祈り申し上げます。 

*タイでは、経済的に恵まれない中学生や高校生の奨学金は非常に少ないですが、大学の奨学金は国・企業・財団等からの支援もあり、授業料免除もあります。卒業後一定期間僻地で勤務するなどの条件はありますが、教師志望者は支援を受けやすい傾向があります。

 

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「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。

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タイ:中学・高校と奨学金支援を受けた学生からのお手紙” への1件のフィードバック

  1. 残暑お見舞い申し上げます。ミャンマーの中学生支援をしているものです。軍政下のミャンマーの人たちの様子をニュースで見聞きするにつけ、心が痛みます。支援している中学生がどういう状態なのか、教育が正常に行われているのか、ミャンマーにおける中学生支援の状況について、貴センターから何もお知らせがありません。現地と連絡が取れないほど混乱しているのか、これまで通りの支援が継続されているのか、毎月のメールでご報告いただけないでしょうか。現地スタッフの方々の苦労は大変なものと察します。こういう情勢ですから、支援が行き届かないとしても支援をやめるつもりはありませんが、状況説明がないのは納得できません。ご検討をよろしくお願いいたします。

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