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4月 2023

学生団体SWITCH様 カンボジア スタディーツアー(2023年)のご報告①

スタディーツアーを通してカンボジアの現実を「感じる」

SWITCH様は、「一人でも多くの人に”切り替わるきっかけ”を届け、社会を活気づける波を起こす」をミッションに掲げる学生団体です。メンバーの皆様は活動を通して本当の社会貢献とは何かを考え、波のように人々に影響を与え社会を活気づけることを目指しています。その社会貢献の一つとしてSWITCH様が毎年欠かさず主催しているのが民際センターが支援するカンボジアへのスタディーツアーです。カンボジアを知るのであれば、歴史教科書やガイドブックを読むだけでも知識を得ることができます。そして今の技術では利便性を優先し、オンラインミーティングを通じて現地の人々とすぐさま顔を合わせる選択肢もあります。しかしSWITCH様の場合「自分自身の五感で感じること」に重きを置いているため、2014年以降実際にメンバーが支援対象地域に渡航され、ダルニー奨学金を通じて支援している子どもたちと触れ合う活動を行っています。

2023年3月上旬、民際センターはSWITCH様から今年もスタディーツアーを開催したいという連絡を受け、EDFカンボジア事業所と連絡をとりました。今回訪問する予定のコンポンチュナン州カンポントララックは民際センターの支援対象地域で、州の名前はクメール語でPort of Pottery(陶器の港)に由来しています。地理的にはカンボジアの真ん中あたりに位置する州で、首都プノンペンからは車で2~3時間ほど離れた場所にあります。SWITCH様が今回訪問する時期は3月で最高気温は35度に達するため、水分補給が必須です。3月から5月頃までが、カンボジアを含む東南アジアの気温が最も高くなる時期です。二十数名のスタディーツアー参加者を迎えるEDFカンボジア事業所のスタッフは、多くの飲料水を購入し準備していてくれました。

コンポンチュナン州に住む奨学生候補(当時)の声や、カンボジアの現状についてはこちらの記事をぜひご一読ください。

 

SWITCH様が考案されたツアー日程表

 

今回スタディーツアーで訪問した場所

 

 

奨学生たちと一緒に「体験」する

今回SWITCH様が支援対象地域に滞在される期間は5日。SWITCH様からの希望を受けて、現地の小学校・中学校訪問について手配させていただきました。中学校では、SWITCH様がダルニー奨学金を通し卒業までを一括で支援されている子どもたちがメンバーの訪問を楽しみにしていました。顔が見える教育里親制度の特徴である奨学生証書。支援者のSWITCH様が、毎年1月頃に届くこの証書で顔や背丈を知り親しんでいる子どもたちに実際に会うお手伝いをすることができて、民際センターの職員一同大変嬉しく思います。ダルニー奨学金が結んだ縁を、きっと子どもたちは大人になっても忘れないでしょう。

SWITCH様は渡航前に子どもたちと行うアクティビティをよく考えられていました。現地の小学校では運動会を行い、また中学校では壁に絵を描いたり、椅子にペインティングするなどのクリエイティブなアクティビティを行いました。カンポントララックには日本のようにホームセンターがなく、また学校の備品は多くのものが不足しているため、アクティビティに必要なもの(運動会に使うスポーツ用品など)は参加した学生たちが日本から持参しました。滞在期間中必要な服や身の回り品だけで荷物となるところ、それらの備品を持ってくるのは大変だったのではないかと思います。アクティビティ内容は、すべて子どもたち目線で生徒たちが楽しめるよう練られたものでした。

SWITCH様のホームページには、運動会を行う意味についてこのように書かれています。「学生団体SWITCHは日本とカンボジアで毎年運動会を開催しています。運動会ではチームの仲間と喜び合い、悔しがりといった様々な感情が生まれます。互いに協力し合うことでコミュニティの形成を図ることができます。SWITCH主催の運動会の力によって、カンボジアの抱えている問題を解決出来る。」(ホームページより引用)ダルニー奨学金は日本に住む支援者様と、メコン5ヵ国に住む子どもたちを証書を通してつなぎます。つながるきっかけを作り、そのつながりを大事にする。そういったところに、民際センターとSWITCH様の理念に共感しあうところがあります。

 

SWITCH様と子どもたちとの運動会の様子

 

運動会に参加した子どもたち

 

中学1年生に教室で絵を描いてもらう様子

 

「自分の夢」を絵に描いてもらいました

 

写真を通して、スタディーツアーの楽しさや多くの体験が詰められている様子が伝わってきます。コロナ禍が落ち着き、海外への渡航に必要な条件が緩和されつつある中でしたが、参加者の皆様からは問題なく出入国できたと伺っています。

今回のレポートは2回に分けてお送りいたします。第二回目は、SWITCH様からのご感想と、参加者のお気に入りの写真をご紹介いたします。第二回目の配信予定日は4月30日日曜日を予定しています!

 

「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。皆様からのご支援、お待ちしております。

ダルニー奨学金について詳しくはこちらボタン

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支援者様(個人・法人)のスタディーツアーをお手伝いいたします。お問合せをお待ちしております。

お問合せ先: 公益財団法人 民際センター

TEL: 03-6457-5782 / FAX: 03-6457-5783

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