国を超えて努力する友の存在が励みに!

今回、メッセージを寄せてくれたラオスの奨学生は、山梨英和中学校・高等学校 様が支援するラオス南部カムアン県ターケーク郡にあるポンデ中学校に通う4年生。(ラオスの中学校は4年制です。)二人とも経済的に恵まれず、ご支援がなければ、学校に通うことはかないませんでした。彼らは、森に囲まれた村に暮らし、村の周辺の道は舗装されていません。雨季には道がぬかるみ通学はとても大変です。村の主な産業は農業ですが、その収入は、天候に左右されやすく川が氾濫して洪水になると収穫量が一気に減ります。生活が苦しくなると、労働力として期待される子どもたちは、学校を辞めて働かざるを得ません。また、村には他に働く場がないため、農繁期を過ぎると多くの大人たちは、仕事を求めて村を出て行き、そのまま連絡が取れなくなり、子どもたちが取り残されてしまうこともあります。
今回紹介する生徒を支援いただいている山梨英和中学校・高等学校様は、1990年から、タイ、ラオスの経済的に貧しく教育機会に恵まれない子どもたちをサポートしてくださっています。支援方法は、1年おきに開催するウォーカソンを通じて、生徒が区間ごとに親や親せきの人たちなどとスポンサー契約し、山あり谷ありの20キロの山道を走り抜き、走った区間の契約金をダルニー奨学金として提供しています。その活動は、奨学金支援だけにはとどまらず、生徒が先生とともにタイやラオスの支援地域を訪れ、そこに住む人々への理解を深めてきました。

ラオスの学校は、新型コロナウィルス感染予防で3月から休校になっていましたが、6月の上旬から徐々に学校が始まり、小学校5年生、中学校4年生、高校3年生の最終学年の生徒たちが学校に通い始めました。(2020年6月12日現在)
この記事は、中学校が休校中の5月、ラオス事業所職員が生徒に聞いた話をもとに書いたものです。

ダオボン タエントンカムさん(16歳、中学校4年生)

家族で(真ん中がカムさん)

皆からはカムと呼ばれるダオボン タエントンカムさんは、農民の両親、兄弟と一緒にカムアン県の県庁所在地ターケークから25km南にあるナハイキア村で暮らしています。

彼の朝は、登校前の水くみから始まります。その間に、兄弟が家畜に餌を与え、庭の野菜の水やりをします。昼間、両親は田んぼへ農作業に行き、彼は、お弁当を持って行く余裕がないので、お昼ごはんは家に食べに帰ります。

教室で勉強をするカムさん

カムさんは、「学校は楽しく、好きな科目は数学です。サッカーも得意です。今は、新型コロナウイルス感染予防のため、学校は休校となり、村の外に出ることはできません。なので、昼間は両親と一緒に農作業の手伝いをしています。学校が始まったら、学年末の試験があり、私は中学校4年生なので、これが中学校で最後の試験になります。昼間は農作業もしますが、勉強も一生懸命しています。卒業したら、地元の高校に通いたいです。そして、私を支援してくださる山梨英和中学校・高等学校 の方には心から感謝をしています。この気持ちは、私の家族も同じです。この支援がなかったら、家が貧しいので私は学校に通うことはできませんでした。改めて、心から御礼を申し上げます。そして、皆様のご厚意に応えるために一生懸命勉強します。」と話してくれました。

セングマニ パニボンさん(17歳、中学校4年生)

母と妹と(左がセングマニ パニボンさん)

ラオスには、その学年に在籍すべき年齢よりも高い生徒が多くいます。彼らは、貧困のため、学校に通うことができずに出席日数が足りず留年し、その間に年齢が上がってしまいました。彼女もその一人で、カムアン県の県庁所在地ターケークから13kmにあるコクトン村に両親、4人の兄弟と一緒に暮らしています。

毎朝の水くみと朝ごはんの準備は彼女の仕事です。学校に行っている間、両親は稲の世話をしに田んぼに行きます。

サッカーが得意なセングマニ パニボンさん

セングマニさんからは、「学校では友達とお話をすることが楽しいです。勉強も好きで、得意な科目は英語。休み時間には、友達とサッカーをします。家から学校が比較的近く、道も安全なのでお昼ごはんは、家で食べます。現在は、新型コロナウイルス感染予防のため、学校はお休みですが、学期末試験に向けて、自由な時間は勉強をしています。卒業後は、近くの高校に通いたいと考えています。山梨英和中学校・高等学校 の方のご支援がなかったら、私は学校に通うことができず、家計の一部を支えるために働かなければなりませんでした。その私が学校に通い勉強を続けることができたことに心から感謝をしています。この気持ちは、私の家族も同じです。皆様のご健康とご多幸を心より遠いラオスからお祈りしています。」とのメッセージをもらいました。

2人の感謝の言葉を聞き、山梨英和中学校・高等学校様からは

「いつもタイやラオスの奨学生のみなさんから、学校で勉強する喜びの声を届けて頂き、その生き生きとしたメッセージから、私たちが当たり前だと思っている毎日の学校生活に感謝する機会を与えて頂いています。新型ウイルスの影響で3月から登校が出来なくなり、本校では4月からオンライン授業が始まりましたが、今年は、「学校が楽しい。勉強が出来て嬉しい。」というカムさん、パ二ボンさんのメッセージに生徒たちは例年以上に共感しています。遠く離れていても学校での学びを通して夢を見つけ、その実現を目指して努力する友がいるということは本校の生徒の励みとなっています。」

とコメントをいただきました。

「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。

 

ラオスの締切は7月20日です。

 

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