これまでも、そしてこれからも生徒たちに寄り添い続けます
ダリバン・サイヤケット先生は、ラオスでのダルニー奨学金プロジェクトにおいて重要な役割を果たしています。先生は、初期(2009年)から奨学生の選考やサポートを行うガイダンスティーチャーの一人です。タケク郡のクアドン中学校で教鞭と取りながら、地区でおおよそ50人の奨学生を担当しています。ガイダンスティーチャーの重要な仕事の一つとして、民際センターラオス事務所と学校をつなぐ役割があります。先生は、生徒たちやその家族のことをよく知っています。そして、貧困や学校に行けない生徒たちの状況を見てよく理解し、それらを民際センターラオス事務所に伝えてくれます。ラオス事務所の職員だけでは、今のように奨学生に寄り添った支援は出来なかったでしょう。

ダリバン・サイヤケット先生

先生と生徒たち

生徒たちの様子
そして、先生は続けます。「私はいつも生徒を励まし、見守ります。生徒たちや彼らを取り巻く環境の変化について些細な事でも民際センターラオス事務所に報告し、どう対処すべきかを相談しています。奨学金は生徒たちの生活を大きく変えました。奨学生も家族もダルニー奨学金の制度があって本当に嬉しいと言います。ですから、奨学生と家族になり代わり、民際センターのスタッフ、支援者の方々にお礼が言いたいのです。彼らを助けて夢を叶えるために、是非、この取り組みを続けて下さい。教育は明るい未来をもたらし貧困の連鎖を減らすことができるのです。」
生徒たち、そして家族に寄り添った先生の姿がそこにありました。
「ダルニー奨学金」制度は、経済的貧困で中学生教育を受けられない子どもたちを支援する国際教育里親システムです。ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える”1対1の顔の見える教育支援”です。14,400円で1人の子どもが1年間中学校に通うことができます。
ラオスの締切は7月20日です。

「公益財団法人民際センター」は日本生まれの国際協力教育NGOです。世界の子どもたちが中学校に通えるよう教育支援をしています。