【ラオス】HOPE奨学生ヌン君 高校卒業後に描く未来
7月31日に奨学金の申込締切を迎えるラオスから、HOPE奨学生の近況が届きました。奨学金によって3年間の高校就学が実現し、今年6月に無事卒業を迎えたヌン君――卒業直前に彼の自宅へラオス事業所職員が訪問し、家庭状況、現在の様子、そして今後の進路についてじっくりお話を聞きました。

ヌン君(写真一番左)とご家族。セコン県の自宅にて。
ヌン・シヴァサ君は8人きょうだいの大家族です。家族はみな固い絆で結ばれており、両親とともにセコン県タテン郡にある小さい質素な家に暮らしています。生活は決して楽ではありません。以前はここより南にあるダクチュン郡に住んでいましたが、壊滅的な土砂崩れで家を失い、仕方なくこの地に移住してきました。現在は親戚が用意してくれた小さな土地に暮らしています。
一つ屋根の下に多くの子どもを抱える少数民族の家庭では、経済的な問題が常に隣り合わせです。両親はともに小規模農家として生計を立てており、山腹でコーヒー収穫の過酷な日雇い労働に従事したり、少量の野菜を栽培したりしています。
こうした苦難の中、一筋の希望の光が見えました。3年前にヌン君がHOPE奨学金の受給者に選ばれたのです。現在はタテン高校の最終学年である3年生に在籍しています(2026年5月時点)。
ラオス事業所の職員がヌン君の実家を訪問した際、ご両親は大きな喜びを口にし、この奨学金のおかげで経済的な重荷から解放され、息子が学校に通い続けられるようになったと語ってくれました。

自宅の入口に座るヌン君
ヌン君には将来の大きな夢があります。卒業後はベトナムで学ぶことを目指しており、「競争率の高い奨学金試験に合格し、ベトナム語を学ぶこと」が当面の目標だと自信をもって話してくれました。
ラオス事業所は、ヌン君の卓越したコミュニケーション能力、自信、そして自己研鑽への揺るぎない意欲を高く評価しています。仮にベトナムの奨学金試験で結果が出なかったとしても、教師養成校で英語教育を学ぶための少数民族教師養成奨学金にヌン君を推薦することを検討中です。
ヌン君のご家族から次のようなメッセージを預かっています。「息子の教育を支えてくださった支援者様に、心より感謝申し上げます。皆様が健康と幸福に恵まれ、すべての願いが叶いますよう、お祈りしております。」
皆様からお預かりする奨学金は、ヌン君のような境遇の生徒たちの就学の夢を叶え、その後の人生を切り拓くための大きな後押しとなっています。支援を待ち望む子どもたちのために、ぜひご支援のご検討をお願いいたします。
「HOPE奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際教育里親制度です。





