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7月 2023

ラオス カムアン県のダルニー奨学金担当教師から 感謝のメッセージ

以前、記事でご紹介したラオスのナドン中・高等学校から、今回は奨学金担当教師のメッセージをご紹介いたします。(前回の校長からの感謝のメッセージはこちらをご参照ください)


 

教育への理解を示してくれた両親

私の名前はダボン・キケオジャイヤです。35歳です。現在私は、カムアン県の中・高等学校で中学4年生の国語(ラオ語)、中学1~2年生の基礎科目、そして中学3年生の音楽の授業を教えています。家庭では、8歳になる息子の母親でもあります。

私は子どもの時とても貧しい家庭に育ちました。家には制服や学校に必要な教材を買うお金がありませんでした。私の両親は農家でしたが、農業だけでは食べていけないため、日雇い労働者としても働いていました。

私の母は畑を持っていましたが、とても小さな畑でした。そこで自分たちで食べたり、市場で売るための野菜を育てています。私たちの生活様式は質素そのもので、暮らしは容易ではありませんでした。

そのような家庭において教育は優先事項とみなされないことが大半です。たいていの貧しい家庭の子どもは両親の仕事を手伝うために、中途退学を求められます。しかしながら、私の両親は貧しいにも関わらず、私に職につくことを求めず、勉強するように励まし続けてくれました。こうして振り返ってみると、教育の重要性を理解してくれていた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。そのおかげで、私は高校卒業後、教職を学ぶために進学することができました。

 

 

私は2012年に卒業した後、この学校で教師として働き始めました。若い人たちの教育に携わり、生徒たちの知識向上に貢献できるこの仕事はとてもやりがいがあります。時に、授業のために自分自身もさまざまなことを学び、矛盾がないよう知識を磨いていくこともしています。私は毎年教員研修に参加して、常に新しい知識を習得するよう努めています。

 

中途退学をさせないための奨学金

 

 

地方の学校教育の課題は、家庭の経済的理由を背景に中途退学する生徒がいることです。中途退学は、生徒の将来の選択肢を狭める直接的な原因です。教師として、そして母親として、教育は子どもの成長のために必要不可欠だと思っています。

皆様方のご支援に心から感謝しています。ダルニー奨学金の恩恵にあずかることができる生徒は勉強を続けるための機会を与えられています。

教師として、生徒たちが奨学金を受け取る姿を見て微笑ましく思っています。ダルニー奨学金という経済的に恵まれない生徒たちへのご支援にとても感謝しております。
日本の皆様がいつまでも健康で幸福でありますように、ラオスから願っております。私のメッセージをお読みいただきありがとうございました。

 

「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。皆様からのご支援、お待ちしております。

ダルニー奨学金について詳しくはこちらボタン

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