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6月 2020

奨学金は私に生きる力を与えてくれました(カンボジアの元奨学生)

スレイモムさん(教師養成短期大学の中庭で)

カンボジアの元奨学生、サーン・スレイモムさんは19歳、教師養成短期大学の1年生です。
「教壇に立ち、子どもたちに教る自分の姿を想像すると、とても幸せな気持ちになります。私をここまで支援して下さった日本の支援者の方に心から感謝しています。」と語っております。カンボジアの教師養成短期大学は2年制、入学試験を合格すると授業料と寮費が支給されます。スレイモムさんは、卒業後、学業優秀で奨学金をもらうことができれば、数学を勉強するため4年生の大学に入学して学士を取得してから、改めて教壇に立つことも考えています。

カンポット県トク チョウ郡に暮らす貧しい家庭の四女であるスレイモムさんの両親は学校に行ったことがありません。父親は体が弱く働けないので、母親が日雇い労働をして家庭を支えました。家に経済的な余裕がなく、一番上の姉は、小学校4年生で、二番目の姉は中学校1年生で学校を辞めざるを得ませんでした。三番目の姉は、スレイモムさんが受けた支援の一部をもらい、一緒の学年で中学校を卒業しました。

中学校の頃のスレイモムさん

中学校を卒業した時、スレイモムさんは家が貧しいためこれ以上勉強を続けることはできないと思っていました。でも、幸運なことにその後も支援を受けることができ、高校を卒業することができたのです。一生懸命勉強する妹の姿を見て、姉も貧しい境遇ながら頑張って勉強し、看護師養成学校に合格しました。

教育支援は、子どもたちの人生を大きく変えます。奨学金を受ける子どもたちは、職業の選択肢も増え、自立して生活ができる様になります。スレイモムさんの家族は、彼女の代で貧困から抜け出すことができるでしょう。

ご支援いただいた方からは「あなたが、自分の力で奨学金をもらって学業を続けることができるようになって本当に嬉しい。これからも、体に気を付けて頑張って下さい。そしてお姉さんも頑張って看護師を目指していることを知り、とても誇らしく思いました。これからも体に気をつけて頑張って欲しいし、姉妹全員の今後のご活躍を祈念しています。」とスレイモムさんへのメッセージをいただきました。

「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。

 

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