支援者様紹介:キヤノン株式会社
キヤノンは、創業当時から、社会に貢献していくという精神が企業文化として定着しています。「共生」の理念のもと、事業拠点をおく地域が抱えるそれぞれの課題解決に貢献することにより、自社の信頼性向上のみならず、社会の持続的な発展にも貢献できると考えています。社会からの期待に耳を傾け、それぞれの地域の特性や課題にあわせた活動を展開しています。
そのひとつが、書き損じはがき収集によるダルニー奨学金の支援です。書き損じはがきの収集は、誰にでも簡単に参加できる活動です。「アジアの子どもたちの教育支援に役立てることができるのなら、捨てないで集めよう」と、社内での収集活動をスタートしました。2000年からは250枚(当時。現在は50円はがき400枚)で1人の子どもが1年間学校に行けるダルニー奨学金に寄付を開始。21年間でタイ・ラオス・カンボジア・ミャンマーの延べ623名分の子どもたちに奨学金を寄付しました。
オリジナルキャラクターを用いた呼びかけ
年賀はがきが出回る時期に、社内イントラサイトを通じ、オリジナルのPRキャラクターを用いた呼びかけを行っています。収集された書き損じはがきは、郵便局で切手に交換し民際センターにお渡ししています。
また支援国から送られてくる奨学生の写真や様子を、イントラサイトで社員に紹介しています。収集活動に参加した社員からは「子どもたちの成長ぶりを知ることができ、支援の意義や成果を感じている」という声がありました。
今後も、書き損じはがき収集による奨学生の就学支援を通じて、アジアの子どもたちの教育支援に貢献していきます。
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。