貧困の連鎖から抜け出すために カンボジア

両親を亡くし孤児になった子どもたちや、両親が離婚した子どもたちは、多くの場合学校に行けなくなってしまいます。彼らは自分の人生を変えるために学校で学びたいと願っていますが、貧しさゆえにそのチャンスがありません。この状況が、彼らを貧困の連鎖から抜け出せなくしています。奨学金支援を受けることができれば、彼らは親の世代から続く貧困の連鎖から抜け出す一歩を踏み出すことができます。今日は、カンボジアのカンポンチュナン州カンポントララーチ郡に住んでいる3人の生徒を紹介します。

ムット スレイニー さん(右)

ムット スレイニーは13歳の小学6年生で、来年度、中学校に進学予定です。勉強が好きで将来は学校の先生になりたいと思っています。彼女は3人兄弟の末っ子です。両親は離婚し、母は再婚し家族を離れ、共に暮らす父親は健康状態が思わしくありません。ムットの姉はこのような家庭事情のため、中学校を2年で中途退学しました。現在、兄とムットは学校に通えています。

彼女はこう言います。
“私には文房具や制服がありませんでした。しかし、近隣の方からおさがりの制服をもらいました。私の兄は中学3年生ですが、学校が休みになると都市に出て仕事をし、その収入で家族を支えてくれています。私たち家族には借金があり、父は働くことができない状況なので、兄は学期中も校長から許可を得て、1週間から10日ほど学校を休んで働いています。”

一家には農地もないので、毎月の安定した収入はありません。そのため、ムットや兄が学校に通い続けることが難しい状況があります。

 

ヨエム ファリー さん(左から2番目)

ヨエム ファリーは15歳、現在中学2年生で来年度3年生に進級予定です。7人兄弟の6番目です。ヨエムの母は約8年前に水難事故で亡くなり、父は再婚し、子どもたち7人は、祖母の元に残されました。

彼女の姉は、そのような厳しい生活環境のため、学校へ通うことは断念し、他の兄弟を養うために
働くことに決め、家計を支えてきました。現在は結婚し、家庭を持っています。

ヨエムの兄弟たちは、過酷な家庭環境下でも、熱心に勉強を続けています。兄は、奨学金の支援を受け一生懸命勉強し、中学校を卒業し、村の小学校の先生に現在なっています。彼は言います。“奨学金がなければ、先生にはなれませんでした。僕は奨学金支援によって人生が変わりました。僕の兄弟たちも自分と同じようになればと願っています。”

 

イエン ソエチェアタ さん(右から2番目)

イエン ソエチェアタは12歳。現在小学6年生で、来年度はダルニー奨学金を受けることが決まり、中学校に進学します。勉強が好きで将来は先生になりたいと思っています。

イエンは5人兄弟の3番目です。貧しい暮らしですが、兄弟は皆学校に通えています。イエンの家庭は農地を持たず借金もあるため、父と母は都市に出稼ぎに出ており、両親は5人の兄弟と年老いた祖母が生活できるように毎月約5,000円を仕送りしてくれていますが、イエンと兄弟たちは協力して、日々食糧となる野菜や魚、カニなどを探し、近所の家の手伝いをし収入を得て、何とか生活しています。

イエンは言います。
“現在、私は、片目が悪いと医師から診断されています。高熱が出たことで、目が見えにくくなり、文字を読んだり、遠くを見ることが難しくなっていますが、私は毎日勉強するために学校まで5キロを歩いて通っています。”

 

カンボジアには、経済的に恵まれず学校に行きたくても行けない子どもたちがいます。
教育支援を受け中学校を卒業することで、職業選択の可能性が広がり貧困から抜け出せる未来が見えてきます。
皆様のご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。

 

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