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12月 2020

希望を与えてくれた支援者に感謝 ラオスの奨学生

ラオスの中学校は、毎年9月に新学期を迎えます。首都ビエンチャンからメコン川沿いに車で約6時間かかる南部カムアン県に暮らす奨学生チャンジー ラエナングさんとコエタ カモラディさんは、今年中学校に入学しました。彼女たちの家庭は、経済的に恵まれず支援がなければ中学校に進学することはかないませんでした。学ぶチャンスをつかんだ2人の奨学生から支援者の方々に宛てたお礼のメッセージを紹介します。

チャンジー ラエナングさん(14歳)

ラオスでは、中学校に入学する年齢は通常11歳ですが、チャンジーさんは、家が貧しかったので小学校に通えない期間があり、14歳になってしまいました。ラオスの貧困家庭では、珍しいことではありません。彼女は、母親と2人暮らし、父親は肝臓がんで5年前に亡くなりました。母親は、生活を支えるため働きづめです。一人っ子の彼女は、学校から帰ると母を助け、部屋の掃除、食事の用意、森で食糧となる野菜を集め、農作業も手伝います。それらは、身体の小さいチャンジーさんにはつらい作業です。毎日、2人で一生懸命働きますが彼女の家の世帯収入は1日25,000キープ(日本円で約280円)。2人で暮らすには足りず、困ったときは近所の人に借金をしなければ生活はできません。

「私は、ご支援がなければ中学校に進学することはできませんでした。支援者の方に心から感謝しています。このご恩に報いるためにも一生懸命勉強して、将来はお医者さんになって、お世話になった村の人たちを助けたいと思います。」

とチャンジーさんは言います。

コエタ カモラディさん(11歳)

母親と弟と(真ん中がコエタさん)

日雇い労働者の両親と5人の兄弟と暮らすコエタさん。彼女は兄弟の下から2番目です。兄や姉は、家計に余裕がなかったため中途退学を余儀なくされ、今は生活の一部を支えるために働いています。コエタさんは、小さい頃から先生にあこがれ、将来は自分も先生になって子どもたちを教えたいと思っていましたが、家の状態を見て中学校に進学できると思ってはいませんでした。家の一日の収入は30,000キープ(日本円で約330円)で食べ物、洋服、薬も充分には買えません。

「この度は、私をご支援いただきまして本当にありがとうございました。私は、先生になりたいと思っています。中学校では一生懸命勉強して、将来先生になる夢を叶えたいです。このような機会を与えてくれたアツコさん(支援者の方のお名前)に心から感謝しています。あなた様の健康と幸せを遠いラオスから祈っています。」

とコエタさんは目を輝かせて話します。

 

ラオスには、経済的に恵まれず中学校進学をあきらめざるを得ない子どもたちがいます。
教育支援を受けることで、あきらめかけていた夢を叶えることができるかもしれないという希望を抱くことができるのです。
子どもたちをご支援いただいた方々に心より御礼を申し上げます。

 

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「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。1日当たり40円、月々1,200円、年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。

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