【カンボジア】わずかな収入・食糧を分け合って暮らす子どもたち
カンボジアのコンポンチュナン州に暮らす子どもたちからのメッセージをご紹介します。奨学金支援を待ち望む小学6年生のラクサ君と、ダルニー奨学金支援を受けている中学2年生のティーダさんです。2人とも貧しい家庭で育ち、わずかな収入・わずかな食糧を家族で分け合って日々の生活をしのいでいます。
彼らのような貧困家庭の子どもたちが貧困の連鎖を断ち切るため、奨学金支援のご検討をお願いいたします。
<2025年度カンボジア・ラオス・ベトナム奨学金のお申込みは7月31日まで>
奨学金候補生:ラクサ君
こんにちは、僕の名前はサラット・ラクサです。現在12歳でコンポンチュナン州カンポントララック郡の小学6年生です。家族は祖母、父、母、私、弟の5人です。
祖母は高齢で、両親は定職がありません。農業から得るわずかな収入しかないため、暮らしは楽ではありません。農作物は収穫するまで時間がかかります。現在の収入だけでは生活を賄えず、できるだけお金を使わないようにしています。
週末は両親の負担を減らすために家事を手伝い、残った時間で授業の復習をしています。僕の夢は医者になることです。自分の知識を人のために役立てて、家族の暮らしを安定させたいです。また、両親の借金を返す手助けをし、働きすぎて疲れている両親を休ませることで、家族の誇りになりたいです。
もし民際センターカンボジア事業所から奨学金をいただけたら、チャンスを最大限に生かし、一生懸命勉強して自分を成長させたいと思います。このような貴重な機会を与えてくださる皆様に感謝いたします。
ラクサ君(写真左)と祖母
ダルニー奨学生:ティーダさん
こんにちは。ケム・ティーダといいます。14歳です。コンポンチュナン州の中学校に通う2年生です。将来はこの地域で先生になりたいと思っています。現在、両親と弟2人、妹1人と暮らしています。実家は農家でかなり貧しく、私は他の子どもたちのように快適な生活は送れていないかもしれません。
お腹が空いているときに、ゆで卵を1つだけ家族で分けあって食べることがあります。本当に食べるものが何もないのです。放課後には掃除や洗濯、炊飯など両親の家事を手伝っています。
もっと高みを目指してしっかり勉強したいです。卒業後は親に恩返しをするために働けるとよいなと思っています。家族を養うために懸命に働く両親のことが気の毒でなりません。
最後に、私を奨学金で支援してくださっている支援者様に感謝の気持ちを申し上げます。一生懸命勉強し、両親を精一杯助け、善良な社会の一員でいることをお約束します。
家事を手伝うティーダさん(写真左)/ご家族と一緒に(右)
「ダルニー奨学金」「HOPE奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際教育里親制度です。皆様からのご支援、お待ちしております。