【ベトナム】中学校長、心からの感謝の手紙
7月31日の奨学金申込締切に向けて、ラオス・カンボジア・ベトナムから、生徒や学校関係者からのメッセージが続々と届いています。今回は、ベトナム・ドンナイ省にあるグエン・ティ・ミン・カイ中学校の校長から寄せられた、感謝の手紙をご紹介します。
✉民際センターのご支援者の皆様、そして温かいお気持ちを寄せてくださる皆様へ
私は、ベトナム・ドンナイ省ディン・クアン郡にあるグエン・ティ・ミン・カイ中学校の校長を務めております、レー・ティエン・タインと申します。このたびは、学校長という立場を超え、困難な環境の中で懸命に学び続ける子どもたちの姿を日々見守る者の一人として、皆様へ心からの感謝をお伝えしたく、この手紙を書かせていただきました。
子どもたちの瞳に宿る希望
日本にお住まいの皆様にとっては想像しにくいことかもしれませんが、この地域には、何キロもの道のりを歩き、時には川を渡り、森を抜け、赤土の道を通って学校へ通う子どもたちがいます。何年も使い続けて擦り切れた鞄を背負い、保護者や祖父母が何度も繕った制服を大切に着ながら、毎日学びの場へ向かう子どもたちも少なくありません。しかし、私たちの心を最も強く打つのは、そのような貧しさや困難ではありません。私たちが本当に胸を打たれるのは、子どもたちの瞳に宿る希望です。厳しい生活環境の中にあっても、教師や技術者、医師になりたいという夢を抱き、「学ぶことで自分自身や家族の未来を切り拓くことができる」と信じる、まっすぐで力強い意志が、その瞳には輝いています。

「2026年5月4日に開催された、2025-2026学年度の奨学金授与式が行われている時の様子」
奨学金という支え
奨学金の季節が訪れるたび、私たちは民際センターが届けてくださる小さな奇跡を目の当たりにしています。
退学を考えざるを得なかった子どもが、再び学校へ通い続けられるようになったこと。
新しい学用品や制服を手にし、もう一度夢に向かって歩み始める勇気を得た子どもがいること。
そして、自分の子どもが支援を受けられると知り、安堵の涙を流す保護者の姿もあります。その涙は、「子どもの学びの道が途切れずに続いていく」という安心と希望の表れなのです。
この地域の子どもたちにとって、「ダルニー奨学金とHOPE奨学金」は、単なる経済的な支援ではありません。それは、「あなたは決して一人ではありません」という温かな励ましのメッセージであり、遠く離れた日本に、自分たちのことを見守り、より良い未来を願ってくれる人々がいるという、大きな希望そのものです。
奨学金が紡ぐ絆
皆様は、まだ一度もドンナイ省ディン・クアン郡を訪れたことがないかもしれません。この赤土の道を歩いて学校へ通う子どもたちと出会ったこともないでしょう。それでも、子どもたちにとって皆様は、すでに幼い日の大切な思い出の一部であり、自分たちが歩もうとしている未来を支えてくださる大切な存在となっています。
子どもたちは、将来、奨学金として受け取った金額を正確に覚えていることはないかもしれません。しかし、人生で最も苦しかった時期に、日本の友人たちが自分たちを信じ、励まし、夢を追い続ける機会を与えてくれたことは、きっと生涯忘れることはないでしょう。そして、いつの日かその子どもたちが成長し、教師や技術者、医師、あるいは社会に貢献する誠実な市民となったとき、自らの子どもや孫にこう語り継ぐことでしょう。
「昔、日本から温かい支援をいただいたおかげで、私は学び続けることができたのです」と。
皆様が届けてくださっているものは、決して支援だけではありません。それは、教育の力を信じ、人と人との思いやりによって結ばれた、日本とベトナムのかけがえのない絆です。

グエン・ティ・ミン・カイ中学校の教職員、保護者、そして生徒を代表し、民際センターのご支援者の皆様、ならびに長年にわたりベトナムの子どもたちに寄り添い、温かいご支援を続けてくださっているすべての皆様に、心より深く御礼申し上げます。私たちはこれからも皆様とともに、困難な環境にある子どもたちへ、知識と希望の種をまき続けてまいりたいと願っております。
皆様が今日届けてくださる一つひとつの奨学金は、単に一人の子どもの一年を支えるだけではありません。時には、その子どもの人生を大きく変え、さらにその家族、そして未来へと希望の輪を広げていく力となります。
皆様とご家族のご健康とご多幸、そして末永いご平安を心よりお祈り申し上げます。
深い感謝を込めて。
レー・ティエン・タイン
グエン・ティ・ミン・カイ中学校 校長
「ダルニー奨学金」「HOPE奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際教育里親制度です。皆様からのご支援、お待ちしております。
【延期しました】ラオス・カンボジア・ベトナムの奨学金締切日は 7月31日です
※7月31日(金)の着金まで受付しますが、
8月1日(土)以降のご入金は2027年度のラオス・カンボジア・ベトナムのご支援になりますのでご注意ください。





