2012年からスタートしたベトナム奨学金。
その第1期奨学生70名が4年間の中学校生活を無事に終えて、6月に中学校を卒業しました。ご支援を頂いた皆さま、ありがとうございました。
70名が通っていた2つの中学校のうち、タイソン中学校のナム校長先生はこのように祝福の言葉を述べました。
「奨学金で中学校に通って勉強ができたことはもちろんですが、学校に通うことで年齢に相応しい子どもの時間を過ごすことができたことも大変意義深い。奨学金を提供してくれた支援者とベトナム事務所に感謝します。」

70名のうち60名が高校への就学を希望し、高校入学の試験を受けます。残念ながら10名は家庭の事情等で高校就学を断念しました。
タイソン中学校は3年前に高校を新設したため、生徒は町まで通わずに地元で高校に通えるようになったので、高校就学が以前ほど難しくなくなりました。彼らの生活は決して楽ではありません。
しかし、高校生になればレストランやオートバイ屋などでアルバイトをして生活費を、たとえわずかな金額でも稼ぐこともできます。
なんとか高校も卒業して、自分の人生を切り開いていってもらいたいですね!

「公益財団法人民際センター」は日本生まれの国際協力教育NGOです。世界の子どもたちが中学校に通えるよう教育支援をしています。