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3月 2019

ミャンマーのダルニー奨学生 モー・モー・カイ (中学校2年・女の子)さんの紹介

民際センターのミャンマーでの活動地域

ミャンマー最大の都市ヤンゴンは、経済の中心として、経済的発展を進めています。慢性的な渋滞が発生するほどに車の量は増加しており、その渋滞は隣国タイのバンコクを想起させます。また、ショッピングセンターなどの建築も進み、日本からヤンゴンを訪問されると、その発展ぶりに驚かされると思います。その一方で、車で2時間も郊外に行くと、田園風景が広がる農村になります。

民際センターは、ヤンゴンの郊外に位置する2つの地区(チャウンタン地区とチャンタピン地区) で奨学金支援を行っています。田園があるといっても、住民全員が田畑を持っているわけではありません。田畑を持たない住民は、日雇いとして農業に従事します。日雇いの仕事であるため、収入は安定しておらず、その日暮らしを続けています。「より貧しい」を基準に奨学金支援を行っているため、奨学生に面会すると、両親が離婚していたり、親と死別していたりすることもあります。また、貧しい家庭は家を建てることも難しいため、親戚の土地に、2年から3年しかもたないのではないかと思わせる、簡易的な家に住んでいます。

同じヤンゴンの中でも、経済的格差は広がりつつあるのではないでしょうか。子どもたちが経済的格差から取り残されないように、奨学金支援を通じて貧困削減に取り組んでいます。

ダルニー奨学生の紹介 モー・モー・カイ(中学校2年・女の子)さん

ヤンゴンの チャンタピン 郡区のヨーグワ基礎教育高等学校に通う、モー・モ・カイ(中学校2年・女の子)さんは、母親、姉、妹2人の合計5人で暮らしています。父親は、出稼ぎに出ていて家にはいません。母親は病弱で働くこともできず、家で休んでいます。2番目の姉は、生活のために中学校を中退して近くの工場で働いており、妹は小学校1年と4歳です。一番上の姉は、既に結婚していて、別の家で家族と生活しています。

家事は、母や姉にかわって、彼女が行っています。学校から帰ってきたら、掃除、洗濯、炊事などの家事をするのですが、彼女の家には電気がないので、暗くなる間に全てを終えなければなりません。

家事を終えると、やっと勉強の時間となりますが、電気がないので思うように勉強するのは難しいです。

学校がある間は放課後に家事をすればいいのですが、長い休みになると日中は日雇いの仕事に行かなければなりません。

日々勉強する時間もままならない彼女ですが、将来教師になり、自分と同じ境遇の貧しい子どもたちに教育の機会を与えることが目標です。

「ダルニー奨学金」制度は、経済的貧困で中学教育を受けられない子どもたちを支援する国際教育里親システムです。ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える”1対1の顔の見える教育支援”です。14,400円で1人の子どもが1年間中学校に通うことができます。 

ミャンマーの締切は3月27日です。

ダルニー奨学金について

詳しくはこちらボタン
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