【通学自転車支援プロジェクト】なぜ自転車は必要なのか
民際センターでは2014年からラオス・カンボジアの中高生へ通学用の自転車を届けています。なぜ通学自転車を必要としているのか、教師と子どもたちの声をご紹介いたします。
現地の状況
ラオス・カンボジアの地方では学校の数が少ないため、片道3~7kmの距離を30~90分かけて歩いて学校に通う子どもたちがいます。現地には乾季と雨季があり、乾季ではほとんど日陰がない炎天下のなか、雨季では道路が舗装されておらずぬかるんだ道を、歩いて学校に通わなくてはいけません。経済的に貧しい子どもは自転車を買う余裕がなく、毎日歩いて通学をしていると時間と体力が奪われ、学校に行くのを諦めてしまう子どももいます。
通学の難しさが理由で学びを諦めてしまう子どもたちを減らすため、民際センターでは中学生への通学自転車支援を行っています。
通学自転車支援がもたらすもの
実際に支援を受けている学校の教師と自転車通学をしている子どもたちから話を伺いました。
ロアン中学校の教師
「多くの子どもたちは貧しい暮らしの中で、通学の手段がなければ勉強を続けることを諦めてしまうかもしれません。自転車は、そんな子どもたちが学校に通い、学び続けるための心強い支えになります。」
中学3年生チャト・テアレトくん
「通学には自転車を使っています。自転車があれば、遅刻することなく通学できます。」
中学1年生チェン・リダさん
「通学用の自転車はとても大切で、自転車がなければ、時間通りに学校に行くことができません。」
より多くの子どもたちに自転車を届けるため
民際センターでは【子どもたちに自転車を贈ろうキャンペーン】を8月に開始いたします!
2024年度キャンペーンでは、ラオスは合計91台、カンボジアは89台のご寄付をいただきました。
今年も1人でも多くの子どもたちに自転車を届けられるようご支援のご検討をよろしくお願いいたします。
一台の自転車が子どもたちの希望になります。
通学自転車支援について
特定公益増進法人として定められている公益財団法人民際センターへの寄付金は、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置を受けることができます。
また、一部の自治体では個人住民税の寄付金控除の対象になります。