【子どもたちに本を贈ろうキャンペーン2026】図書セットの本をご紹介
10月23日からスタートした「子どもたちに本を贈ろうキャンペーン」。皆様からラオス・カンボジアの学校へ贈られる図書セットは、子どもたちの想像力や思考力の源泉となっています。今回の記事では、カンボジア事業所長からのメッセージとともに、カンボジアの図書セットから2冊の本をご紹介します。

カンボジアの図書事情
支援者の皆様へ
きょうは公立学校の図書を取り巻く状況について簡単にご説明させていただき、農村地域の教育の質を向上させるため、図書支援へのご協力をお願いしたいと考えております。
カンボシアの教育 ・青少年・スポーツ省は2011年に、図書施設の質と有効性を高めるため、小学校のための図書館基準を策定しました。その後、政府や市民社会からの多額の投資により図書スペース、図書室、図書館といった様々な図書施設が学校に設置されてきました。しかしそこには「蔵書不足」という課題が依然として残っています。
それから数年後、カンボジアでは3月11日が「国民読書の日」と定められ、読書習慣や読解力の向上をめざしています。
カンボシア事業所では、日本の支援者の皆様から寄贈された図書セットを小 ・中学校に提供してきました。この活動は「読書文化の醸成」「読解力の強化」「語彙力の向上」「新たな知識の探求」、そして「教育の質の向上」に貢献しています。
小学校向け図書セットから2冊をご紹介

カンボジアの図書セットでは民話、伝承、文化、文学、哲学、歴史などに関する本を選んでいますが、そのうち2冊をご紹介します。1冊目は、カンボジアでもっとも有名なトン・チェイの民話です。
賢くて機転が利き、口達者ないたずら者の少年トン・チェイ。なぞなぞや言葉遊びを使って王宮の愚かさ・傲慢さを暴き出し、ついには中国へ追放されてしまいます。ここからがもっとも有名な場面です。彼は生き延びるために(クメールの伝統的な)米麺を作って売り始めます。麺はたちまち評判となり、中国皇帝の耳にも届きます。宮廷に呼び出されたトン・チェイは、皇帝の顔を犬に例えて侮辱し、クメール王の顔を輝く満月のようだと賞賛しました。この一件でトン・チェイは投獄されてしまいますが、持ち前の機転で釈放され、見事クメール帝国へと帰還を果たします。

16世紀、タイ軍に敗北を喫したクメールの軍事司令官、クレアン・ムンは、ポーサット州で妻と3人の息子とともに、杭が並ぶ溝へ身を投じます。亡霊と化した彼らは、敵軍にコレラを蔓延させて敵を敗北へと追い込みました。非業の死を遂げた後に守護霊へと姿を変え、崇められているというストーリーです。
農村部の学校ではまだまだ書籍が不足しています。読書によって教育の質を向上させるため、どうか皆様のご支援をお願いいたします。
民際センター カンボジア事業所長
チェン・チャンディ
カンボジア・ラオスの図書セットでは、現地語で書かれ、その国で必要とされる本を現地職員が厳選してお届けしています。
\皆様からのご支援をお待ちしております/





