ベトナムの元奨学生から嬉しいご報告~奨学金で変わったジャンくんの人生~
5月中旬にベトナムのジャンくんから支援者様に届いた感動的なお手紙の一部をご紹介します。皆様からの奨学金のご支援はこのように生徒の人生を変える可能性を秘めています。いつも皆様のご支援を心より感謝申し上げます。
【ジャンくんからのお手紙】
僕の名前はジャンです。ベトナム北部の貧しい農村で、母子家庭で幼少期を過ごしました。日本の支援者Y.S様から2019~2022年度のダルニー奨学金支援を受けた幸運な学生です。母は失業中で貧しい暮らしをしていたため、「字が読めるようになるために、小学校だけ卒業できれば十分だ。あとは働いて母を助けよう」と思っていました。
そんな僕に、ダルニー奨学金が届きました。それは単なる経済的支援ではありませんでした。この世界のどこかには、一度も会ったことのない僕の未来を信じ、「この子にはもっと良い未来があるはずだ」と思ってくれる人がいる。“誰かに信じてもらえたこと”が、僕の人生を変えました。

Y.S様が4年にわたり途切れることなく支え続けてくださったおかげで、僕は中学校4年間(ベトナムの中学校は4年制)を無事に修了することができ、先生や友人、家族の誰もが驚く結果として、タイビン省で最難関の「タイビン省立英才高等学校」に合格することができました。さらに高校3年生で、全国情報オリンピックで三等賞を受賞しました。田舎の設備もパソコンも十分ではない環境で育った一人の生徒が、この結果を出したことに、多くの人が驚きました。現在は、その成果によって、ベトナム最高峰の理工系大学の一つであるハノイ工科大学情報技術学部へ進学することが決まっています。
もしあの日、奨学金を受け取っていなければ、僕の人生はまったく違うものになっていたと思います。日本の皆様にとって、奨学金の支援は「恵まれない子どもへの小さな支援」かもしれません。しかし、僕にとっては貧しい村の子どもが大学への扉を開く道であり、「自分にも夢を見る資格がある」と信じさせてくれる光でした。また、「優しさは、誰かの運命を変えることができる」ことを、奨学金から教えられました。僕はいつか、自分も誰かに希望を届けられる人になりたいと思っています。心より感謝を込めて。
ジャンより



