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5月 2025

【カンボジア ウォータープロジェクト】6校へ寄贈が完了しました!

民際センターではカンボジア ウォータープロジェクトを通じて、水の確保が難しい学校へ給水設備を設置する支援を行っています。

2024年度にご寄付いただき建設を進めていた6校で、2025年3月に完成後の引き渡し式が行われました。いずれの学校も、これまでの水源は近くの池や浅い井戸に頼っており、乾季になると水が枯渇してしまうという問題がありました。また水源が無く、学校予算で水を購入しているところもありました。

濁った池の水の上澄みを使うような状況でしたが、今回のご寄付で地下約30~50メートルからくみ上げる給水設備が寄贈されたことにより、年間を通して衛生的な水の確保が可能になりました。生徒たちが校外に水を汲みにいく必要もなくなり、現地から喜びの声が届いています。

ほんの一部ではありますが、寄贈前後の学校の状況とビデオメッセージをご紹介します。カンボジア農村部の多くの学校が直面している、深刻な水事情をぜひご覧ください。

 

【設置前】水の枯渇、購入費の負担…6校の厳しい状況

コンポンチュナン州(1・2校目)
ロヴィエン チャム中学校、ブロブペチ チャンバー中学校

それぞれ学校にもともとある井戸は深さ数メートルで水源に十分に達しておらず、乾季には水不足に。特に2校目では学校で水を購入しなければならず、大きな負担となっていました。

 

ポーサット州(3・4・5校目)
オー ロムチョン小学校、コー チョムロン小学校、クセット ボレイ小学校

3校とも水源は学校のそばにある池のみ。雨季には、ここから水を汲んでトイレや学校菜園などに使用しますが、衛生的ではありません。乾季には池の水がなくなり、生徒たちが水を汲める場所を探しに行ったり、近くの寺院に水を使わせてもらえるよう依頼したりする必要があり、授業の時間が削られていました。

 

ポーサット州(6校目)
サムダッチ オ サムダッチ メ中学校

水源が無く、私設の給水設備の水を利用することはできますが、費用が非常に高くつきます。学校では1⽇約6,500リットルの⽔が必要で、⽔にかかる費⽤は⽉額388,700リエル(⽇本円で約14,000円以上)にもなります。教育資⾦が限られる中、この購⼊費⽤は学校にとって⾮常に⼤きな負担となっていました。

 

 

【設置後】寄贈された6校の様子/ビデオメッセージ

2025年3⽉中旬〜下旬に⾏われた給⽔設備引き渡し式での写真です。いつでも水が使えるようになり、生徒・教師の健康面、衛生環境が大幅に改善され、授業に集中できるようになります。各校からの報告書とともに、支援者様へ感謝の言葉が寄せられました。

現地から届いたビデオメッセージの一部をご紹介します。(*支援者様の許可を得て公開しています)




 

民際センターではカンボジアの学校へ、手洗いやトイレで使うことができる水道設備を設置し、水を安定的に供給することで教育環境を整えるウォータープロジェクトを実施しています。ご質問はお気軽にお問い合わせください。

カンボジア ウォータープロジェクト

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