【ベトナム】闘病中の⺟へ学びの成果を⾒せたい ‒ 元奨学⽣からの⼿紙
ベトナム フンイエン省*の元ダルニー奨学生、ファムさんからお手紙が届きました。奨学金に支えられ無事に中学卒業を果たした後、母の病気が見つかりました。現在は高校卒業を目指して学ぶ彼女の、支援者様への感謝の思いと努力の軌跡をご紹介します。
*2025年7月1日付で、タイビン省はフンイエン省に統合されました。

中学4年生の時のファムさん(※ベトナムの中学校は4年制)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
尊敬するA・R社の皆様
私はファム・クイン・アインといいます。ミンラン中学校に通っていた2019年度から2022年度までの長きにわたり、私に奨学金をお贈りいただきましたことに、心より感謝申し上げます。私にとってこの奨学金は経済的支援にとどまらず、学び続けるための大きな励ましと心の支えでもありました。
皆様のご厚意により家庭の学費負担が軽減され、学業に専念することができ、そして高校の入学試験にも無事合格することができました。
中学を卒業後、我が家に大きな試練が訪れました。母が大腸がんと診断されたのです。当時、家族は極めて困難な状況になり、母の治療費を借金する傍ら、私と二人のきょうだいの教育費も工面し続けなければなりませんでした。治療を続けるうちに、一時は母の症状に改善が見られました。
しかし、今年6月に病気が再発し、脳と肺に転移していることがわかりました。体調は次第に悪化し、いま母に残された時間はそう長くはありません。こうした試練にも負けず、私は高校卒業を目標に、日々努力を続けています。卒業後はアルバイトをして、少しでも母の治療費を助けたいと思っています。母に私の長年の勉強の成果を見届けてもらうことが私の願いであり、母にとって最後の望みでもあります。
母との別れが近づき、最愛の人を失うかもしれないと思うと、胸が張り裂けそうです。それでも私は前を向き、精一杯努力し続けます。今日まで学び続ける機会を与えてくださった皆様に、心から感謝いたします。
寛大な支援者である皆様のご健康とご成功、そしてこれからも私のような困難な状況にある多くの学生を支え続けてくださることをお祈り申し上げます。
深い敬意と感謝を込めて
ファム・クイン・アイン

現在、高校に通うファムさん
「ダルニー奨学金」「HOPE奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際教育里親制度です。皆様からのご支援、お待ちしております。





