【台風被害緊急支援報告②:ラオス ルアンナムター県3校修復】
2024年9月に台風による水害が民際センターの支援地域においても多発し、緊急支援を呼びかけさせていただきました。約151万円のご支援が集まり、各国へ4等分して送金いたしましたが、第一弾のベトナムに続き、第二弾としてラオスからの報告をお届けいたします。
ルアンナムター県教育・スポーツ省より 感謝の報告
数日間続いた大雨でルアンナムター県は大規模な洪水に見舞われ、住宅や教育機関も深刻な被害を受けました。多くの学校では、校舎が浸水し、机、椅子、教材なども使えなくなり、通常の運営をなかなか再開することができませんでした。
そのような中、日本の皆様の温かいご支援により、ルアンナムター県教育・スポーツ省は48,000,000 キープ(340,808円)のご寄付を受け取りました。このご寄付は、生徒たちが安心して学習に取り組める環境に戻れるように、損傷した校舎と床の改修や、机と椅子の修理、教材の購入に充てられました。
支援を受けた学校は、下記の3校です。
①バンコン幼稚園
3教室の床の改修。総工費は25,920,000 キープ(184,036円)
洪水により損傷した教室の床
新しい床材を受け取る教師たち
新しい床材を敷くために協力し合って掃除する教師と保護者たち
新しく敷かれた教室の床
②バンルアン小学校
校舎の壁の再塗装。教師と生徒の机と椅子の修理。総工費は12,225,000キープ(86,799円)
バンルアン小学校の被害状況
テーブル、椅子、塗料などの物資を受け取る教師たち
塗装作業に積極的に参加する教師と保護者たち
きれいに塗装された校舎の壁
③サマッキ中学校
校舎の壁の再塗装と教材の支援。総工費は9,855,000 キープ(69,973円)
サマッキ中学校の被害状況
塗料や教材を受け取る教師たち
塗装の様子
この支援は極めて重要な支援でした。学校が迅速に教育活動を再開することを助けるだけではなく、生徒、教師、保護者、および地域住民の士気を高め、この自然災害を乗り越えることを可能にしました。
ルアンナムター県教育・スポーツ省は、この困難な時期にルアンナムターの人々に対して示された日本の人々からの慈愛、親切、ご厚意に対し、深い感謝の意を表します。この支援は、ラオスと日本の国民間の強い友好関係を象徴するものであり、両国の教育のさらなる発展と良好な関係強化の重要な原動力となるでしょう。ご支援を心より感謝いたします。
今年、日本とラオスは、日ラオス外交関係樹立70周年を迎えます。
さらに両国の絆が深まり、相互理解と協力関係が深まることを願っています。
皆様からのご支援、誠にありがとうございました。