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5月 2025

学生団体SWITCH様 スタディーツアー(2025年)のご報告<前半>

学生団体SWITCH様は2014年から自分たちで支援をしているカンボジアの子どもたちを訪れ、現地の変化を体感することを大切にしています。カンボジアは悲しい過去によりコミュニティ(地域社会や共同体)が失われかけ、その再構築や子どもたちの情操教育のためにSWITCH様は毎年、現地の子どもたちと運動会を行っています。運動会を通じて、楽しさや悔しさなど、さまざまな感情を感じ、表現し、仲間と協力することでコミュニティ形成を図ることができます。SWITCH様だからこそできるカンボジアの問題解決を目指しています。

学生団体SWITCHとは…
「一人でも多くの人に”切り替わるきっかけ”を届け、社会を活気づける波を起こす」を理念に、イベント開催で集めたお金を寄付してカンボジアの子どもたちの奨学金支援を毎年しています。

民際センターはSWITCH様が支援している学校がある村での滞在をサポートいたしました。今年は17名が村に滞在しましたが、その様子について2回の記事に分けてご紹介します。
SWITCH様のカンボジア滞在:3月7日〜3月18日
うち支援先の村滞在:3月9日~3月14日

・渡航前
SWITCH様は年に2回、チャリティースポーツフェスティバルという多くの大学生が参加する運動会を開催し、2月28日には5つの競技を行いました。協賛企業様からいただく豪華景品も当たるなど毎回大盛況のイベントです。

(Y.M/大学3年生)
チャリティースポーツフェスティバルは皆様からいただいた参加費を全額、カンボジアの奨学金として送ることのできるイベントです。その企画統括として、今回に挑みました。競技を企画する際に、どうしたら面白い競技になるかをメンバーを巻き込んで考えています。みんなが知っている競技をするのではなく、少しアレンジを効かせて楽しさを倍増させるような競技にしています。イベントに参加するだけでカンボジアの支援になる!敷居の低さを武器に私たちは取り組んでいます。
今回16代目が始まってから初めてのチャリティースポーツフェスティバルは大変でした。体育館を予約することや、協賛をしてくれた企業様との連絡などをする中で、想像を超えるトラブルもありました。しかし、参加者の皆さんに楽しんでほしい一心でSWITCHのメンバーは取り組んできました。実際、参加者アンケートでは競技の満足度が高かったり、参加して良かったなどのお声をいただきました!
次回は参加者1000人を目標に成功させます。そのためにメンバーを増やしたり、どのようなアプローチをして参加者の皆さんを集められるかなど幹部を始めメンバーで考えています。未知数の挑戦ですが、みんなで頑張っていきます!

(2月28日に開催したチャリティースポーツフェスティバル。今回のテーマはカンボジア国花のロムドゥオル~Rumduol ~)

・1日目 ▶ 小学校訪問

(A.T/大学3年生)
2回目の訪問なので懐かしさを感じつつも変化を感じることができました。まずは道や水道など先進国に見られる特徴のうちの1つであるインフラ整備がされていて着実に発展していることを肌で感じることができました。村の子ども達の笑顔や優しい先生たちは変わらず、私たちを歓迎してくれる姿に胸が温かくなりました。先生方とたくさんのヒアリングを重ね、お互いに教育環境を伝え合い、問題点を話し、訪れないと分からない部分を深く理解することができました。この子ども達が安全に学校に通い、先生方と話したこの村の教育課題を解決できるような支援をしっかりできればと思いました。

(子どもたちがお出迎えしてくれている様子)

・2日目 ▶ 中学校訪問・歓迎セレモニー

(S.S/大学2年生)
中学校を訪問した時、バスを降りた瞬間にみんなが歓迎ムードを作ってくれていて、カンボジアと日本の国旗を持って並んでいた事にとても驚きました。日本では絶対に経験できないものだったので、メンバー全員嬉しい気持ちと驚きの気持ちが混ざっていました。訪問した学生たちはとても礼儀正しく男子も女子も分け隔てなく仲良くしていることを感じられました。貴重な体験の一つとなったとともに、また来年も訪問して学生たちの成長を見たいと思いました。

(R.S/大学2年生)
バスを降りてすぐに先生方がクロマー(カンボジアの伝統的な手織布)をかけてくださって、あたたかく迎え入れてくださったのがとても嬉しかったです!生徒のみんなも花道を作ってくれてたくさん声をかけてくれたのがとても可愛く、忘れられない良い思い出です!伝統的なダンスや、人々の優しさや温かさを通して異文化を体験することができました!

(H.T/大学3年生)
現地の子どもたちにSWITCHからソーラン節を披露しましたが、小学校の時にやったソーラン節を次はカンボジアでやるとは思っていませんでした。現地の子達がめちゃくちゃ盛り上がっていたのでとても良かった!

(K.S/大学2年生)
現地の子どもたちはココナッツダンス(カンボジアの伝統舞踊)を披露してくれ、カンボジアの文化を肌で感じ日本と他国のダンスの違いや雰囲気を味わうことができた。また、ココナッツを使ってダンスを踊っている姿がとても新鮮だった。

▶ 教師・委員会とミーティング

(M.G/大学3年生)
教師へのヒアリングでは、現在困っていることや必要としているものを聞くだけでなく、将来の展望や日本について知っていることなど、より日本とカンボジアを繋いでいくようなヒアリングをすることが出来ました。また、日本の大学生の1日をまとめた動画を見せたことで新たな発見をしてもらえたのではないかなと思いました。質問内容や交流の仕方など去年よりも発展したものにすることができました。

▶ 中学生とアクティビティ

(M.K/大学2年生)
チャリティースポーツフェスティバルで使う旗を現地の子どもたちと一緒に作成し最初は上手くいくかどうかとても心配でしたが、SWITCHメンバーが旗作りをしている姿に興味を持って近寄って見てくれたり、一緒に旗に輪ゴムを結ぶ作業や絵の具を垂らす作業を行ってくれました。とても嬉しかったです。作り方を教えながら、それぞれのチームの旗が個性あるデザインになっていてとても良かったです。カンボジアの子ども達に説明が伝わるかどうか不安でしたが、お手本を見せるとすぐにできました。言葉が通じなくても、一生懸命にやっていれば伝わると感じることができました。

(旗作りの様子)

▶︎ 学生の家庭訪問

(T.B/大学3年生)
家庭訪問では、勉強がやりたいのにできない、バレーボールをやりたいのにできないなど日本とは違い、やりたいことがやりにくい環境にあるなと感じた。例えば日本ならスポーツができれば推薦入学もあるため進学もできるし、プロにならなくてもさまざまな選択肢がある。しかしカンボジアではそのような選択肢が狭いと感じた。バレーは好きだけど家の手伝いや勉強があるため親に怒られるしできないという話を聞いたときに、自分がどれだけ幸せで自由だったか実感することができた。

(学生の家庭訪問の様子)

 

次回はスタディーツアー後半をご報告いたします。楽しみにお待ちください!

 

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