【元奨学生の歩み】公務員試験に合格したソームさん
10年以上前、カンボジアのコンポンチュナン州で小学生時代*にダルニー奨学金を受け取っていた少年が、その後中学・高校・大学へと進学を重ね、国家公務員試験に合格したという知らせが届きました。ソームさんのお手紙の一部をご紹介します。(支援者様のお名前は許可を得て公開しています)
*ダルニー奨学金は、以前は国により小学生も対象にしていましたが、現在は中学生が対象です。
(左)コンポンチュナン州の位置、(中央)手紙、(右)大人になったソームさん
<手紙の一部>
「私はソーム・ニーと申します。TOIU KHPOS小学校に在籍していた頃に奨学金を受け取っていました。現在は、王立農業大学で畜産学を専攻し、学んでいます。私に小学校で学ぶ機会を与えてくださった公明党足立総支部コスモスグループ様へ心より感謝申し上げます。
光栄なことに、小学生だった私に貴団体は奨学金を通じてサポートしてくださいました。貧しい子どもたちに目を向け、就学を支えるあなた方の奨学金支援は、たいへん尊いものです。
あらためて、支援者様への深い感謝の念とともに、皆様のお幸せとご繁栄をお祈りいたします。」
大学在学中に農業担当官の試験に見事合格したソームさんは、論文執筆の傍ら、生まれ故郷で公務員として働き始めました。ダルニー奨学金が人生を切り開く鍵となったサクセスストーリーですが、こうして皆様のご支援により、多くの子どもたちの可能性が広がっています。
故郷で農業担当官として働く様子(白いシャツを着て話すのがソームさん)
「ダルニー奨学金」は、ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える、顔が見える、成長が見守れる、1対1の国際里親制度の教育支援システムです。年間14,400円の支援で、子どもが1年間学校に通うことができます。