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10月 2025

【ラオス】サワンナケート県の学校にパソコンを寄贈しました!

9月上旬、ラオス南部、サワンナケート県内の学校へパソコン10台を寄贈いたしました。これはラオス事業所が長らく切望していた支援のひとつであり、今回試験的ではありますが、個人の支援者様のご寄付の一部をパソコン費用に充てていただけることになり、夢の企画が実現いたしました。

ラオスへのパソコンの寄贈は過去にも数回、個人の方や企業様のご厚意で行われたことがありましたが、今回は民際センターの正式なプロジェクトとしての支援開始も視野に入れたものでした。パソコンの普及が進んでいない農村部の子どもたちが、将来の選択肢を広げる支援になるはずだと考えているからです。

 

それでは、引き渡し式の様子を写真でご紹介します。まずは開梱作業です。

組み立てと設置も、先生に教えてもらいながら生徒が行います。

設置が終わったら、最後に試運転です。

 

寄贈校の生徒たちより:
「パソコンについて学ぶことで様々な分野に対する理解が深まり、学習がより魅力的になります。」
「慎重に使用し、問題があったときはすぐに先生に知らせます。」
「パソコンを使って新しい情報を調べ、新しいプログラムを学び、タイピングを身につけたいです」

学校にパソコンが寄贈されると知り、地域全体で寄贈を待ちわびていたと現地から報告が届いています。机や椅子も、地元の方からこの日のために無償提供されました。

 

ICTの授業はあるのに、パソコンに触れたことが無い子どもたち

近年ラオスでもICT教育(※)は学校カリキュラムとして人気があります。しかし民際センターの支援地域である農村部では、生徒が使用できるパソコンそのものが無く、ICTを実践的に学ぶことができない学校が沢山あります。そうした地域へパソコンを届け、教育機会を提供したいというのが、現地から寄せられる要望の一つでした。
※コンピュータやネットワークを使用した情報収集・処理・共有などのスキルを教える授業のこと。

農村部のパソコン事情

ラオスの学校は子どもたちのためにICT環境の整備を望んでいますが、国の教育予算が少ないことから、パソコンの導入は都市部の学校から優先して行われている傾向にあります。結果的に、地方農村部の学校では具体的な方策や予算がなく、学校側もどうしてよいかわからないという実情がありました。

導入後の課題

今回の寄贈に際し、パソコンを設置した後の懸念点もいくつかありました。まず、導入後のICTの授業をだれが行うかという問題については、専門の教師がいる高校を併設した中学校を支援対象に選ぶことで解決できました。また、メンテナンスが必要になった時のことを考慮し、中古ではなく新品を導入しました。これにより製造元・製造年が統一され、OSの違い・キーボードの配置の違いといった教える側の困難さを排除しつつ、修理コストも削減することができるからです。

今後の展望

現在は今後の支援拡大に向けて、現地事業所にてパソコンが導入されている地域や数量の調査を行っています。支援地域へのヒアリングも重ねながら、民際センターのプロジェクトとしての継続的な実施を前向きに検討してまいります。

パソコンの入った箱を笑顔で教室に運ぶ生徒たち

 

新しい試みにも関わらず快くご支援くださったK様に、

ラオス事業所共々心より感謝申し上げます。

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