学校・学生の方

全国の多くの学校(小・中・高)の生徒会、大学生(サークル、団体)が、書き損じハガキ収集、イベント開催、ボランティア参加などで、経済的に貧しく学校に通えない子どもたちを支援しています。

山梨英和中学・高等学校

20キロを走るウォーカソンで400人以上を支援

(※ウォーカソン:ウォークとマラソンを合わせた造語)
山梨英和中学・高等学校は1990年にタイの中学生を支援して以来、これまで400人以上、口数で約1,170口を継続支援してきました。さらに、奨学金を支援するだけでなく、自分の目で奨学生の実情を見、奨学金の意義を確認するために、先生や生徒がタイ研修旅行に参加してきました。2004年には同校単独での研修旅行も実施、2007年にはタイ・ラオス・日本の中学生交流事業に参加しました。
支援方法は1年おきに開催するウォーカソン。生徒が区間ごとに親や親せきの人たちなどとスポンサー契約し、山あり谷ありの20キロの山道を走り抜きます。そして、走った区間の契約金をダルニー奨学金として提供します。
2009年度の完走率は97.1%。タイやラオスの子どもたちのために20キロを必死に走る生徒たちは、困っている他者に手を差し伸べることができたという達成感を感じ、さらに自信を強め、仲間との連帯感を深めます。
こうした活動が評価され、平成22年度には財団法人ソロプチミスト日本財団の社会ボランティア賞(青少年の部)を受賞しました。

東京都八王子市立松木中学校

広がる支援活動の輪

松木中学校には今から10年程前にボランティア部という部活動があり、その部の活動の1つに「ダルニー奨学金援助」がありました。その後、顧問の異動によりボランティア部は廃止になってしまいましたが、その活動は生徒会活動の取り組みの一つとして引き継がれていきました。
全校生徒にダルニー奨学金について知ってもらうため、民際センターのスタッフの方の講演会を開いたり、生徒会本部役員が直接民際センターを訪問し、お話を聞いて学んだことを、全校生徒に伝えながら支援への意識を高めていきました。
支援の方法としては、「古本市」と「書き損じハガキ」の回収です。年に1回ずつ行うこれらの活動には、全校生徒会や教職員ばかりでなく、近隣地域の保育園や小学校などにも協力を呼びかけながら取り組んでいます。
さらに昨年度からは「ペットボトルキャップ回収」の取り組みを加え、またPTAや地域の方々との連携も深めながら、より積極的に支援活動の輪を広げています。

北海道札幌白石高校

生徒が町内会の各戸を廻り、書き損じハガキを回収

北海道札幌白石高校は1996年から現在まで15年間一度も途切れることなく、書き損じハガキを集めてタイ・ラオスの子どもたちを継続支援しています。これまでの支援の合計数は、現在支援している奨学生も含めてタイ84人、ラオス61人です。
支援のきっかけは、生徒が検討した複数のボランティア団体の中から、多くの生徒が活動に関わりやすいことや、支援した子どもの写真が送られてきて支援の形が見えることを考慮してダルニー奨学金に決めたのではないかと思います。

書き損じハガキの集め方は、以下の通りです。
まず生徒会を通じて各クラスに2名いる生活委員が、各クラスに書き損じハガキ回収キャンペーンのプリントを配り、校内放送でも呼びかけます。先生にも協力を依頼します。また町内会にもお願いの文書を配布します。そして、学校内では12月中に、町内会では1月中に回収作業を開始します。特にプリントを配布した町内会には生活委員と保健委員が総出で各戸を廻り回収します。
多くの生徒がボランティア活動に対する関心を高め、福祉活動の大切さを確認することがボランティア・福祉活動の目的です。15年もの長期にわたって支援を継続しているのは、アジアの子どもたちを支援するダルニー奨学金がこの活動目的に合致しているからではないでしょうか。これからも、できる限りダルニー奨学金を応援していきたいと思います。

学生団体SWITCH

~「運動会」を通じて学生生活を充実させ、国際協力も実現~

学生団体SWITCHは、「楽しい」を入口に大学生活を充実させ、そこから学生や社会を変える波を引き起こすことを目的として活動しています。大学生活を充実させる要素の1つは「誰かのために何かをすること」。それで、大学生を対象に誰にも身近な運動会を開催し、運動会を通じて国際協力を行うことを企画しました。それが年1回の学生チャリティ大運動会「Charity Sports Festival」です。これまで関東圏で4回開催しました。

2012年の運動会には857人の学生が参加しました。参加者は8色の色に分かれて騎馬戦や綱引きといった定番の競技や、運動が苦手な人も楽しむことができる○×ゲームなどの競技で色ごとに優勝をめざしました。その過程でチーム内でのつながりや多くの出会いを生みました。

こうした活動が、世界の貧困地域に暮らす子どもたちへの支援にもつながれば、自分たちの大学生活がより充実したものになると思い、今年から運動会の参加費の一部をダルニー奨学金に寄付しました。自分たちがスタディツアーで訪れる国の子どもたちを支援しているということと、自分たちが支援した子どもの顔が見えることが支援の理由です。

来年のチャリティ運動会は海外の要素を多く含めた運動会にする企画を立てています。例えば、私たちが国際協力の支援をしている団体のブースを多く出すことや、外国人留学生を多く呼ぶことなどです。

国外活動では昨年スタディツアーを企画し、バングラディッシュとラオスの村の小学校で運動会を行いました。運動会の内容を少しアレンジし、肩組みリレーや馬跳び競争、特別な道具がなくてもできる競技をとりいれ、言葉が通じなくても仲間を応援したり、チームで協力しあったりして無事運動会を行うことができました。来年はバングラデシュとカンボジアの小学校で運動会を開催する予定です。SWITCHに所属していない一般の学生もこのツアーに参加できるので、興味がありましたらSWITCHにお問い合わせください。

ラオスクールプロジェクト

~校舎建設を目指しての募金活動、図書館建設、現地訪問~

私がこの活動を始めたきっかけは、ダルニー奨学金を支援している高校の先生が「ラオスの子ども達のために新潟の学生でボランティア活動しないか」と呼びかけたことです。「教育」が一番身近で、その大切さを実感している学生だからこそ、ラオスの子ども達も教育によって夢を持ってもらいたいと考え、小学校の校舎建設を目的に資金集めの活動をスタートしました。街頭募金、フリーマーケットへの出店、チャリティーイベント、キャラバン。しかし3年目から建設費700万円という高額な費用に限界を感じ始めました。また、活動が長引くことで、700万円を集めること自体が目標になってしまい、「私達の活動は正しいのだろうか」と悶々とすることもありました。そんな中、民際センターから図書館建設の提案があり、メンバーで何度も話し合いました。そして、ラオスの子ども達と新潟の多くの寄付者の方々の期待に早く応えたい、3年間で集まった約200万円で今出来ることをしたいとの思いから図書館建設に決めました。

図書館は今年7月に着工し2ヶ月でほぼ完成。9月に贈呈式に参加するために、仲間6人でラオスに行きました。場所はサワンナケット県のサイヤペット村。生徒数1,000人の小中学校と幼稚園が同じ敷地内にあり、図書館は敷地のちょうど真ん中に建っていました。贈呈式では、生徒代表の子が日本語で感謝のスピーチをしてくれました。出来たばかりの図書館で子ども達が本を読んでいる姿や、帰りに涙を流して私達を見送ってくれる姿を見て、図書館に変更して良かった、ラオスに来ることができて良かったと思いました。支援とは何なのか、改めて考えさせられた現地訪問でしたが、私達学生も3年半の活動で多くのことを学びました。ラオスクの支援活動はこれで終わりではなく、今後も図書館をベースに定期的に村を訪問し、子ども達と交流していきます。また、新潟の小中学生も巻き込んで、ラオスと日本の子ども達の繋がりも作っていけたらと考えています。

千歳市立富丘中学校

チャリティ・コンサートで支援

本校の生徒会では5年ほど前から書き損じハガキを回収する活動を行っていましたが、その目的や目標が曖昧であったために支援の輪があまり広まりませんでした。この状況を改善しようと生徒会役員会で話し合った結果、まずは目的をはっきりさせた上でこの取り組みを広く知ってもらい、更に主体的に取り組みに関わるメンバーを増やしていこうということになりました。その中で企画されたのがチャリティー・コンサートです。

幸い本校は北海道で一番生徒数が多いため(正確には今年の春に分離新設校ができたため生徒数は半減してしまいましたが)部活動も多くあり、器楽の部活動もリコーダー部、吹奏楽部の2つがあります。演奏会は生徒会が主催・運営し、この2つの部活動に出演を依頼する形で行います。演奏会の冒頭で生徒会長が挨拶をし、書記長が東南アジアの教育の現状レポートと生徒会の支援活動のプレゼンテーションをします。その後、リコーダー部と吹奏楽部が観客に馴染みのある曲を演奏します。最後には吹奏楽部の伴奏で観客と一緒に「故郷」を歌い演奏会の幕を閉じます。会場では書き損じハガキの回収の他に、募金活動や使用済みインクカートリッジの回収活動も行います。休憩時間には、小さな子ども向けに吹奏楽部の楽器体験コーナーを開設するなど、観客とのふれあいも大切にしています。

演奏会の会場である本校体育館には本校の中学生の他にも、地域住民や校区内の小学生など幅広い年齢層の人たちが集まります。また、地域版の新聞でも報道されることから、事前に地域住民から書き損じハガキやインクカートリッジが送られてきたりもします。生徒会役員会が狙った「支援の輪の拡大」が、こうして毎年少しずつ広がってきているのが感じられます。

演奏会は2009年から始まり今年で4回実施してきました。支援額は、まだまだ決して多いとはいえませんが(注:昨年度はタイ奨学金Aタイプ3人分、一昨年度はAタイプ4人分のご支援でした)、多くの人に東南アジアの子どもたちの現状を広く知ってもらえるようになりました。生徒会役員の中にも代々この活動を引き継いでいこうという意識が芽生えてきました。分離により学校規模が半分になったため、次回の開催には課題も出てきましたが、これからも生徒会役員と知恵を出しあいながら支援活動を続けていきたいと思います。

早稲田大学生協学生委員

~文房具や食堂でのメニューの募金上乗せなどで支援 新しい募金方法も考案中~

早稲田大学生協学生委員会とは、早稲田大学生協に属する、学生のみで構成された組織です。早稲田大学の組合員である学生が悩みや不安を解消し、魅力ある大学生活を実現する事が出来るように、日々活動している団体です。普段は生協の組合員を対象としたイベントなどを企画したり、学生向けのフリーペーパーを発行したりしています。

早稲田大学生協学生委員会は、内部でいくつかの部局に分かれています。その中に「社会貢献」という部局があります。この部局は、早稲田大学生協学生委員会に所属している人の中でも特にボランティアに興味がある人で構成された部局です。民際センター様の募金活動などに参加しているのは、主にこの部局に所属している人です。

私たちが、数多くあるNGO団体の中でもあえて民際センターを支援しているのには、理由があります。それは、子どもの教育支援をする事によって子どもの将来に向けて投資をするといったダルニー奨学金のやり方に共感を得たことです。事務所が早稲田にあり、早稲田大学から近いので親近感があるというのも、支援する事に決めた理由の一つです。

支援する事を決めたのがおよそ10年前で、当時は書き損じたハガキを寄付するなどといった小さな事から始めました。それからだんだんと活動の幅を広げていき、今では民際センターと一緒になって募金活動を行うことはもちろん、早稲田大学生協で販売している文房具や、食堂で販売しているメニューに募金額を上乗せして販売するなどといった活動も行っています。

民際センターを支援すると決めてからは、もう随分経ちます。しかし、本格的に支援し始めたのは、2.3年前からです。そのため、まだまだ改善の余地があり、今までやってきた文房具や食堂メニューへの募金額上乗せ販売以外にも、なにか新しく出来る事がたくさんあるのではないかと私たちは考えており、定期的に話し合っています。今まで以上に活動の範囲をもっと広げ、更に民際センター様の力になるような活動をしていきたいです。

STUDY FOR TWO

~約40の大学、300名の学生が中古の教科書販売で教育支援~

STUDY FOR TWOは、勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界を実現するため、まず国内の大学生に対して中古教科書回収販売事業を実施し、収益の80%を途上国の子どもたちへの教育支援としている団体です。中古教科書回収販売事業は・大学生から使い終えた教科書を回収する・回収した教科書を、安価で大学生に向け再販売する・収益8割を開発途上国の子どもたちへの奨学金として寄付する、というプロセスです。

この活動は、代表の石橋が大学1年生時に海外ボランティアに東南アジアに行ったことがきっかけです。そこで出会ったのは、自分と同じ"お金がない家庭"に生まれついたはずなのに、勉強したくても勉強できない子どもたち。自分は奨学金や様々な機会に恵まれ、勉強することができるにもかかわらず、彼らはお金がないから、機会がないから勉強できない。その差はどこの国に生まれついたか、それだけだと感じました。2年生になり、大学に戻ったとき、奨学金をかりて大学に行っている石橋には新品の教科書を何冊も購入することは気が重く、先輩から教科書をもらっていました。そんなとき彼がふと思いついたのが、この団体が始まったきっかけでありました。それから約2年半が過ぎましたが、いまでは全国約40大学、300名のメンバーが必死に活動しています。

収益金をなぜ国際協力への寄付するのか?石橋は「出会ってしまったから」、その一言に尽きると言います。今後は40大学にまで増えてきた支部をきちんと統制し、さらに大きな活動にしていきたいと考えています。2013年4月にはまた大きな教科書販売シーズンが来ます。そこで大きく売上を上げ、奨学金だけではなく、他の支援活動も実施していきたいと考えています。

奈良県・片塩中学校

~新聞の掲載で外部からハガキや切手等が届いた! 善意の活動が世間に通じて「嬉しい」~

恐らく2005年の秋頃だと思いますが、民際センター事務局から届いた「書き損じハガキによるタイ・ラオスの子どもたちの支援」ご案内のはがきを見て、奈良県大和高田市立片塩中学校は生徒会が支援活動に取り組むことに決めました。現金ではなく書き損じハガキで支援できること、同じ中学生であることなどが支援を始めた理由でした。以来毎年、年賀ハガキの当選番号が決まるちょっと前に、プリントの配布と校内放送で書き損じハガキの収集を生徒に告知し、抽選終了後、職員室前と生徒が出入りする昇降口前の3箇所に収集箱を設置。さらに登校時に生徒が呼びかけをします。こうして2005年度からずっと毎年、奨学生3~10人分の書き損じハガキを集めてきました。

ところが、昨年は奨学生28人分を支援するハガキや切手、現金が集まりました。これは、民際センター事務局が地元の新聞社に同校の活動を記述したプレスリリースを送り、まず毎日新聞が取材をして記事にし、それを見た奈良新聞など他の新聞社がさらに取材して記事にしたためで、読者から同校にはがきや切手、現金などが送られてきたからです。その内訳は、同校で集めたハガキ1,108枚、外部から送られてきたハガキ267枚。切手は同校3,166円、外部148,897円、現金(募金)は同校24,722円、外部7,000円でした。送られてきたハガキや切手のうち、住所氏名のわかる分については、生徒会がお礼の手紙を書きました。担当の太田先生も生徒も「善意の活動が世の中に通じることがわかって嬉しかった」と言います。

生徒会の生徒たちは現地から送られてきた奨学生の写真を見て、「私たちの支援活動で、この子が学校に行けたんだぁ」と支援の成果を実感します。その実感に不特定多数の人たちからの支援を受けた昨年の喜びを重ねて、同校の生徒会は来年も1月になると支援活動を開始します。

早稲田大学ラオス学校建設教育支援プロジェクト ~スーン~

~毎年2週間、ラオスの小学校で「きっかけ教育」を実施~

スーンはラオス南部にあるチャンパサック県の小学校2校を対象に、教育支援活動を行っています。この活動は、ある学生がラオスを訪れた際、ラオスの教育現場における教員の質の低さ、教育に対する関心の低さや、手を洗う習慣や公共トイレを正しく使う習慣がないなど、衛生環境がよくない現状に対し、学生だからこそできるソフト面の支援をしたいという思いからスタートしました。

活動においては、私たちは子どもたちの視野を広げること、思考力を養うことに重点に、内容としては学科、衛生などの面からアプローチしています。そして、私たちの価値観の押しつけになってはいけないという考えから、「共に考え、共に感じる」という理念でアプローチしています。さらに、私たちが現地で問題を解決しようとするよりも、その問題を考えるきっかけを与える活動をした方が目標である「内発的発展」につながると考えたので、今は「きっかけ教育」という軸で活動をしています。

教育支援というのはなかなか成果がはっきりとは表れず、毎回自分たちの活動は本当にこれでよかったのだろうか、と考えてしまう面もあり、毎回試行錯誤しながら活動しています。しかし、私たちが訪れる2週間は生徒の出席率がとても良いという話を先生から伺ったり、自分の子どもが日本人の大学生が支援しているこの小学校に通えてラッキーだなどというお話を村人から伺ったりすると、私たちの活動が少しは役立っているのかなと感じることができます。

私たちの活動の成果は見えにくいかもしれませんが、これからも誠実に現地の方々と同じ目線に立って、一緒に考えながら活動を続けていきたいと思います。

民際センターとは、ラオスの教育支援という同じ領域で活動しているので、イベントなどで時々、ファンドレイジング活動のお手伝いをしています。

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