カンボジアが抱える教育問題

子どもが教育を受けるということは普遍的人権です。

しかし、残念なことに、カンボジアの農村部に住む多くの子どもたちはこの権利を享受出来ずにいます。

 

教育の価値に対する親の認識は経済的地位​等によって形成されています。

経済的に恵まれ、高いレベルの教育を受けた親は子どもにも質の高い教育を受けさせるようになってきています。

 

それとは逆に、経済的に貧しい親は子どもたちが大きくなると、家族の収入を補うために働くことを当然と感じています。

(むしろそれを期待している傾向にあります)

今日を生きるために働くことも必要ですが、一方でまた、教育の長期的な価値についても考えなくてはなりません。

しかし、実際は、経済的に貧しい人々や恵まれない子どもたちの間では、教育の価値を考えることはされません。

早期に学校を退学してしまうことが多い状況となっています。

 

カンボジアの教育問題は、基礎教育期におけるドロップアウト率(退学率)の高さがあげられます。

例えば、政府統計によると、民際センターが支援するコンポンチュナン県の小学校3年生が6年生に残る率は71%となっています。

つまり、ドロップアウトした生徒は約30%にものぼり、10名中3名が小学校をドロップアウトしたことになります。

こうした問題はカンボジアの教育に重く、そして、深刻に圧し掛かっています。そして、それは貧困削減を成し遂げるための重要な鍵なのです。

 

笑顔のスカベンジャー

<笑顔のスカベンジャー>

 

民際センターのダルニー奨学金は1万円で1人の子が1年間学校に通えます。

カンボジアの子どもたちは基本的に授業料は無料です。

しかし、制服や靴、ベルトや靴下、カバン、ノートなどを購入するお金がなくて学校に行けなくなるケースが多いです。

その為、ダルニー奨学生には学用品等を現物で支給します。

 

カンボジアの全人口の35%は1ドル以下の収入と言われています。

ダルニー奨学生の家の月収は約2,000~4,000円です。

食料が不足している家庭は、収入があると食料を優先させるため、学費を削ってしまい、それが子どもたちのドロップアウトにつながります。

こうした、ドロップアウトをしてしまう可能性の高い子どもに奨学金が提供されます。

奨学金をもらうと、子供たちは卒業まで学校に通うようになります。

 

よって、皆さまから贈られる奨学金は彼らにとってとても意味のあるものなのです。経済的な意味の他に精神的な意味もあります。

つまり、奨学金支援のおかげでドロップアウトをせずに、学校に通い続けることが出来るからです。

少なくとも基礎教育を受けることが出来、次への可能性も開けます。

また、奨学金をもらうと、成績が上がるだけではなく、学校での生活態度も向上するそうです。

 

このように奨学金を必要としている子どもたちの為に、皆さまの温かいご支援、ご協力を宜しくお願い申し上げます。

 

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