自転車プロジェクト

自転車写真

民際センターは農村地域に住む貧困家庭の中学生支援を行っています。その地域では、学校に通えない生徒たちや、中途退学を余儀なくされる生徒たちが多くいます。さまざまな理由がある中で、その理由の一つである通学問題を少しでも解消するために自転車プロジェクトを開始します。
ここでは、ラオス、カンボジアの教育事情に触れながら、自転車プロジェクトをご案内させていただき、みなさまからの温かいご支援をお願いさせていただきます。

■ラオス自転車プロジェクト

ラオス自転車プロジェクト

ラオスの教育事情

1.ラオスの教育システム(義務教育は、小5年生まで)

プレ・スクール→初等学校〔小学5年間〕→前期中等学校〔中学4年間〕→後期中等学校〔高校3年間〕→高等教育〔大学・職業訓練専門学校等〕

2.純就学率等について

教育レベル 総就学率 純就学率 修了率 中途退学率
初等教育(小学校) 120.6% 91.6% 70.6% 6.3%
前期中等教育(中学校) 69% 62.9% 71% 8.5%
後期中等教育(高校) 37.3% 33.4% 79.6% 7.2%
(出典) ラオス教育省Education Statistic information and Technology Centre 2012-2013
純就学率のみAnnual School Census 2010-2011

3.学校数等について

教育レベル 学校数 生徒数 先生数
初等教育(小学校) 8,927 878,283 33,847
前期中等教育(中学校) 908 385,552 30,726
後期中等教育(高校) 35 157,737
中高一貫校 553
(出典) ラオス教育省Education Statistic information and Technology Centre 2012-2013

4.地域格差について(純就学率)

対象地域
小学校 中学校 高校
ビエンチャン 98.7% 86.6% 52.7%
カムアン県 92.4% 54.5% 29.4%
サワンナケート県 84.1% 46.3% 23.4%
サーラワン県 86.2% 39.1% 21.1%
セコーン県 81.4% 49.2% 28.1%
全国 91.6% 62.9% 33.4%
(出典) Annual School Census 2010-2011

民際センター支援地域の中学純就学率が、全国と比較して約8~24%低いことがわかります。

5.中学校に通えない、あるいは中途退学する主な理由

  • 学費が無償であっても、貧困により勉強に必要な文房具、制服、自転車などの購入が難しい。
  • 中学校数は、小学校数の約10%。
  • 学校が家から通えないほど遠い場所にある。
  • 近くに中学校がない場合、往復2時間を超える徒歩での遠距離通学を余儀なくされる。
  • 自分より幼い弟妹がいる生徒の場合、両親が出稼ぎや農園で働く時に、その子たちの面倒を見る必要がある。
  • 親が教育を受けたことがなければ、その重要性も理解されにくい。
  • 親といっしょに出稼ぎに行くことがあり、このような場合、戻ってきてから通学を再開したとしても、勉強についていけないケースがある。

ラオス事務局長からの御礼

ラオス事務局長

農村地域での大部分の子供たちにとり、自転車を持つことは、将来への希望を意味します。私は、農村部事業出張時、学校に行く意欲があるものの、中等・高等教育を諦めてしまう多くの子どもたちを見ています。その理由の一つに、学校までの通学距離の遠さがあります。私の知っている12歳の女の子は、強い日差しの下、埃っぽい道や雨の日の泥だらけの道を歩き、自宅から遠く離れる学校へ徒歩で通っています。このような状態での通学は大変でしょう。このような状況は、中途退学を生む原因の一つです。
自転車は単なる自転車ではなく、子供達の希望と教育機会の提供を意味し、貧困からの脱出につながるとても大切なものと言えます。自転車を持つことで通学時間の短縮が可能となり、友達と共に過ごす時間が増えることにより、日々の生活においても楽しい時間を過ごすことが増えるでしょう。また、時間が増えることで、勉強への集中力も高まるでしょう。兄弟の世話や家族の手助けの時間も増えるため、親の収入増も期待できます。このように自転車通学には、多くの利点がありますが、最大の利点は、子供が学校へ行くことを継続できるというものです。
ラオス事務所は、貧困により継続しての通学が難しい子供たちに、自転車のご支援をお願いさせていただき、教育の継続と学校に通うという子どもたちの夢を叶えていきたいと思っております。

対象地域

ラオス自転車プロジェクト概要

支援対象者:通学に往復で徒歩2時間以上かかる下記地域に住む貧しい中学生
対象地域:カムアン県・サワンナケート県・サラワン県・セコーン県
支援品:自転車(新品、男子は青、女子はピンク、ステッカー付)、修理道具、空気入れ、ウォーターボトル

自転車(新品、ピンクと青、ステッカー付)、修理道具、空気入れ、ウォーターボトル 

支援金額:18,000円
生徒からのお礼状:現地からポストカードが届きます。 

ラオスカード表
奨学生への証書

奨学生への証書:支援者のお名前が記載されています。 

通学の様子

通学の様子

自転車で通学している生徒へのインタビュー

レンカム・シサマイさん

氏名: レンカム・シサマイさん
16 歳 中学1年生 セコーン県
学校から自宅までの往復距離:12Km 

Q.自転車通学をしてからどれくらいですか?
A.今年から使用しています。昨年両親が自転車を買ってくれるお金がなかったので、小学校を卒業してから、一年間学校をやすまざるを得ませんでした。一年間両親を手伝って、竹切りをして得るお金で買ってくれました。
Q.自転車通学の良いところを教えてください
A.家から学校までかなり遠いので、自転車通学により、毎日通学ができます。また、妹を乗せて学校まで先に送ることもできるので、凄く便利です。
Q.歩いて通学するとどれくらい時間がかかりますか?
A.1時間かかります。自転車だと30分で着きます。
Q.あなたの村の生徒たちがどうやって学校へ通っていますか?
A.自転車やバイクをもっている生徒もいるので、持っていない人は、持っている人に乗せてもらったりしています。
Q.もし自転車がなかったら学校に通うことは難しいですか?
A.はい、難しいです。もし自転車がなければ、学校に通うことができないかもしれません。

スケジュール

スケジュール
※自転車の配送・お礼状の送付時期は、上記お申込時期(①、②の場合)により異なりますのでご注意下さい。

ご支援金額 一口:18,000円

  • クレジットカード
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  • 郵便振替
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カンボジア自転車プロジェクト

カンボジア自転車プロジェクト

カンボジアの教育事情

1.カンボジアの教育システム(義務教育期間は中学3年まで)

プレ・スクール→初等学校〔小学6年間〕→前期中等学校〔中学3年間〕→後期中等学校〔高校3年間〕→高等教育〔大学・職業訓練専門学校等〕

2.純就学率等について

教育レベル 総就学率 純就学率 修了率 中途退学率
初等教育(小学校) 116.0% 95.2% 85.3% 3.7%
前期中等教育(中学校) 58.5% 35.0% 46.8% 20.0%
後期中等教育(高校) 32.9% 20.6% 28.5% 10.1%
(出典) (出典)カンボジア教育青年スポーツ省 Education Statics & Indicators 2010/2011
<注意>
純就学率: 一定の教育レベルにおいて、教育を受けるべき年齢の人口総数に対し、実際に教育を受けている(その年齢グループに属する)人の割合。
総(粗)就学率: 一定の教育レベルにおいて、教育を受けるべき年齢の総人口に対し、実際に教育を受けている(年齢にかかわらない)人の割合。
修了率: 例えば、前期中等教育(中学3年生)の修了年齢人口(=15歳人口)のうち、実際に修了できた子供の割合。

この表から就学率を見ると、中学生の就学率が小学生よりも劇的に低下していることがわかります。

3.学校数等について

教育レベル 学校数 生徒数 先生数 先生1人に対しての生徒数
初等教育(小学校) 6,910 2,173,384 44,840 48
前期中等教育(中学校) 1,622 534,710 27,054 20
後期中等教育(高校) 433 288,789 11,157 26
(出典) カンボジア教育青年スポーツ省 Education Statics & Indicators 2012/2013

この表から、中学校数が小学校数の23.5%しかないことがわかります。
日本ではこの割合は約50%になり、先生1人に対しての生徒数は14人になります。

4.都市部と農村部の地域格差について

総就学率(2006)
  小学校 中学校 高校
全国 91.9% 26.1% 9.3%
都市部 91.6% 41.3% 22.7%
地方 92.4% 23.7% 6.1%
過疎地 82.5% 3.9% 0.2%
(出典) 上田広美著「カンボジアを知るための60章」2006年 明石書店
地域別貧困者比率(2007)
地域 貧困率
全土 30.14%
プノンペン 0.83%
その他都市部 21.85%
農村部 34.70%
(出典) World Bank Poverty Profile and Trend in Cambodia (2009)

中学総就学率は、農村部が都市部より20%近く低いことがわかります。
貧困率は、農村部がその他都市部より13%近く高いことがわかります。

5.中学校に通えない、あるいは中途退学する主な理由

  • 農村地域での収入は、都市部と比較すると概して低いため、教育費用に回す余裕がない。教育費用の例としては、学校制服や教材、進級試験に合格するための補習授業などがある(公立学校での授業料は無料)。
  • 自分より幼い兄弟姉妹がいる生徒の場合、その子たちの面倒を見る必要がある。
  • 田植えや稲刈り、家畜の世話など、子どもも大きな労働力であるという現状。
  • 親といっしょに出稼ぎに行く場合があり、この場合、戻ってきてから通学を再開したとしても、勉強についていけないケースがある。
  • 中学校数は、小学校数の23%。
  • 近くに中学校がない場合、往復2時間を超える徒歩での遠距離通学を余儀なくされる。

カンボジア事務局長からの御礼

カンボジア事務局長

いつも温かいご支援をありがとうございます。皆様のご支援により、これまで8,000人近くの子どもたちが奨学金支援により学校に通うことができました。この場を借りて御礼申し上げます。
おかげさまで、カンボジアの教育事情も以前に比べればよくなってまいりました。小学校への純就学率は95%を超えるようになりました。反面、中学校への就学率は、まだまだ低いのが現状です。また、せっかく中学に通えても中途退学してしまう子どもたちが20%いることは残念でなりません。中途退学の理由は様々ありますが、その一つに通学の問題があります。
その通学問題を少しでも解消するためのキーワードは「自転車」です。自転車プロジェクトが実施されることにより、少なからず中途退学率の低下が期待できると思っておりますので、奨学金同様、皆様からのご支援をお願いいたします。
さて、ここからは、カンボジアの通学事情に触れさせていただきます。農村部では50%から60%の中学校が、生徒の家から往復で10~20キロほど離れたところに建てられています。このような状況の中、15%の生徒たちは自転車で通学しており、45%の使徒たちは歩いて通学をしています。これら以外の通学手段には、荷台付有料バイクや、友人の自転車・バイクへの相乗りなどになります。
強い日差しの下、自宅から遠く離れた学校へ徒歩で通う生徒の中には、勉強に集中できない子や、通学を諦めてしまう子どもたちもいます。
貧困や通学距離の遠さは、教育を享受するには大きな障害となっています。この状況は中学校への就学率を低下させ、高い中途退学率を招くことに繋がります。中学への就学率はおおよそ35%、中途退学率は20%にも及びます。
貧しい農村地域に住む子どもたちにとって、自転車は重要な通学手段になります。自転車を保有することで通学への利便性が高くなることは、就学率を上げ中途退学率の低下を可能にする力を秘めています。少しでも多くの子どもたちが中学校に通えるためにも、改めまして自転車プロジェクトへの温かいご支援をお願いさせていただくとともに、これまでのご支援に感謝申し上げます。 

支援地域地図

カンボジア自転車プロジェクト概要

支援対象者:通学に往復で徒歩2時間以上かかる下記農村地域に住む貧しい中学生
対象地域:コンポンチュナン県・カンポット県・タケオ県
支援品:自転車(新品、男子は青、女子はピンク、ステッカー付)、修理道具、空気入れ 

自転車(新品、ステッカー付)、修理道具、空気入れ

支援金額:18,000円
生徒からのお礼状:現地からポストカードと支援生徒と寄贈自転車の写真が入った封筒が届きます。

ポストカード
奨学生への証書

奨学生への証書:支援者のお名前と奨学生氏名他が記載されています。 

通学の様子

通学の様子

自転車で通学している生徒へのインタビュー

K・Lさん

氏名: K・Lさん 14 歳 中学1年生 カンポット県
学校から自宅までの往復距離:13Km 

Q.自転車通学の良いところを教えてください
A.自転車は私にとって重要です。自転車で通えるため、毎日学校に時間通りに行けます。放課後は個人授業も受けることができます。家からは6.5キロと遠いので、もし自転車がなかったら毎日学校に通うことはできないかもしれません。
Q.自転車通学をしてからどれくらいですか?
A.この自転車はいとこのもので、長いこと使っています。私の家が学校から遠いので、いとこが自転車を貸してくれました。
Q.歩いて通学するとどれくらい時間がかかりますか?
A.往復で2.5時間~3時間近くかかります。
Q.あなたの村の生徒たちはどうやって学校へ通っていますか?
A.私の村は学校から遠いため、生徒たちは自分の友達といっしょにバイクや自転車への相乗りで通っています。
Q.もし自転車がなかったら学校に通うことは難しいですか?
A.はい、難しいと思います。きっと毎日行くことはできないと思います。次第に学校へ行く気が起きなくなるかもしれません。自転車がなかったら友達に乗せてもらうことになるので、もし友達が学校を休んだら、私も休まなければなりません。

スケジュール

スケジュール

ご支援金額 一口:18,000円

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