学校・学生の方

全国の小・中・高校の生徒会や大学のサークル・団体より、書き損じはがき収集やイベント開催、ボランティア参加などでご支援いただいています。

 

あ・か・さ

市立札幌清田高校
学生団体SWITCH
STUDY FOR TWO
精華中学校
聖セシリア女子中学校・高等学校

た・な

東京都八王子市立松木中学校
千歳市立富丘中学校
奈良県・片塩中学校
長野県松本蟻ケ崎高等学校

は・ま

北海道札幌白石高校
枚方市立杉中学校

や・ら・わ

山梨英和中学・高等学校
ラオスクールプロジェクト
早稲田大学生協学生委員
早稲田大学ラオス学校建設教育支援プロジェクト ~スーン~

 

市立札幌清田高校 様

札幌市清田区の市立札幌清田高校は、1974年に創立し、学校教育の目標に「すべてのことに、なぜと問い、きわめ確かめる生徒であれ」を掲げる単位制の進学校です。学業の他、合唱部、美術部などの文化部の活動も盛んですが、野球部、ラグビー部やサッカー部などの運動部も活躍しています。

民際センターの支援を始めたのは2016年。札幌清田高校のグローバルコース2年の「国際協力」の授業では、フェアトレードについて学習し、学校祭で販売する途上国の製品を適正な価格で販売し、その収入で毎年カンボジアの子どもたちへの「ダルニー奨学金」寄付を行ってきました。しかし、昨年は、新型コロナウイルス感染症予防のため学校祭は中止。さらに、希望者が参加するカンボジアでのボランティア活動も中止。そのような状況でも経済的な理由で教育の機会に恵まれないカンボジアの子どもたちへの応援を欠かしたくないと生徒の皆様は議論を重ね、民際センターが「書き損じはがき収集」を行っていることを知り『葉書、もらってもイイですか?』プロジェクトを立ち上げました。学校内では、他学年にも「ダルニー奨学金」に関するプレゼンテーションを行ったほか、収集箱やポスターを作成し、地域の方々が集まる公民館にも置きました。さらに地域の回覧板にチラシを入れ、地域の方も巻き込んではがき収集活動を繰り広げたのです。

校内に置いた収集箱とポスター

回覧板に入れたチラシ

その結果、学校の内外から3,700枚を超える書き損じはがきと未使用切手を集め、2021年11月からカンボジアの中学校1年生3名(卒業まで支援)と中学校3年生2名(1年間支援)が、学校に通うことができることになりました(カンボジアは11月が入学、進級時期となります)。この子どもたちは、支援がなければ学校に通うことはできませんでした。プロジェクトリーダーを務める生徒様は「このように沢山のはがきが集まるとは思いませんでした。協力していただいた方へは感謝の気持ちでいっぱいです。」と話しました。

協力いただいた方へのお礼状

コロナ禍で、なぜ「支援をあきらめなければならないか」と問い、工夫を重ね、その解決策を模索し実現する市立札幌清田高校の校風、そしてなによりも、活動をした生徒の皆様に敬意を表したいと思います。その想いを確実に、責任をもってカンボジアの子どもたちに届けます。

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枚方市立杉中学校 様

 

大阪府枚方市立杉中学校は、1987年(昭和57年)に近隣の2つの中学校の分離開校により創設した中学校です。校区は枚方市東部ののどかな田園地域と住宅地が広がる落ち着いた環境にあり、市内で最も大きな校区です。校訓には、誠実、正義、友愛、創造を掲げ、先生方は教育目標である「子どもの笑顔があふれる学校」をめざし、日々教育活動に取り組んでいます。ホームページ上での情報発信にも力を入れ、学校の様子を知らせることにより信頼される学校づくりを進めています。校章は、杉のまっすぐに成長する力強さの中に若さの清潔感を象徴しています。

ダルニー奨学金の支援は2005年から、一貫してタイの子どもたちの学びを応援しています。昨年度、1年生代議員は授業やニュースで世界には貧しく学校に通えない子どもたちがいることを知り、コロナ禍で自分たちも不便な状況にあるけれど、広い世界にはもっと困っている人がいてその人たちのために自分たちは何をすべきかを話し合いました。そして、3学期の取り組みとして自分たちにもできる「国際支援」として「書き損じはがき&募金キャンペーン」を立ち上げ、経済的な理由で学校に通うことができない子どもたちを助けるために学校全体に支援の呼びかけを行ったのです。まずは、貧しくて学校に行けない子どもたちが、自分たちが送ったはがきや切手で学校に通えることを皆に知ってもらうためにチラシを作り、内容にはSDGs(持続可能な開発目標、Sustainable Development Goals)や貧困削減の重要性に関する説明も盛り込みました。

はがき回収は学校の各フロアに回収箱を置き、募金は朝、校門前で集めました。その取り組みは枚方市のtwitter 「こちら、枚方市です!@hirakata_city」でも紹介されました。結果、集まったはがきや未使用切手は1,077枚と募金が18,466円。これで、5月からタイの子どもたち4人が中学校に通うことができることになりました。この子どもたちは支援がなければ、貧困のため中途退学を余儀なくされた子どもたちで就学はかないませんでした。

チラシに紹介されたダルニー奨学金に関する画像

民際センターの職員より生徒の皆様へ
今回の取り組みを聞いて、コロナ禍で自分たちも大変な中、より厳しい状況にある人に思いをはせることができる皆様の柔軟な発想と行動力にただただ感心させられるばかりでした。夏には、学校に奨学金証書と共に奨学生の写真などが届き、皆様の活動がどのように支援に繋がっているかを実感できると思います。次は、奨学生へ励ましのお手紙を書いてみてはいかがでしょうか。宛先は、証書に書いてある学校の住所になります。民際センターが支援しているタイの東北部は日本ほど郵便制度が整っていません。奨学生の家は貧しく住所がない場合も多いため、お手紙は学校に送っていただき、届き次第奨学金担当の先生が責任をもって奨学生本人に渡します。彼らは貧しい家庭の子どもたちで、家族は昼も夜もなく日雇いの仕事をしていたり、バンコクなどの大都市に出稼ぎに行って家にいない場合があります。その様な状況の中、水くみ、炊事、掃除、兄弟の面倒などの家事は、奨学生が行い、その空いた時間で一生懸命勉強しながら、疲れてくじけそうになることもあります。遠い国の同年代の方からの応援は彼らにとって大きな励みとなることでしょう。

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聖セシリア女子中学校・高等学校 様

 

聖セシリア女子中学校は、現在の神奈川県大和市に昭和4年に設立され、当時一般的であった良妻賢母型の女子教育の概念を大きく覆し、土に親しみ自然に触れる中で神の摂理を識ることを教育理念に掲げた革新的な学校として始まり、今年、創立92年を迎える歴史ある学校です。

“与えることは、得ること”をモットーに、人とのつながりの体験を通して学んでいくことを大切にし、心と力の調和を求める教育における福祉教育とその実践は欠かすことのできないものであるという考えに基づき、ダルニー奨学金の支援は1995年から、タイとラオスの子どものべ142名を支援し、彼らの学びを応援し続けてきました。

支援当初から、民際センターから職員が学校に伺って、民際センターの活動やダルニー奨学金について全生徒の方々に話をしていますが、今年はコロナ禍の中、密を避けるため講演を事前に録画し、後日、学校の行事「クリスマス練成会」にて上映していただきました。

1年生

2年生

3年生

練成会後、今回話を聞いた約300名の生徒の方々から感想文が寄せられたのです!
1つ1つ読み返しながら、皆様がメコン5ヶ国の子どもたちに深く思いをはせてくれていることを実感しました。そして、1人1人の
優しさに触れ、そのような心を持つ皆様と直接ではないですが出会えたことは民際センターの大きな財産なることでしょう。
その感想文の主な内容は、
・学校に通って勉強をすることや食べ物に不自由がないことは、当たり前と思っていたけれど実はそうではないことがわかりました
・日頃の生活の中でも困っている人を助けたいです
・地理の時間に習ったSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))の取り組みを聖セシリア女子中学校も行っていることを知りました
・募金を集めてダルニー奨学金の支援をしているが、具体的にどのような内容に使われているのかがよくわかりました
・将来はNGOで働きたいけどどうしたら良いですか?
・支援国の子どもたちが、お家のお手伝いをしていることを聞き、私ももっと家の手伝いをしなければと思いました
など、中学生目線の心温まる内容ばかりでした。本当は全部紹介したかったのですが、代表的な感想文を各学年お1人ずつ紹介させていただきます。

 

私は、ダルニー奨学金の支援についてよく知りませんでしたが、今日の話を聞いて良くわかりました。1人が1人を支援することができるということがわかりやすくて良いと思いました。学校で募金をしているけれど、どこの、どんな人に届くのか、ちゃんと使ってもらえているのだろうか?などと心配に思っていたので、支援している子どもの写真が送られてくるダルニー奨学金はとても良いと思いました。学校に行きたくてもいけない子が1人でも多く学校に行ける様に、多くの人にこの奨学金のことを知ってもらいたいと思いました。今回の、お話を聞きもっとこの支援に携わりたいと思いました。(1年生)

 

 

 

今日のお話を聞いて、何気なく寄付をしていたお金がどうなっているのか、具体的に知ることができました。私たちは普通に学校に通っていますが「学びたいけれど、経済的な事情で学べない」子どもたちもいて、彼らは学校に行けて本当に嬉しいと聞きました。その彼らの喜びを作る活動ができているのも素敵なことだと感じました。今後、募金活動を行うときは、もっと心を込めて行うことができる気がします。沢山の人が学べるようになることはとても大切なことだと思いました。(2年生)

 

私は福祉委員なので、ダルニー奨学金についてある程度のことは資料を読んで知っていたけれど、実際に、ラオスやカンボジアに現地にも行って子どもたちの支援に携わっている人からお話を聞くと、初めて知ることも多く、自分たちの支援をより身近に感じることができました。また、ダルニー奨学金は他の支援と違い1対1の支援で、子どもの顔を見ながら支援できるので、わかりやすく、やりがいのある活動だと感じました。世の中には、他にもたくさんの支援活動やボランティアがあるのでこれを機会に調べて、積極的に参加してみようと思いました。(3年生)

今回は、残念ながら録画でのつながりでしたが、新型コロナウイルスの感染が終息しましたら、直接生徒の皆様とお会いしたいと思っています。

長野県松本蟻ケ崎高等学校 様

文化祭「ぎんが祭」におけるバザーの売り上げによる支援

本校で毎年7月に行われるぎんが祭(文化祭)では、民際センターを通じたダルニー奨学金によるカンボジアの子供たちの支援を目的とし、地域住民の皆様から物品を提供していただき、バザーを行っております。この取り組みは10年以上続く歴史あるもので、ぎんが祭の一つの目玉にもなっています。毎年、地域住民の約700軒を1軒1軒訪問し、バザーの主旨の説明とチラシを配り物品の提供を呼び掛けます。物品の回収は放課後を2日間使い係の生徒を総動員し、教員も車を出して大きな物品や数量が多い場所を手伝い運びます。物品は日用雑貨がメインでタオルや食器など様々なものがあります。中にはソファーや木の彫刻、掛け軸などお宝も提供されます。

バザー準備の様子

陳列の様子

今年度は生徒と考え、新しい取り組みとして、保護者の方々にも協力を呼びかけ、物品を提供していただきました。集まった物品を代表の生徒が会場のレイアウトを工夫し、多くの品物をお客様が手に取りやすいように係の生徒全員で協力して陳列しました。また、これまで支援してきたカンボジアの子供たちの写真を掲載し、来場した方々にカンボジアの子供たちについて知っていただけるように工夫しました。文化祭当日は朝からバザーを楽しみにしている地域住民の列ができ、文化祭の開始とともに多くの方々が会場にお越しいただき、28万円の売上を出すことが出来ました。生徒は「目標の30万円には届かなかったけれど、接客・レジ・品出しなど多くの仕事を通して日本とカンボジアの繋がりを感じる事が出来たし、やり切った感がある。」と話していました。来年度はさらに多くの寄付ができるように工夫していきたいです。

学校の皆様に感謝状をお渡ししました

永年のご支援の感謝の気持ちをお伝えするため、民際センターの柳澤理事と職員が、理事長とカンボジア事務所・所長からの感謝状をお渡しに学校に伺いまし、直接、校長先生を始めとする先生方、生徒様方にお会いし、バザーを通じた学校の教育支援に関する歴史や考え方をお聞きしました。民際センター側からも、現在ご支援いただいているカンボジアの生徒は、ご支援なくしては就学できなかったことへの感謝を伝え、学校様の取り組みが遠い国の貧困削減・平和構築に貢献していることをお伝えしました。

感謝状授与の様子

先生、生徒の方とご一緒に

学生団体SWITCH 様

「運動会」を通じて学生生活を充実させ、国際協力も実現

私達学生団体SWITCHは2009年に創設され、今年で10年目を迎えます。

私達は”1人でも多くの人に切り替わるきっかけを届け、社会を活気づける波をおこす”というミッションを達成するため、日々活動しています。

社会貢献につながるイベントやボランティアを行なっていますが、中でも1番のメインイベントは、毎年9月に開催される大学生1000人で行うCharity Sports Festivalです。

毎年多くの感動を呼ぶこの大運動会ですが、1番の魅力は、運動会に参加することで、楽しみながら社会貢献ができる、ということです。

運動会への参加費は、必要経費を除く全額を民際センターを通じてカンボジアの子供達の教育支援(ダルニー奨学金)に充てさせていただきます。
これまで8回開催されてきましたが、今年は初めて、東京都内で開催されることとなりました。

今年も参加してくださる皆様と、最高の運動会を行い、子供達に笑顔を届けたいと思います。

そして私達は毎年、3月に実際に支援しているカンボジアへ、スタディツアーに行きます。
カンボジアの小学校や中学校でも運動会を行い、情操教育として子供達に協力することの大切さや喜びを伝えています。
今年のスタディツアーでも、2つの小学校と1つの中学校で運動会を行いました。

そして今年は、クラウドファンディグを行い、皆さまから多くの支援金をいただき、図書支援を行うことができました。
現地で本棚を作り、1000冊の本を送りました。
子供達が、本から様々なことを学び、成長することを願っています。

これからも私達は社会に切り替わるきっかけを届けるため、活動を続けていきます。
学生だからこそ、できることはたくさんあるはずだと信じています。

私達学生団体SWITCHの活動をこれからも応援していただければと思います。よろしくお願い致します。

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山梨英和中学・高等学校 様

20キロを走るウォーカソンで400人以上を支援

山梨英和中学・高等学校

※ウォーカソンとはウォークとマラソンを合わせた造語です。

 

山梨英和中学・高等学校は1990年にタイの中学生を支援して以来、これまで400人以上、口数で約1,170口を継続支援してきました。
さらに、奨学金支援だけでなく、自分の目で奨学生の実情を見て奨学金の意義を確認するため、先生や生徒がタイ研修旅行に参加しました。

2004年には同校単独での研修旅行を実施、2007年にはタイ・ラオス・日本の中学生交流事業に参加しました。

支援方法は1年おきに開催するウォーカソン。生徒が区間ごとに親や親せきの人たちなどとスポンサー契約し、山あり谷ありの20キロの山道を走り抜きます。
そして、走った区間の契約金をダルニー奨学金として提供します。

2009年度の完走率は97.1%。タイやラオスの子どもたちのために20キロを必死に走る生徒たちは、困っている他者に手を差し伸べることができたという達成感を感じ、さらに自信を強め、仲間との連帯感を深めます。

こうした活動が評価され、平成22年度には財団法人ソロプチミスト日本財団の社会ボランティア賞(青少年の部)を受賞しました。

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東京都八王子市立松木中学校 様

広がる支援活動の輪

東京都八王子市立松木中学校

松木中学校には今から10年程前にボランティア部という部活動があり、その部の活動の1つに「ダルニー奨学金援助」がありました。
その後、顧問の異動によりボランティア部は廃止になってしまいましたが、その活動は生徒会活動の取り組みの一つとして引き継がれていきました。

全校生徒にダルニー奨学金について知ってもらうため、民際センターのスタッフの方の講演会を開いたり、生徒会本部役員が直接民際センターを訪問し、お話を聞いて学んだことを、全校生徒に伝えながら支援への意識を高めていきました。

支援方法としては、「古本市」と「書き損じハガキ」の回収です。

年に1回ずつ行うこれらの活動には、全校生徒会や教職員ばかりでなく、近隣地域の保育園や小学校などにも協力を呼びかけながら取り組んでいます。
さらに「ペットボトルキャップ回収」の取り組みを加え、PTAや地域の方々との連携も深めながら、より積極的に支援活動の輪を広げています。

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北海道札幌白石高校 様

生徒が町内会の各戸を廻り、書き損じハガキを回収

北海道札幌白石高校

北海道札幌白石高校は1996年から現在まで15年間一度も途切れることなく、書き損じハガキを集めてタイ・ラオスの子どもたちを継続支援しています。

これまでの支援の合計数は、現在支援している奨学生も含めてタイ84人、ラオス61人です。

支援のきっかけは、生徒が検討した複数のボランティア団体の中から、多くの生徒が活動に関わりやすいことや、支援した子どもの写真が送られてきて支援の形が見えることを考慮してダルニー奨学金に決めたのではないかと思います。

 

書き損じハガキの集め方

書き損じハガキの集め方は、まず生徒会を通じて各クラスに2名いる生活委員が、各クラスに書き損じハガキ回収キャンペーンのプリントを配り、校内放送でも呼びかけます。先生にも協力を依頼します。また、町内会にもお願いの文書を配布します。
そして、学校内では12月中に、町内会では1月中に回収作業を開始します。
とくにプリントを配布した町内会には生活委員と保健委員が総出で各戸を廻り回収します。

多くの生徒がボランティア活動に対する関心を高め、福祉活動の大切さを確認することがボランティア・福祉活動の目的です。

15年もの長期にわたって支援を継続しているのは、アジアの子どもたちを支援するダルニー奨学金がこの活動目的に合致しているからではないでしょうか。
これからも、できる限りダルニー奨学金を応援していきたいと思います。

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ラオスクールプロジェクト 様

校舎建設を目指しての募金活動、図書館建設、現地訪問

ラオスクールプロジェクト

私がこの活動を始めたきっかけは、ダルニー奨学金を支援している高校の先生が「ラオスの子ども達のために新潟の学生でボランティア活動しないか」と呼びかけたことです。

「教育」が一番身近で、その大切さを実感している学生だからこそ、ラオスの子ども達も教育によって夢を持ってもらいたいと考え、小学校の校舎建設を目的に資金集めの活動をスタートしました。

街頭募金、フリーマーケットへの出店、チャリティーイベント、キャラバン。しかし3年目から建設費700万円という高額な費用に限界を感じ始めました。また、活動が長引くことで、700万円を集めること自体が目標になってしまい、「私達の活動は正しいのだろうか」と悶々とすることもありました。

そんな中、民際センターから図書館建設の提案があり、メンバーで何度も話し合いました。そして、ラオスの子ども達と新潟の多くの寄付者の方々の期待に早く応えたい、3年間で集まった約200万円で今出来ることをしたいとの思いから図書館建設に決めました。

図書館は今年7月に着工し2ヶ月でほぼ完成。9月に贈呈式に参加するために、仲間6人でラオスに行きました。場所はサワンナケット県のサイヤペット村。生徒数1,000人の小中学校と幼稚園が同じ敷地内にあり、図書館は敷地のちょうど真ん中に建っていました。

贈呈式では、生徒代表の子が日本語で感謝のスピーチをしてくれました。出来たばかりの図書館で子ども達が本を読んでいる姿や、帰りに涙を流して私達を見送ってくれる姿を見て、図書館に変更して良かった、ラオスに来ることができて良かったと思いました。

支援とは何なのか、改めて考えさせられた現地訪問でしたが、私達学生も3年半の活動で多くのことを学びました。

ラオスクの支援活動はこれで終わりではなく、今後も図書館をベースに定期的に村を訪問し、子ども達と交流していきます。また、新潟の小中学生も巻き込んで、ラオスと日本の子ども達の繋がりも作っていけたらと考えています。

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千歳市立富丘中学校 様

チャリティ・コンサートで支援

千歳市立富丘中学校

本校の生徒会では5年ほど前から書き損じハガキを回収する活動を行っていましたが、その目的や目標が曖昧であったために支援の輪があまり広まりませんでした。この状況を改善しようと生徒会役員会で話し合った結果、まずは目的をはっきりさせた上でこの取り組みを広く知ってもらい、更に主体的に取り組みに関わるメンバーを増やしていこうということになりました。その中で企画されたのがチャリティー・コンサートです。
幸い、本校は北海道で一番生徒数が多いため(正確には今年の春に分離新設校ができたため生徒数は半減してしまいましたが)部活動も多くあり、器楽の部活動もリコーダー部、吹奏楽部の2つがあります。
演奏会は生徒会が主催・運営し、この2つの部活動に出演を依頼する形で行います。演奏会の冒頭で生徒会長が挨拶をし、書記長が東南アジアの教育の現状レポートと生徒会の支援活動のプレゼンテーションをします。その後、リコーダー部と吹奏楽部が観客に馴染みのある曲を演奏します。最後には吹奏楽部の伴奏で観客と一緒に「故郷」を歌い演奏会の幕を閉じます。

会場では書き損じハガキの回収の他に、募金活動や使用済みインクカートリッジの回収活動も行います。休憩時間には、小さな子ども向けに吹奏楽部の楽器体験コーナーを開設するなど、観客とのふれあいも大切にしています。

演奏会の会場である本校体育館には本校の中学生の他にも、地域住民や校区内の小学生など幅広い年齢層の人たちが集まります。また、地域版の新聞でも報道されることから、事前に地域住民から書き損じハガキやインクカートリッジが送られてきたりもします。生徒会役員会が狙った「支援の輪の拡大」が、こうして毎年少しずつ広がってきているのが感じられます。

演奏会は2009年から始まり今年で4回実施してきました。支援額は、まだまだ決して多いとはいえませんが(注:昨年度はタイ奨学金Aタイプ3人分、一昨年度はAタイプ4人分のご支援でした)、多くの人に東南アジアの子どもたちの現状を広く知ってもらえるようになりました。

生徒会役員の中にも代々この活動を引き継いでいこうという意識が芽生えてきました。分離により学校規模が半分になったため、次回の開催には課題も出てきましたが、これからも生徒会役員と知恵を出しあいながら支援活動を続けていきたいと思います。

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早稲田大学生協学生委員 様

文房具や食堂でのメニューの募金上乗せなどで支援 新しい募金方法も考案中

早稲田大学生協学生委員

早稲田大学生協学生委員会とは、早稲田大学生協に属する学生のみで構成された組織です。

早稲田大学の組合員である学生が悩みや不安を解消し、魅力ある大学生活を実現する事が出来るように、日々活動している団体です。普段は生協の組合員を対象としたイベントなどを企画したり、学生向けのフリーペーパーを発行したりしています。

早稲田大学生協学生委員会は、内部でいくつかの部局に分かれています。その中に「社会貢献」という部局があります。この部局は、早稲田大学生協学生委員会に所属している人の中でも特にボランティアに興味がある人で構成された部局です。民際センター様の募金活動などに参加しているのは、主にこの部局に所属している人です。

私たちが、数多くあるNGO団体の中でもあえて民際センターを支援しているのには、理由があります。それは、子どもの教育支援をする事によって子どもの将来に向けて投資をするといったダルニー奨学金のやり方に共感を得たことです。

支援する事を決めたのがおよそ10年前で、当時は書き損じたハガキを寄付するなどといった小さな事から始めました。
それからだんだんと活動の幅を広げていき、今では民際センターと一緒になって募金活動を行うことはもちろん、早稲田大学生協で販売している文房具や、食堂で販売しているメニューに募金額を上乗せして販売するなどといった活動も行っています。

民際センターを支援すると決めてからは、もう随分経ちます。しかし、本格的に支援し始めたのは、2.3年前からです。

そのため、まだまだ改善の余地があり、今までやってきた文房具や食堂メニューへの募金額上乗せ販売以外にも、なにか新しく出来る事がたくさんあるのではないかと私たちは考えており、定期的に話し合っています。今まで以上に活動の範囲をもっと広げ、更に民際センター様の力になるような活動をしていきたいです。

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STUDY FOR TWO 様

約40の大学、300名の学生が中古の教科書販売で教育支援

STUDY FOR TWO

STUDY FOR TWOは、勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界を実現するため、まず国内の大学生に対して中古教科書回収販売事業を実施し、収益の80%を途上国の子どもたちへの教育支援としている団体です。

中古教科書回収販売事業は・大学生から使い終えた教科書を回収する・回収した教科書を、安価で大学生に向け再販売する・収益8割を開発途上国の子どもたちへの奨学金として寄付する、というプロセスです。

この活動は、代表の石橋が大学1年生時に海外ボランティアに東南アジアに行ったことがきっかけです。

そこで出会ったのは、自分と同じ”お金がない家庭”に生まれついたはずなのに、勉強したくても勉強できない子どもたち。自分は奨学金や様々な機会に恵まれ、勉強することができるにもかかわらず、彼らはお金がないから、機会がないから勉強できない。その差はどこの国に生まれついたか、それだけだと感じました。

2年生になり、大学に戻ったとき、奨学金をかりて大学に行っている石橋には新品の教科書を何冊も購入することは気が重く、先輩から教科書をもらっていました。そんなとき彼がふと思いついたのが、この団体が始まったきっかけでありました。それから約2年半が過ぎましたが、いまでは全国約40大学、300名のメンバーが必死に活動しています。

収益金をなぜ国際協力への寄付するのか?石橋は「出会ってしまったから」、その一言に尽きると言います。

今後は40大学にまで増えてきた支部をきちんと統制し、さらに大きな活動にしていきたいと考えています。2013年4月にはまた大きな教科書販売シーズンが来ます。そこで大きく売上を上げ、奨学金だけではなく、他の支援活動も実施していきたいと考えています。

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奈良県・片塩中学校 様

新聞の掲載で外部からハガキや切手等が届いた!善意の活動が世間に通じて「嬉しい」

奈良県・片塩中学校

恐らく2005年の秋頃だと思いますが、民際センター事務局から届いた「書き損じハガキによるタイ・ラオスの子どもたちの支援」ご案内のはがきを見て、奈良県大和高田市立片塩中学校は生徒会が支援活動に取り組むことに決めました。

現金ではなく書き損じハガキで支援できること、同じ中学生であることなどが支援を始めた理由でした。

以来毎年、年賀ハガキの当選番号が決まるちょっと前に、プリントの配布と校内放送で書き損じハガキの収集を生徒に告知し、抽選終了後、職員室前と生徒が出入りする昇降口前の3箇所に収集箱を設置。さらに登校時に生徒が呼びかけをします。

こうして2005年度からずっと毎年、奨学生3~10人分の書き損じハガキを集めてきました。
ところが、昨年は奨学生28人分を支援するハガキや切手、現金が集まりました。

これは、民際センター事務局が地元の新聞社に同校の活動を記述したプレスリリースを送り、まず毎日新聞が取材をして記事にし、それを見た奈良新聞など他の新聞社がさらに取材して記事にしたためで、読者から同校にはがきや切手、現金などが送られてきたからです。

その内訳は、同校で集めたハガキ1,108枚、外部から送られてきたハガキ267枚。切手は同校3,166円、外部148,897円、現金(募金)は同校24,722円、外部7,000円でした。送られてきたハガキや切手のうち、住所氏名のわかる分については、生徒会がお礼の手紙を書きました。担当の太田先生も生徒も「善意の活動が世の中に通じることがわかって嬉しかった」と言います。

生徒会の生徒たちは現地から送られてきた奨学生の写真を見て、「私たちの支援活動で、この子が学校に行けたんだぁ」と支援の成果を実感します。その実感に不特定多数の人たちからの支援を受けた昨年の喜びを重ねて、同校の生徒会は来年も1月になると支援活動を開始します。

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早稲田大学ラオス学校建設教育支援プロジェクト ~スーン~ 様

毎年2週間、ラオスの小学校で「きっかけ教育」を実施

早稲田大学ラオス学校建設教育支援プロジェクト

スーンはラオス南部にあるチャンパサック県の小学校2校を対象に、教育支援活動を行っています。
この活動は、ある学生がラオスを訪れた際、ラオスの教育現場における教員の質の低さ、教育に対する関心の低さや、手を洗う習慣や公共トイレを正しく使う習慣がないなど、衛生環境がよくない現状に対し、学生だからこそできるソフト面の支援をしたいという思いからスタートしました。活動においては、私たちは子どもたちの視野を広げること、思考力を養うことに重点に、内容としては学科、衛生などの面からアプローチしています。
そして、私たちの価値観の押しつけになってはいけないという考えから、「共に考え、共に感じる」という理念でアプローチしています。
さらに、私たちが現地で問題を解決しようとするよりも、その問題を考えるきっかけを与える活動をした方が目標である「内発的発展」につながると考えたので、今は「きっかけ教育」という軸で活動をしています。

教育支援というのはなかなか成果がはっきりとは表れず、毎回自分たちの活動は本当にこれでよかったのだろうか、と考えてしまう面もあり、毎回試行錯誤しながら活動しています。
しかし、私たちが訪れる2週間は生徒の出席率がとても良いという話を先生から伺ったり、自分の子どもが日本人の大学生が支援しているこの小学校に通えてラッキーだなどというお話を村人から伺ったりすると、私たちの活動が少しは役立っているのかなと感じることができます。

私たちの活動の成果は見えにくいかもしれませんが、これからも誠実に現地の方々と同じ目線に立って、一緒に考えながら活動を続けていきたいと思います。

民際センターとは、ラオスの教育支援という同じ領域で活動しているので、イベントなどで時々、ファンドレイジング活動のお手伝いをしています。

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精華中学校 様

2008年から、書損じハガキ収集でタイ中学生19人の奨学金支援!

支援するタイ中学生の写真

2014年12月、京都府相楽郡精華町立精華中学校からの依頼で講演をさせて頂きました。

同校が2008年から奨学金支援を続けているタイ東北地方の子どもたちの教育事情や、中学3年間を奨学金支援した元奨学生の消息なども話してほしいということで、当日は全校生徒約340人の前でお話をさせて頂きました。また、講演後に生徒会メンバーとダルニー奨学金担当教諭にインタビューをさせてもらいました。

奨学金支援のきっかけは、2007年当時生徒会メンバーだった中学3年生の「国際貢献活動をしたい」という提案でした。
以来、毎年生徒会が中心となり、学校内だけでなく、周辺のスーパーや駅に生徒会手作りのポスターやハガキ回収箱を設置して、ハガキ寄贈を募っています。

同校生徒会メンバーに、支援活動のやりがいなどについて質問したところ、次のようなコメントがありました。

「日本の子どもは経済的に恵まれているが、世界には小・中学校に行くことができない子どもが多数いるので、その中で、タイ東北地方貧困家庭の中学生の教育支援ができて嬉しい」 

「姉も生徒会メンバーで私は小学校の時から国際協力に関心があったので精華中学生徒会に立候補した」 

「同じ年頃のタイの中学生をハガキ収集活動で支援できるのは驚きだ」

「支援する奨学生の写真と報告書が毎年送られてくる、一対一の顔が見える国際協力の形がわかりやすい」

タイ中学生の奨学金証書

生徒会メンバーたちの活動は、毎年届くタイ中学生の写真を全校生徒が見ることができるように校内の壁に張り出したり、「書き損じハガキキャンペーン」の垂れ幕やポスターやチラシ、ハガキ収集箱の製作など多岐にわたります。
そして、毎年1月中旬には、最寄り駅やスーパーの前で、書き損じハガキ寄付の呼びかけも行っています。

書損じハガキキャンペーンの垂れ幕

【書き損じハガキキャンペーンの垂れ幕】

同校は2008年から毎年確実にタイ中学生の卒業までの3年間の支援を続けており、2014年までに卒業した元・奨学生の数は8名。

今回の講演依頼をきっかけに、同校からの依頼もあり、元奨学生の消息を、民際センター・タイ事務局を通して、それぞれの学校に問い合わせをしました。
中学卒業後、都市部に働きに行く元奨学生も多く、元奨学生探しは思っていた以上に難航しました。

奇跡的に1人の消息が判明し、タイ事務局スタッフが、元奨学生に電話インタビューをすることができました。

元奨学生ナムフォンさん

(※左は奨学金受給当時、右は現在のナムフォンさん)

【元奨学生ナムフォンさんからのメッセージ】

「中学生の頃、父が他界し母が再婚し他県に引っ越したため、私は祖父母と住んでいましたが、精華中学校が奨学金支援をしてくれたおかげで、中学校を卒業できました。高校に入ってまもなく祖父が他界したため高校中退。

昨年結婚し、夫婦共働きしながら6ヶ月の娘を育てていますが、現在私はセブンイレブンの副店長です。
中学をちゃんと卒業できたから、責任ある仕事を任されています。将来は働きながら、いつか高校を卒業する夢も持ち続けます。
精華中学校からの3年間の奨学金支援に心から感謝しています!」

タイ中学1年生からのメッセージ

【2014年に支援開始したタイ中学1年生からのメッセージ】

「Thank You Seika Junior High School for Supporting Our Scholarship」

書き損じハガキポスター

【精華中学校生徒会メンバーが手作りしたポスター】

「書損じはがきキャンペーン。ご協力ください!!! ~タイの中学生に奨学金を~」

講演を終えて、最寄り駅の祝園駅構内には精華中学校生徒会メンバーが作ったポスターが貼ってありました!

2015年の京都新聞

また、2014年度に寄贈してくださった精華中学校の書き損じハガキが、タイ奨学生9人の中学3年分と非常に大量でした。
その理由は「精華中学校の書損じハガキ収集活動が新聞で取り上げられ、その記事をご覧になった方から、大量のハガキ寄贈が」あったから。こういった活動がもっと広がってくれることを願っています。

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