タイ支援の為に23.5キロを走って汗をかく「ウォーカソン」
山梨英和中学校・高等学校では2005年度から隔年で(それ以前は3年に1回の割合で)ウォーカソンを開催し、民際センターのダルニー奨学金に寄付してきました。
ウォーカソンとは、ウォークとマラソンをくっつけた合成語で、他人のために汗を流して長い距離を進む、という意味です。距離は全長23.5キロ。それを5つの期間に分け、区間ごとにスポンサーと契約を結びます。例えば、各区間100円で完走の契約なら100円×5=500円、2区間の契約なら200円となります。
中学生には大会前にビデオを見せ、大会の趣旨を説明し、理解と協力を呼びかけます。その後、大会までに生徒が自分でスポンサー(親や祖父母、親戚たち)を見つけて契約を結びます。ウォーカソンの寄付で2002年度は1,319,325円が集まり、タイの子43人の3年分の奨学金になりました。2005年度も1,343,760円を寄付することができました。また、民際センターの秋尾代表も2002年度、2005年度と2回続けてウォーカソンに参加しました。
山梨英和中学校・高等学校の強歩大会には長い歴史があります。1960年度実施の大会を区切りに交通事情の悪化で中断しましたが、1981年度から新コースで再開。そして、アメリカに留学していた生徒の提案で、ただ走るだけではなく、上記の説明のような『ウォーカソン』という仕組みを取り入れることになったのです。そして1989年、ダルニー奨学金が紹介された新聞記事をきっかけに、ウォーカソンで集まったお金をダルニー奨学金に寄付することになりました。1989年から2005年までに6回のウォーカソンが実施され、ダルニー奨学金に寄付してきました。
こうしてタイの子どもを支援してきましたが、その間、タイ東北地方の子ども達の実情や奨学金の使い道を知る目的から、1993年のタイ研修旅行に教師2名が参加。翌年の秋には生徒も参加しました。その後、2002年までに生徒17名と教師17名が参加。さらに、2004年には念願だった「山梨英和単独の旅行」が実現、教師1名と生徒11名が参加しました。旅行でタイ東北地方の村に泊まり、奨学生に会ったり、村人や学校の先生・生徒と交流したりした体験をきっかけに、自分の生活を見つめ、あらためて将来を考える生徒もいるようです。