支援者の声 ベトナムの中学生を支援している株式会社オカムラホーム

千葉県八千代市にある株式会社オカムラホームは、ダルニー奨学金を通じて、ベトナムの中学生を支援しています。今回は、現地で奨学金授与式に参加されたオカムラホームの方の声をお届けします。

ベトナムの中学生へのオカムラホーム奨学金の授与に関して

2017 年 10 月 18 日と 19 日にかけて、EDF Vietnam (The Education for Development Foundation Vietnam Office) による、奨学金授与式に、オカムラホームの代表として参加しました。

今回の奨学金授与は、ベトナム北部、首都のハノイから 90キロメートルほど、ホーチミンからは約 1,500キロメートル離れたタイビン省の、さらに中心街から車で1 時間ほど離れた田舎の中学校にて行われました。 今回の奨学金の授与は、会場となった中学校を含めて近隣の中学校 7,8 校から 100 人程度の中学生が選ばれ、オカムラホームからは 10 人に対して奨学金の授与を行いました。

その後、支援している奨学生2名の家を訪問しました。

母親と2人の弟と暮らす中学1年生の男の子

最初の家庭は母親と子ども 3 人の家族です。父親は麻薬に手を出し、行方知らずとなっています。
母親は家から 20キロメートルほど離れた海岸沿いの町へ魚の加工の仕事に出かけていますが、1 日の収入は 100,000VND(約500 円程度)であり、天候によっては入のない日もあり日々の食事にも困窮する状況で、庭の雑草を料理して食べる日もあるということでした。このために就学に必要なわずかな費用も工面できず、また一番下の子どもの面倒を見る人もおらず、今回奨学金の対象となった長男と、次男とで末っ子の面倒を見なければならないため、学校への通学をあきらめる決断をしていたそうです。 住む家はありますが、祖父母の所有で兄弟も多いため、この母親の所有物にはならず財産も全くない状況 です。家族を訪問し色々な状況の話を聞く中で、子どもが奨学金の対象になったことに対して、母親は涙しながら感謝の言葉を話していました。この長男に将来の夢を聞いたところ、農業をやりたいと話していました。 理由は、農業であれば自宅の近くで仕事をすることができ、母親の面倒も見ることが出来る、ということでした。

祖父母に育てられる奨学生

子どもの家庭は、同じく子どもが 3 人ですが、70 代の老夫婦が孫の面倒を見ている状況です。 父親は同じく麻薬に手を出して失踪、母親も貧困生活に嫌気がさし子ども 3 人を残して家を出てしまい、 祖父と祖母で小さな魚の養殖池の管理をしながら、子どもの面倒を見ています。 当然のことながら収入も微々たるものであり、働き手もいないため、長男の通学をあきらめて稼ぎ手 になってもらうしかないと決めていたようです。 この老夫婦も、前の母親も教育には熱心であり、機会があるのであれば就学を続けてほしいとの願望 を持っていますが、日々の生活にも困窮する状況ではまず優先すべきは生きていくことであり、そのためには働き手が必要でその結果が就学を諦めるという連鎖になっています。 この家庭も祖父、祖母から奨学金の授与について非常に喜んでもらえ、祖父は私に抱き着いて感謝の 気持ちを表していました。 この奨学生もそうですが、栄養の状況が良くないため非常にやせ細って、また背の低い子が沢山います。

ベトナムでは、様々な理由で学校に行く子をあきらめてしまう子どもがいます。オカムラホームの方が訪問した家庭のように、家族の問題で、学校に行くことをあきらめざる負えない子どももたくさんいます。奨学金があるから、子どもが中学校に行くことを認める大人もいます。

小学校を卒業した子どもたちが、中学教育を受けることでその子の人生は大きく変わります。今、私たちが、これらの子どもに就学教育支援をし、中学教育を受けさせることで、きっと貧困から抜け出し、自立する力をつけるでしょう。
「ダルニー奨学金」制度は、経済的貧困で中学生教育を受けられない子どもたちを支援する国際教育里親システムです。ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える”1対1の顔の見える教育支援”です。14,400円で1人の子どもが1年間中学校に通うことができます。
 

 
 

ベトナムの締切7月20日です。

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民際センター編集部
「公益財団法人民際センター」は日本生まれの国際協力教育NGOです。世界の子どもたちが中学校に通えるよう教育支援をしています。

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