ベトナム貧困地域における教育の重要性

 

寄り添う心と支援

今回は、奨学生のングエンチエンタン君の奨学金担当の先生、ブイコクカン校長先生からのお手紙を紹介します。お手紙には、ングエンチエンタン君の事、支援者様に対する感謝が綴られています。

<ブイコクカン校長先生からのお手紙>

人生はいつも素敵で感慨深い驚きに満ちています。人々が互いに愛し思いやると言う素晴らしい贈り物を他人に与えています。私がそう思うのは、生徒の一人、ングエンチエンタンが民際センターから支援を受けることができたからなのです。

2005年生まれのングエンチエンタンは、中学1年生になった時、母親にガンが見つかりました。父親はそれまで以上に懸命に働きました。しかし、その収入は病身の妻を養い3人の子どもたちを学校に通わせるには十分ではありませんでした。タンの一番上の姉はすぐに退学を余儀なくされました。学業を続けることができるのか、それとも彼の姉の様に退学しなければならないのか、とても厳しい選択を迫られていたのです。しかし、なんと素晴らしいことに中学1年になるときに民際センターの奨学生になることができたのです。

私は、民際センターが、私の生徒に人生の選択を与えてくれたことを本当に感謝しています。学校の校長として、彼は3つの理由で奨学金を受ける対象になり得たと思っています。

元気いっぱいの奨学生ングエンチエンタン君(右)はまだ12歳です

一つ目は、彼はまだ12歳なのです。家族の苦しみとか、読み書きができない辛さを知らないからです。

二つ目は、民際センターの支援は、彼を精神的に支えているからです。そしてそれは、人を信じることを覚え、皆が彼を受け入れてくれ、成功への足取りを近くで見守ってくれていると確信させていることでしょう。

三つめは、彼が勉強を続けられるとわかったときに、彼の母は精神的に楽になったためか病状が落ち着いてきたことです。

彼らの、そして私の感謝をなんとか支援者の方に伝えて下さい。なぜなら、その見返りを求めない心は二つの命、彼とその母の命を救っているのです。これこそ人間愛と言うのではないでしょうか?

新学期に際して、民際センターからの支援を担当する者として民際センターそして支援者の方に心からの感謝の気持ちを送ります。そして、さらに恵まれない子供たちの支援をお願いしたいと思っております。

生きていくには寄り添う心と思いやりが必要なのです。

ブイコクカン タイチエン中学校長(タイビン省タイハイ郡)

 

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民際センター編集部
「公益財団法人民際センター」は日本生まれの国際協力教育NGOです。世界の子どもたちが中学校に通えるよう教育支援をしています。

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