【支援企業・団体のご紹介】三洋化成工業~初めての書き損じハガキ収集でタイ奨学金5口分

京都に本社を置く三洋化成工業株式会社さんは、ダルニー奨学金支援のため、今年初めて書き損じハガキと使用済みインクカートリッジの収集を実施し、タイ奨学金5口分という成果を生み出すことができました。

同社総務本部CSR推進部の山田さんに、支援活動のきっかけや収集方法などについてお話を伺いました。

 

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【Q】書き損じハガキや使用済インクカートリッジの回収で、途上国の子どもの奨学金支援を行うことになった経緯は?

【A】民際センターからのアプローチ(最初は電話とメール)がきっかけです。同センターWEBサイトを見て、お金だけでなく、不要なモノの収集でも教育支援ができることがわかったので、上司に相談しました。

寄付金だと、会社の決裁関係が面倒なのと、担当者は寄付していることがわかるのですが、一般の社員にはわかりません。

でも、書き損じハガキやインクカートリッジ収集なら、社員も参加している(寄付している)ことになるので、CSRマインドの醸成という点でも良い取り組みだと思いました。

その後、民際センターのスタッフの方が当社を訪問してくださり、資料を拝見しながら詳しい話をお聞きしました。

現地の子どもたちを取り巻く厳しい教育事情などを知り、支援の必要性を強く感じました。

 

書き損じハガキ

<三洋化成工業さんで収集したハガキは、最終的には1900枚以上に!>

 

【Q】回収期間や回収方法なども教えてください。

【A】イントラネット掲示板を使って回収を呼びかけました。

回収にあたって上司(の上司)から「ちゃんと意義を説明するように」と言われていたのでイントラネットに掲載する文章にはかなり気を使いました。

期間は2015年12月から今年2月20日までの約3ヶ月間を今年度分としました。通年で回収して締切に間に合わなかった分は来年分に回す予定です。

京都本社以外の社員は社内メール便で送ってもらっていますが、時々、出張のついでに持って来てくれる方もいます。

インクカートリッジは、他の書類を汚さないように、ビニール袋などに入れてから社内メール便の封筒や箱に入れてもらっています。

ちなみに、インクカートリッジは、買取業者さんから回収箱と運賃着払い伝票を無料で頂けることも、インクカートリッジ回収を決めた理由の一つです。

 

インクカートリッジ

<インクカートリッジは「捨てられずに困っていたので助かる」という社員の方が多い!>

 

【Q】実際に収集や仕分け作業などで、苦労した点や嬉しかった点は?

【A】最初はインクカートリッジの仕分けは面倒だと思っていましたが、その都度行えばそれほど大変でもないことがわかり、買取価格も判明するのでコツコツすることにしました。仕分けして保管しているので場所を取るのが難点ですが、回収箱にある程度のカートリッジが集まったら買取業者さんに送ることにしました。

書き損じハガキは、額面で分けてからまとめて郵便局に持参し切手に変換してもらいます。

また、社内から切手の寄付も多数あり、その切手の種類がたくさんあったので、金額ごとに分けるのが正直かなり面倒です。

でも、ハガキもインクカートリッジも、毎日いろいろな方が持参したり、送ってくれるのでそれだけでも嬉しいです。

関係会社の方や工場で交代制勤務されている方など、普段お会いする機会の全くない方もイントラネットを見て送ってくださっています。

 

【Q】ハガキを郵便局で切手に交換したものをタイ奨学金締め切りに間に合うように、2月22日に民際センターに送って頂きましたが、結果を教えてください。

【A】切手で合計96,830円分(ハガキは約1,900枚)です。最初から切手を寄付する方がたもいます。

 

【Q】タイ奨学金にしたのは、御社の工場がタイにあるからでしょうか?

【A】会社の事業所がある国のほうが賛同は得やすいです。

 

【Q】ハガキとインクカートリッジを寄付する際に、社員の方がたの印象に残るコメントは?

【A】カートリッジに関しては捨てるのに困っていたとか、店の回収ボックスに持っていくのが面倒なので助かると、みなさんおっしゃいます。

今度からは捨てたり店に持って行ったりせずに会社に持参しますと言ってくれる方が多いです。

中には「何年も捨ててなかったんです」と袋一杯持ってきてくれる方も。

ハガキもカートリッジも「こんなのでよければ・・・」とか、「少しですが活用してください」とメモを入れてくれている方も多いです。

また、わざわざ実家のハガキも探してきてくれる方が何人かいらっしゃいました。

お父様が間違えてたくさん買ったハガキが世の中の役に立ってよかったと冗談交じりに言ってくださる方も。7円や10円のハガキとか

いろいろな記念切手とかも送られてくるので、とても興味深いです。

役員(社外取締役)から「地道ながらも継続が大事ですのでがんばってください」と励ましていただきました。本当に継続が大事だと思います。

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三洋化成工業株式会社様、インタビューにご協力頂き、誠に有難うございました!

 

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民際センター編集部
「公益財団法人民際センター」は日本生まれの国際協力教育NGOです。世界の子どもたちが中学校に通えるよう教育支援をしています。

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