カンボジア 子どもたちの教育を阻むものとは-2

子どもたちの未来のために

カンボジアの義務教育は中学校三年生まで、日本と同じです。この間、授業料はかかりません。ですが、就学率は47%(2017年文部科学省データ)、と信じられないくらいに低い数字です。地方に行くと、経済的に貧しいこと、学校の数が少なくなり家から学校の距離が遠くなってしまうこと等の理由により、この数字はさらに低くなります。そして、子どもたちは中学校に入学する前後の年齢になると、家事の担い手、農作業等の労働力として期待されます。この傾向は貧しい家庭の場合、より顕著になります。まずは、食べること、生活することが教育よりも優先される状況は致し方ないことなのかもしれません。また、学校に入学しても、退学率が17%(民際センターカンボジア事務所報告)で、中学校に入学しても学校を続けることの難しさがうかがえます。でも、今、教育を受けなければ、彼ら、そして次の世代も貧しさから抜け出すことはできません。是非、彼ら彼女らの窮状を知って是非ご支援をお願い致します。

スレイ ダエトさん(14才)

おうちの前で

ナイロンのかごを作って家計を助けます

 

 

 

 

将来は先生になりたいです。
8人の兄弟がいて私は末っ子です。私の父は、母と私たち兄弟を残して5年前に亡くなりました。うちには自分の土地はなく、母は十分な収入もないので、私の兄弟は就学をあきらめざるを得ませんでした。
私の母と姉の一人は村の工事現場で働いています。休日、私はナイロンのかごを作っています。一個20,000リエル(日本円で約600円)ですがなかなか売れません。
私は先生になりたくて一生懸命勉強しています。私は兄や姉の様に勉強をあきらめなければならない運命を受け入れたくはないのです。でも、うちは貧しいので私は中学校に行って勉強を続けられるかどうかはわかりません。

リミ ラド君(13才)

山で野菜を採ります

おばあさんと弟と

 将来は警察官になりたいです。
両親は数年前に離婚し、私と弟を祖父母のもとにおいて村を離れました。祖父母は、近所の人の土地を耕して毎月100,000リアル(日本円で約3,000円)と年に一度50kgの米をもらっています。父母は離婚後、私たちを訪れることも送金をしてくれることもありません。そして、私は、家計を助けるために近くの森で野菜を探さなければならないので、毎日は学校に行けません。その野菜を売って一日約10,000リアル(日本円で約300円)になりますが、野菜は毎日見つかるとは限りません。

ノブ ノエウン君(13才)

 

 

 

 

 


おうちの前で

将来は、先生になりたいと思っています。
私は一人っ子で数年前に母と父があいついで亡くなりました。父が死んだ後は近所の人に一緒に住んでくれるようお願いしましたが断られました。もう一人はとても養いきれなかったからです。私はどうして良いのかわからず、行くあてもありませんでした。私は親戚を知らないのです。しかし、数日後、年老いた男性が遠方からやってきて、私の叔父だというのです。私は驚き、そして、幸せな気持ちになりました。
その叔父には7人の子供がいて生活の状態からみんなが学校に通えているわけではありません。私も自分の就学を心配しています。叔父は貧しく、その上障害があります。彼には片足がありません。私たちは、籐からかごを作って生計を立てています。しかし、生活をするには、それらは充分ではありません。

小学校を卒業した子どもたちが、中学教育を受けることでその子の人生は大きく変わります。今、私たちが、これらの子どもに就学教育支援をし、中学教育を受けさせることで、きっと貧困から抜け出し、自立する力をつけるでしょう。
「ダルニー奨学金」制度は、経済的貧困で中学生教育を受けられない子どもたちを支援する国際教育里親システムです。ドナー1人につき1人の子どもを支援し、子どもには誰が支援してくれているのかを伝える”1対1の顔の見える教育支援”です。14,400円で1人の子どもが1年間中学校に通うことができます。
 

カンボジア締切7月20日です。

ダルニー奨学金について
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民際センター編集部
「公益財団法人民際センター」は日本生まれの国際協力教育NGOです。世界の子どもたちが中学校に通えるよう教育支援をしています。

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