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人生の岐路(ベトナムの奨学生からの手紙)

親愛なる民際センターの皆様へ

私は、タイビン県チエンハイ郡ナムチン地区に住むングエンハンホアと言います。今年、私はナムチンハイ高校の2年生になりました。

2年前、私が中学校3年生の時、父が仕事中の事故で亡くなりました。それは私の人生で一番の不幸でした。そして、不幸はそれだけではありませんでした。父の死は、母を追い詰め彼女は病気になってしまいました。私はもはや親からの支援は受けられず、私は家計を助けなければなりませんでした。それは私が学校を辞めなければならない理由で、私の夢は潰えたのだと思っていました。

しかしながら、ある時学校の校長先生が私の家に来て民際センターが1年の奨学金を進めてくれたときは本当に嬉しくて幸せな気持ちになりました。その時の私の幸せな気持ちをどう表現したらいいのかわかりません。民際センターが私を支援してくれたのは1年だけでしたが、その支援を受けた時、私は人生の岐路にいました。学校を辞めて父の様に、多くの危険と向かい合わせの労働者として働くか、勉強をして自分の人生を自分で決めて良い環境の中で職業を決めることができるのかと言う人生の岐路だったのです。母は病気で私と弟を養う事はできません。そのどうにもならない困難を私は超えることができなかったのです。ですから、その奨学金支援は私にとって、本当に重要なものだったのです。

民際センターの奨学金は、私の中学校4年生生活を後押ししてくれました。それは、物質的な援助だけでなく、私の心までを豊かにしてくれる支えになりました。私は、タイビン県主催の科学技術賞を受賞しました。そして、成績優秀で中学校を卒業し、高校1年生で優秀生徒賞を受賞しました。

元奨学生で成績優秀のングエンハンホア君

私は、民際センターの支援に本当に感謝しています。民際センターは私の未来は明るいということを感じさせてくれました。さらに、私は不幸であったけれど周りには情け深い人たちが身近にいるという事を感じさせてくれました。それは、今までもそしてこれからも変わらないでしょう。言語、文化、信条、宗教の壁を越えて人間は暖かいのです。

また、私は民際センターベトナム事務所所長ングヒエムカムバンさんに大変感謝しています。こんな地方まで来て私と友達に奨学金を渡してくれたのです。私たちの勉強を後押ししてくれた彼女がこれからも健康で美しい人生であることを心よりお祈り申し上げます。また、これからも困難な状況にある人を多く助けてくれることを願っております。

新学期の始まるこの機会に私はすべての民際センターの職員の方そして支援者の方に感謝申し上げ、皆様のさらなるご健勝をお祈りいたします。

ングエンハンホア

ングエンハンホア君、心温まるお手紙ありがとうございました。英語もびっくりするほどよく書けていました。すべてにおいて成績優秀なのですね。

手紙をくれたングエンハンホア君は、1年だけ支援を受けて勉強を続けることができました。
しかし、彼の手紙から物語られるようにまだ、沢山の子どもたちが支援を必要しています。

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