息子には同じ思いはさせません。(ベトナム奨学生の母親からの手紙)

※この手紙は奨学生のお母さんにインタビューし、その中学校の先生が書いたものです。

 

支援者様

民際センターの皆様

 

私の名前は、ヒエップンガヒア 地区 ジーンクアン町に住んでいるカ・バットと言います。

私の息子は、中学校に通っています。私自身は貧しい家庭に生まれたので、学校へ行く機会はありませんでした。

 

奨学生カ・バット

 

私は読み書きができません。

私は成長しそして結婚しました。夫も読み書きができませんでした。

 

私の人生は、安定しない賃金の安い仕事にしかつけない事で、さらに辛いものになりました。

また、読み書きができないため、会社には応募できません。私たちの今の仕事は肉体労働です。

その後も、読み書きができないために仕事を見つけるのは簡単ではなく、時には追い詰められました。

教育なしにはやりたいことは何もできず、仕事も得られません。

好きな道を進むことができないのです。

 

息子が生まれたときに自分の人生を振り返り、さらに辛くなりました。

そんな人生を送ってきたから私は、どんなにお金がかかっても自分の子ども達は、学校に行かせようと心に決めました。

そして、 2016年、私の息子は中学校に通うことになりました。

学校の先生のご尽力で、息子は、日本のダルニー奨学金を受けることができたのです。

 

私はとても感動し、民際センターのベトナム事務所、支援者の方と中学校の校長先生に本当に感謝しました。

奨学金を受け取ったとき、他の親御さんがサインできているのに私は拇印を押さねばならなくて、とても恥ずかしい思いをしました。

なぜなら、私は子供の頃、学校に行けなくて字が書けないからなのです。

 

思わず、息子を抱きしめて「よく勉強して私とお父さんを喜ばせてね。私たちは他の人たちと比べていつもひけ目を感じていたのよ。あなたは、精一杯頑張って自分の人生を変えなさい。」と言いたくなりました。日頃から、息子にはよく勉強するように言っています。

 

ベトナム奨学生の母親からの手紙

 

最後に、民際センターのベトナム事務所と中学校の校長先生が、うちの息子と他の貧しい生徒を支援してくれたことにいつも感謝しています。

本当にありがとうございました。

 

カ・バットより

 

カ・バットさんの息子さんは、支援を受けることができましたが、まだ支援を必要としている子どもたちがいます。

 

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民際センター編集部
「公益財団法人民際センター」は日本生まれの国際協力教育NGOです。世界の子どもたちが中学校に通えるよう教育支援をしています。

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