カムアン県ナクハティン村への教室建設支援のお願い

ラオス教室建設事業について

ラオスでは、2015年に中学校が義務教育となりました。しかし、2015年から2016年への学校数の変化を見てみると、935校から938校となっており、中学校整備(建設)は進んでいない状況がわかります。中学校の設置は行政の役割といえますが、限られた財政事情では、難しい状況です。行政に頼るのではなく、地域住民組織が自ら中学校を建設しようとしています。

小学校は村単位であるところが多いのですが、中学校は複数の村を学区とします。民際センターが最初に教室建設を行ったカムアン県の村は、地域住民だけで建設を始めました。しかし、安定した収入を期待できない農民がほとんどのため、建設は進みませんでした。そのような状況の中で、地域住民組織からラオス事務所に依頼があり、支援を行いました。地域住民の協力もあり、当初予定した1教室分の予算で、2教室を建設することができました。

民際センターの教室建設事業の特長は、行政の要請ではなく、地域住民組織の要請によって行うことです。このことは、2つの効果をもたらします。

1つ目は、地域住民組織が建設に協力してくれるので、支援いただいたお金を最大限活用することができます。最初に行った教室建設のように、1教室分のお金で、2教室の建設を行うことは無理ではありません。

2つ目は、住民組織はラオス事務所に要請を行うほどに、中学校教育に関する理解と熱意を持っています。ですから、教室という建物を支援したことで、中学校は地域住民組織を中心に運営されていくことが期待されます。

現在ラオスには、小学校8,864校あります。中学校は、938校あります。単純に計算すると、小学校9校に対して、中学校1校の計算になります。ラオスでは道路事情が悪く、この割合では通学に支障をきたす子どもがいることが推測されます。就学機会を提供するためにも、通学圏内に中学校を設立することは重要であると考えられます。日本では、小学校2校に対して、中学校1校があります。ラオスと日本では事情が違いますが、ラオスで中学校が不足していることは確かです。1教室の支援を通じて、中学校教育の理解と熱意を持つ地域住民組織が、増えることを願っています。

 

中学校を創設したいナクハティン村

今回、教室建設を予定しているのは、カムアン県セーバンファイ郡にあるナクハティン村です。ラオス中部にあるカムアン県には、セーバンファイ郡を含む10の郡があります。セーバンファイ郡庁から35キロの所にナクハティン村があります。

村には80世帯(471名)の家族が住んでおり、皆農業に従事しています。農業に従事しているために、収入は米の収穫に左右されます。

2001年に開校した小学校は、全校生徒73名です。来年卒業後、中学校に入学する予定の児童が、20名います。この村に中学校を建設することは、20名の児童に中学校進学の機会を提供するだけではなく、近隣の2つの村の子どもの中学校進学の機会を提供することにもなり、合計で30名から40名の子どもが中学校に通うことができます。


(教室を建設する小学校の入り口)


(小学校の全景)

 


(過去建設した中学校)


(過去建設した教室の内部)

ラオス学校建設事業では、1口のご支援で1つの学校を建設してきました。教室建設事業では、広く皆様からのご支援をもとに建設を行います。多くの方々の支援を集め、1つの教室を完成させます。

1口10万円の寄付として、35口(合計350万円)の寄付を目指します。

皆様のご支援をお願い致します。

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民際センター編集部
「公益財団法人民際センター」は日本生まれの国際協力教育NGOです。世界の子どもたちが中学校に通えるよう教育支援をしています。

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