【ご報告】「カンボジア料理でチャリティイベントin京都」が6月29日開催されました!

当WEBサイトでイベント告知を開催日の約1ヶ月前にアップしたものの、前半は参加申込者数が増えず心配しましたが、後半あたりから予約が増え始め最終的には数人がキャンセル待ちという状況にまでなり、ほっとしました!

そして、キッチンハリーナ(京都左京区)でのチャリティイベント当日。

日本在住12年のカンボジア人チョムナさんは、「貧困から抜け出すには教育しかない」という強い信念のもと、苦学しながらも奨学金を受給することで、将来を切り開き経済的自立を果たすまでになった自らの半生や将来の夢などを日本語で語ってくれました。

 

「教育こそが、将来を切り開く」と訴えるチョムナさん

チョムナさんスピーチ

 

チョムナさんの生まれ故郷はアンコール遺跡があるシェムリアップ。家族は農業を営む両親と5人兄弟でチョムナさんは4番目。

ポルポト政権時代、多くのカンボジア人が命を奪われましたが、チョムナさんのお母さんの両親(チョムナさんの祖父は村長だった為)も殺害されました。

1979年ポルポト政権が崩壊して数年後にチョムナさんは生まれましたが、内戦が1999年まで続いたので多くの人びとの生活は困窮。

小作農家庭で5人の子どもたちを学校に行かせることは大変な苦労でしたが、チョムナさんの両親は「教育こそが将来を切り開く」と子どもたちを励まし続けました。

 

高校を卒業したチョムナさんは更なる可能性を求め、単身プノンペンへ。

親戚や知り合いもなく、働きたくても雇用機会も住む家もなかったので、最初の1年間は非常に苦労しました。

しかし、親切な高齢女性宅で家事手伝いをしながら住めることになりました。

そして国立カンボジア工科大学(ITC)から奨学金を受給し「工専コース」で勉強し卒業。

更なる高等教育を海外で受けるため、チョムナさんは奨学金を模索し、ついに日本の文部科学省からの奨学金を得て2002年に来日。

語学学校で日本語を学んだ後は電子工学の専門学校へ。その後、昼間大阪で働きながら、夜間京都の大学で学びました。

現在は、大阪でエンジニアとして働いています。

 

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夢は仕事を通して母国の発展に貢献すること!

チョムナさんの将来の夢は、母国で起業してカンボジアの発展に貢献すること。

同時に、今も貧困のため教育機会を奪われている子どもたちのために、「貧しくても教育を受けて、経済的自立を果たせば将来が開く」ことを、自らの経験を示しながら子どもたちに伝え、支援していきたいと願っています。

今回のイベントにスピーカーとしてボランティア参加することで、参加費の一部がカンボジアの子どもの奨学金に寄付されます。

これは、チョムナさんが日本にいながらにしてできる祖国の子どもらのための支援活動です。

 

「私は今、日本に住み、打ち込める仕事があります。

でも、母国では基礎教育さえ受けられない子どもが多数います。私はこのまま日本でのんびり暮らしていて良いのでしょうか?

教育を受ければ、文字が読め、計算ができるようになります。そして、さまざまな情報を入手でき、チャンスをつかみ、貧しさから抜け出せるのです」

と熱く語って、チョムナさんはスピーチを締めくくりました。

 

次は、参加者からの質問タイム。

「ポルポト政権時代のことを人びとはどう思っていますか?」「カンボジアで起業するのは難しいですか?」など、さまざまな質問にチョムナさんは丁寧に真摯に答えてくれました。

そして、いよいよ食事タイム。キッチンハリーナ店主が前日から仕込みをし、心を込めて作りました。

 

カンボジア料理&スープ

<カンボジア風の魚のムニエル、海苔と豆腐のスープ、サラダをワンプレートに盛り付けました!>

 

カンボジアデザートとドリンク

<有機栽培のバナナと餅米を使ったカンボジアのスィーツとレモングラスティ>

 

フィリピンのバラゴンバナナとモチモチの餅米にココナッツミルクを加えて蒸した自然の甘さが引き立つスィーツ。

参加者の多くは、初めてのカンボジア料理に舌鼓を打ちながら、楽しいランチタイムを過ごしました。

ちなみに、当イベントには10代から80代まで実にさまざまな方がたが参加してくださいました!

 

京都新聞記事がきっかけで参加した方々、Twitterでイベントを知った大学生グループ、キッチンハリーナの馴染み客、そして、長年の奨学金支援者である「京都外大西高等学校の土曜英語講座」の前田教諭と生徒のご婦人方、奨学金募金箱設置の「ザ・パレスサイドホテル」関係者の方々も参加してくださいました。

また、昨年夏カンボジア研修に参加し街頭募金でカンボジア奨学金支援を訴えた立命館宇治高校の高校生も参加。

 

キッチンハリーナ名義のカンボジア奨学金1名分の誕生!

今回のチャリティイベント参加費の一部に、キッチンハリーナ設置募金箱に貯まった募金を加えても、カンボジア奨学金1人分の14,400円に満たないので、不足分をハリーナ店主がカンパしてくれることになりました!

奨学金送金締切の7月20日に間に合うよう、近々送金します。

支援するカンボジア奨学生の写真や報告書が今年12月に届いたら、キッチンハリーナの壁に掲示します。

そして、写真をとってチョムナさんにも送ります

 

【お願い】

カンボジアの子どもたちが教育を受け将来を切り開くことができるよう、1人でも多くの方に奨学金支援者になって頂ければ幸いです。

 

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民際センター編集部
「公益財団法人民際センター」は日本生まれの国際協力教育NGOです。世界の子どもたちが中学校に通えるよう教育支援をしています。

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