【カンボジア】中学に行きたいカンボジア少年の今

レンとおばあさん

<レンとおばあさん。家の前で>

 

レン・サラックは今年、コンポンチュナン県の農村部の小学校を卒業します。

先生になりたいと思っているので、10月から始まる中学校に行きたいと思っています。

 

レンのお母さんが亡くなると、お父さんはレンときょうだい(レンのお姉さんと弟)を捨ててさっさと再婚してしまいました。

そのため、3人はおばあさんの家に住むことになりました。しかし、おばあさんの生活も極貧でした。

それで、お姉さんは中1で中学校をやめて町に行き、仕事をみつけました。

何とかやりくりして、毎月30ドルを送ってくれます(お姉さんの仕事は不明です。

中1で毎月30ドルの仕送りをすることができる仕事とは一体なんでしょうか)。

それだけでは生活できないので、レンは放課後や休日に近所の農作業の手伝いをしたり、魚を捕まえたりしながら、わずかなお金を稼いでいます(1日1ドルを少し超える程度)。

 

レンが通いたい中学校は6キロ先にあります。

生活のため、早朝や放課後に仕事をしてわずかでも収入を稼ぐ必要があるレン。

レンにとって、歩いて往復12キロを通学することは仕事をする時間を奪い、それが家族の生活を直撃する可能性があります。

「私にはもはやレンを中学校に通わせるだけの収入がありません」と、おばあさんもレンの将来を心配しています。

 

レンはカンボジアの農村部に見られる子どもたちの、ほんの一例です。

コンポンチュナン県の統計によると、2015年度の同県の中学就学率は53.5%、中退率は21.2%です。

 

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民際センター編集部
「公益財団法人民際センター」は日本生まれの国際協力教育NGOです。世界の子どもたちが中学校に通えるよう教育支援をしています。

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