
山梨英和中学3年生の時、タイ研修旅行に参加。右から7番目が渡邊奈美子さん
ダルニー奨学金と出会って、人生が変わったのはタイの子どもたちだけではありません。私もその1人です。私は1994年に山梨英和からの初参加者として、タイ東北地方ウドンターニー県に行きました。
当時中学3年生だった私は、中学や高校へ行くことに対して何の疑問も持っていませんでした。しかし、タイでは学校へ行くことが当たり前ではないことを知り、大きなショックを受けました。「私と仲良くなったあの子は高校に行けないかもしれない。」そう考える度に涙があふれてきました。貧富の差という大きな壁を目の当たりにし、お金も技術もない自分に何ができるだろうと悩んだ末、出てきた答えは「学校に行きたくても行けない彼らの分まで一生懸命勉強して、学んだことを将来タイの人々に還元すること。」そう心に誓い、国際協力の道を歩み始めました。

2000年タイを再訪問し渡邊さんが支援する奨学生と対面
高校時代からNGO活動を始め、大学でも国際協力について学び、マニラのスラムでインターンをするなどして視野を広げていきました。
高校1年生から始めたダルニー奨学金支援の一万円は、お年玉やアルバイト代から出していました。少ないお小遣いの中から奨学金を出すことは大変でしたが、その分、お金の価値を知り、学べることの意味と責任を学ぶことができました。
今も働きながら子どもの権利の実現を目指すNGOで活動しています。そんな私を支えているのは、あのときのタイでの誓いです。教育の権利など子どもにとって当たり前のことが保障された子どもの権利条約の実現を目指して、特に日本の中・高校生に、世界の同世代の子どもたちの置かれた状況を伝えていきたいと思っています。
途上国の人々の役に立ちたい、その夢を叶えるため、私もアジアの子どもたちと共に学び、がんばっていきたいと思います!